2009年12月15日
夏が来た
昨晩から激しい雨で朝7時20分の時点でもけっこーざーざー降ってたが昨日の経験でちょっと10分ほど待ってみる。すると、おお、またも青空が広がったではないか!
それにしても南洋のスコールですね、この降り方。と言うことで今日は久しぶりにスーツで出勤。
ニュージーランドで夏が来たといえば、青い空と透き通った空気、そしてサーフィン姿のサンタクロースのイメージがある。
けどサンタクロースがサーフィンボードってのは、ありゃどちらかっていうと豪州のイメージなんだよね。だって当社の前にある大きなサンタクロースもトナカイが一緒だし、サーフィンならやはり豪州の方が盛んである。
ところで面白い事にサーフィンをやる人々とウインドサーフィンをやる人は、全くと言って良いほど性格が違う。同じようにスノーボードとスキーをする人が違うのもよく知られたことだ。
サーフィンやスノボはどちらかと言えばやんちゃで反社会的。ウインドサーフィンとスキーは真面目でルールをきちんと守って社会貢献型ってかな。
意外と知られていないがニュージーランドはヨットだけでなくウインドサーフィンの本場でもある。バーバラ・ケンドールとかオリンピックメダリストを輩出している。
この点、オージーはウインドサーフィンに興味がないのですかと思うくらい皆サーフィンである。
そう、何が言いたいかこれでお分かりかと思うけど、オージーとキーウィってのは同じ英国人を先祖に持ちながらも、その出身階層が全く違う為に隣国でありながら国民性に違いがある。
違いの程度を説明するのは抽象的で難しいのだけど、少なくとも北半球の一般社会人が考えているような同質性はない。
かと言ってもパブもあるしビールとワインはdaisukiだし英語を話すし同じ英国の常識法だし、日本と韓国ほどの違いもない。
だもんで思わずサーフボードに乗るサンタの話を例えに出したのだけど、豪州がNZを上回るのはある意味経済学的必然かと思う。
それは「悪貨は良貨を駆逐する」と言う経済学者の言葉に凝縮されている。
これはあくまでもほんのちっちゃな違いでしかないですよ、もちろん。同じ先祖を持つであろう中国人と日本人ほどの違いもないし。
ただ、オージーとキーウィを国として比較してみると、やはりどうしてもオージーの方は奔放(自分勝手)であり細かいことにこだわらず(粗雑)、いつも若々しくて(反社会的で)、ビジネスをやると英国風よりも米国風のボッタクリを目指すって言う点だけは間違いないと思う。
何度も書くけどこれは比較論でありその差は北半球の隣国同士に比べれば非常に少ないが、しかしその差が現在の豪州とNZの位置付けの一つになったのは間違いない。
簡単に言えば豪州は人間性悪説、NZは人間性善説なのだ。なのでビジネスの社会においてはどうしても対等にならないのだ。
豪州では人は嘘をつくもの騙すものとして法律で縛るし騙されないように賢くなるがNZでは人は嘘をつかない事が前提となった法律だし騙した方が社会的制裁が大きいと言う環境を最初に作っているから、両者を並べて比較すると豪州が東京のこすっからい金融業界連中だとすればNZは帯広とか沖縄市とか、かな。
これはもちろん僕の個人的な主観なので、人によっては「クリスマス=サーフィンサンタ!」と思っている人もいるだろう。だし、今日書いてることもつらつらと個人的な感覚で書いてるだけなので、何かの文献を参考にしたってわけではない。
オージーのブラックジョーク好きは英国人のブラックユーモア、主に皮肉から来たのだろうか。ただ、ここがぼくとしてはどうしても豪州とニュージーランドの違いを感じる点である。
ひとつオージージョークを紹介します。
ある時シドニーのビジネスマンがオークランドに出張してきた。そこでオークランドのビジネスマンが明るく聞いた。
“How is
するとシドニーのビジネスマンはにやっと笑って一言、
“Still there “