2009年10月01日
カフリンクス
普段はカフスボタンと覚えているんだけど本名はカフリンクス。シャツの袖口をカフと呼び、そこをリンクさせるからカフリンクス。
17世紀頃から西洋の紳士たちの間で使われるようになり、現在の形になったのは19世紀なんだって。
カフスは日本製英語だそうで、今回の紳士の街ロンドンではカフリンクスをいろいろと見せてもらい、実に良い勉強になった。
そのうちの一つが今回ロンドンで入手した、写真の蛇口の両端にあるカフリンクス。
蛇口の両端にあるのはHOTとCOLDと書かれたカフリンクスです。そのままだと本物のお湯及び水の蛇口か?と言う感じですが、良く出来てます。
スーツは基本的な色やデザインが決まっててあまりかっこ付けするところもないのですが、カフスはその場の状況に応じてフォーマルにするか遊びにするか、いろいろと選択余地が多いので面白い。
HOTとCOLD、その意味は「すぐ熱くなったりすぐ冷たくなったり」だそうです。
ふむふむ、私の事ではありませんよね、そう思いながら白いYシャツに合わせると、これがなかなか良い。
Yシャツの語源はWhiteShirtで、このWhiteがなまってYになったと聞いたことがあります。
Yシャツと言う言葉自体も関東で使われてて関西以西ではカッターシャツと言うなんて話もあります。
カッターシャツは戦争に勝った日本が当時の衣料生産で日本一だった大阪で駄洒落として使われるようになったと言う話も聞いてます。
全く何をもって本当とするかは不明。
毎日ばたばたする生活の中でYシャツを着てカフスを選ぶ時間だけが何だか「ちょいと心地よい時間」となっている今日この頃ですが、今日からカフスもネクタイもない5日間の出張に突入。
てか、2週間の北半球出張が終わったその2日後に、今度はニュージーランドで最も南極に近い孤島に出張なんだから文明の進歩ですね。
ニュージーランドの南の果て、スチュワート島にサーモンを視察に行きます。当然足元は運動靴にジーンズ、頭は八方尾根のキャップ、厚手のジャンパーとほぼ冬場仕様。そりゃそうだ、南島ではまだスキー場が開いてるくらい寒いんですから。