2009年09月26日

新聞はいかがですか?

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飛行機に乗ると真っ先に聞かれる質問である。

 

もしこれが「エロ本はお読みになられますか?」と聞かれたら、普通は誰でも怒るだろう。そして恥ずかしそうに「こら!そんなもん、人前で見れるわけないだろ〜が!」

 

しかし面白いことに、機内の男性客、どうみてもビジネスで飛行機を利用している乗客は結構普通に「スポーツ新聞ありますか?」と聞く。

 

僕的にはこの時点でOUT。

 

スポーツ新聞が大好きな人もいるだろうが、ありゃあ得ろ本ですぜ。

 

どっかの風俗探検記とかしょうもない芸能人の下ネタとか、そんなもんを人前でど〜んと広げて読むあの神経、場所を選ぼうぜと言いたい。

 

もちろん得ろ本の存在は全く否定はしておりませんが、自分がそれを人前で広げている場面はどうも想像出来ない。

 

だから読む場所を選べばどうですかってのがぼくの意見。

 

どっかのハプニングバーで酔っ払って何かするんだったら、そりゃそういう場所なんだからそれでいいけど、だから英語で言えば「T・P・O」ですか、えっと、Time、PlaceOccasionだっけな、たまにパーになるおじさんだっけな、まあどっちも意味が似ているので良いとしよう。

 

けどけど個人的に頭に来るのは、飛行機の中でそんなもん読んで芸能ネタと昨日の巨人のゲーム差しか学んでない状態で「おれさ〜、仕事にいろいろ不満があるんだよね〜」なんて言わないで欲しいってこと。

 

自分がバカになる道を選んでおいてその結果ほんとに馬鹿になって出張中の飛行機の中で得ろ本広げといて今更出世も成長も労働市場における価値もないもんだ。

 

ランチタイムでも休憩と称して喫茶店に入り込んでくわえ煙草でスポーツ新聞広げて30分の時間を無駄にしている。

 

一日30分あれば一年で365倍である。10950分、182時間、どれだけ勉強出来ると思う?

 

だからと言って僕が飛行機の中で三大新聞を読むわけではない。あれもスポーツ新聞予備軍である。飛行機の中で新聞を勧められて「不要」と言うと不思議そうな顔をされる。

 

そういやテレビのスイッチも入れなくなって久しい。

 

けどまあうちの会社がなんとかここまで生き残ってきたのも、やっぱり時代に合わせて次々と業態を変えてきたからであり、変えるきっかけは世間の空気でありそれを感じて変化しようとする危機感であり、その危機感と世間の空気を感じたからで、その何かが「既存メディアは終了」と言ってるからなのだ。

 

情報は今、いろんな形で吸収出来る。その気になれば全世界のほぼすべての事がインターネットを通じて吸収出来る。そんな時代になったのだから、わざわざ洗脳される為に自分からカネを払って既存メディアに頼るのもばかなもんだ。

 

けどまあ、そんな事を思いながらも隣の席で堂々とえろ新聞を開いてる日本人を見ると、あ〜あ、やっぱり日本人男性、お先真っ暗ですな、どうしようもないかもねとついつい思ったりする。

 

写真は香港の鯉魚門。伝馬船で釣りをしている漁師の後方には最新型の漁港。伝馬船、今では何人の人がこげるのかな?



tom_eastwind at 00:57│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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