2009年12月11日

外務省スキャンダル

沖縄の普天間基地移設問題でおおもめにもめて、皆それぞれあーでもないこーでもないとやっている。

 

僕はある時期沖縄と付き合いが深かったことがあり、米軍基地問題や沖縄戦問題が何時のまにか仕事になってた頃もある。

 

なので基地が沖縄に与える良い面も悪い面も見て、戦争の悲惨さも見て、沖縄の置かれた地位も見て、結局これって日本という一つの暴力的なシステムが左翼であれ右翼であれ自分たちの都合のいいように沖縄を使っているだけという現実が見えてくるにつれ、システムに対してかなりの怒りを感じたことを覚えている。

 

ところがそんな事を思いながらもこっちは所詮やまとんちゅー、安全な高みから心配そうな顔で見つめて自己満足すんなよって言う自分自身からの無言の視線を感じることでいつの間にか冷えてしまった自分を思い出したりする。

 

今回の普天間基地問題も結局右も左も沖縄を食い物にして、同じようなものだと感じていた。

 

だから普天間基地問題についてはあまり書く気もせずにいたのだけど、今日の田中宇のメルマガにはさすがに驚いた。

 

★抜粋開始

外務省が捏造した1万人の幽霊隊員

 外務省発表や大手マスコミ報道によると、沖縄には1万8000人の海兵隊員がおり、グアムに移るのはそのうち8000人だけで、グアム移転後も沖縄に1万人残る話になっている。私もその線で記事を書いてきた。しかし、在日米軍の司令部によると、1万8000人というのは「定数」であり、実際にいる数(実数)は1万2500人である。しかも、沖縄タイムスの06年5月17日の記事「グアム移転人数の『怪』」によると、沖縄にいる海兵隊の家族の人数は8000人で、発表どおり9000人の家族がグアムに移るとなると、残る人数が「マイナス」になってしまう。

http://www.awcjapan.org/data/okinawa/okinawa090223.htm
「在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定」の署名に抗議する

 沖縄海兵隊の「実数」は、軍人1万2500人、家族8000人の計2万0500人だ。これに対してグアムが受け入れる人数は軍人8000人、家族9000人の計1万7000人である。家族数の「マイナス」に目をつぶり、総数として引き算すると、沖縄に残るのは3500人のみだ。米軍再編の一環としての「省力化」を考えれば、米本土に戻される要員も多いだろうから、沖縄残存人数はもっと減る。今回の宜野湾市の資料は「沖縄に残るとされる海兵隊員定数は、今のところ空(から)定数であり、実働部隊ではない」としている。空定数とは、実際はいないのに、いることになっている人数(幽霊隊員)のことだろう。

★抜粋終了

 

詳細はウェブサイトの無料版で読むことが出来る。

http://tanakanews.com/

 

 

つまり沖縄海兵隊のほとんどがグアムに移転する計画が4年前から進んでいるのに外務省はそれを隠したまま思いやり予算や新しい基地建設をしようとしていたのだ。つまり新しい基地を作っても誰もいない状態なのに、その事をわざと一般国民には知らせずにいたわけだ。

 

これは一体なんなのだ?

 

つまり、基地建設やグアム移転費用で作られる住宅などで利益を得る建設業界連中と、安保条約によって様々な利権で莫大な利益を挙げている「安保マフィア」と、米軍を味方に、つまり日本国民が治めた税金を「思いやり予算」と言う名目の賄賂として米軍に渡す事で米軍の傀儡として日本の政治家や政府に対して「あれ?うちに逆らうのですか?うちは米軍や米政府の意見代表ですよ、逆らったら田中角栄のようになりますよ」と恫喝する外務省の3者によって作られた壮大な騙しなのだ。

 

詳しくは田中宇の無料メルマガを読んでみればよいが、これが結局インターネットの強みである。一般市民がそれまでは知る事の出来なかった情報を入手できる時代になった。そして既存マスコミが政府や一部官僚の手先になって動いていることを見事に表している。

 

こんな事実なんてインターネットのなかった時代には絶対に表には出てこなかっただろう。それが今こうやって事実として発表されてしまったのだから、さあこれから外務省はどうする積りだろうか。

 

それにしてもこれは、国民の税金を使った壮大なスキャンダルである。国民を無視して省益だけを守ろうとした外務省に対して、どのように責任を取らせていくのか?

 

てか、こんな自分の利益だけのために国民を欺いて税金をつぎ込んでおきながら片方では税収不足、増税、富裕層狙い撃ちなんてやるから誰も税金を払わないと言ってるのだ。何でこんな簡単な理屈が霞ヶ関の連中には分からないのだろうか?

 

これが自民党時代には、政治家の中の安保マフィア系列がいたからいつの間にかもみ消されてしまったのだろうが、民主党になればそう簡単にはいかないだろう。

 

いずれにしてもこれで、今まで普天間について様々な意見が出てきたが、その殆どが根底からひっくり返されたことに多くの人は気づくだろう。

 

要するに数日前に書いた「古代の歴史は嘘ですよ」ってのと同じで、最初から事実となる土台が間違っているのだからそこをベースにして「国際公約は守るべき」とか言ってた連中は、今頃恥ずかしい思いをしているだろうね。

 

まあとにかくこれから税金を納める予定の人々はまず税務署職員に聞いてほしい。

 

「私の税金は米軍と一部利権団体の為に使われるのですか?」

 

「私の税金の使途明細を下さい。こんなの民間企業なら当然ですよね、会社の経費を使って明細も領収書も出さずってのが社会常識で通らないってのは分かってますよね」

 

「もし私の税金が一部でも外務省を通じて今回の詐欺事件に使われているのなら、税金は払いませんからね」

 

こうやって税金不払い運動を国民全体が行えばよいのだ。

 

 



tom_eastwind at 15:11│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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