2009年12月31日

博多 花山 2009

cdb4117a.JPG花山2009

雪のちらつく博多の街、800年の歴史があるお宮の前に60年の歴史を持つ屋台「花山」に2年ぶりに家族で顔を出す。冷たい風や小雪が降りこむ屋台で、備長炭で焼かれた焼鳥を楽しむ。

子供たちは皆メニューを覚えており、牛タン、サガリ、勿論シロ、四つ身、とにかく立て続けに焼き鳥を注文する。

日本語の出来ない竜馬くんも「すみまっせん、こっれ、ちょだい!」と一生懸命注文している。

それにしてもここの大将はたいしたものだ。日本を支えているのは結局このような人々なのだろうと思う。こればかりは、店に行かないと説明しようがないほどだ。

仕事に一生懸命で、儲かるよりも客を喜ばせて世の中を幸せにさせて、客からの「美味しい!ありがと、また来ます」って言葉を一番の報酬として受け取り、幸せがぐるぐると回っている感じ。

実際に花山の場合は地域社会の中の一つの集会場となっている。いまだにウェブサイトもないし電話もないし広告もしないけど、その店に集まる人は皆が何十年単位の付き合いだ。

父親に連れてこられたちっちゃな子供がラーメンを食ってその美味しさにびっくりして、焼鳥を食べてその味の純粋さにびっくりして、そんな子供がそのうちオトナになって彼女を恐る恐る連れてくる。

これから一緒に生きていきたい彼女は、ぼくの原体験を理解してもらえるかな、そんな感じ。整地してない地面に風の吹き込む屋台が乗っかる。けどそこで焼かれる食い物はすべて本物。本当に海水から取った塩を使って一切の余計なものがない焼鳥を焼く。

そして彼女にOKを貰って結婚、その後は自分の子供をつれてくる。「大将、この子にラーメン作ってやってください」となる。

こうやって何代も続く屋台でありながら、新入りを排除するような厭らしさはない。常に新しいお客に対して明るい笑顔で「にいちゃん、何食べる?!」って聞く明るさは、やっぱり今の大将の個性であろう。

このような人々はファイナンスビジネスを学ぶ機会もないけど学びたくもないだろな。だってカネを儲けることよりも楽しい事を知っているんだから。

2年前も家族でこの屋台にやってきた。今年もここに来れたのが幸せ。すでに2晩通っているけど、たぶん明日の昼もここで食べるだろうな。

雪のちらつく博多の街で家族と過ごす幸せ。花山を知っていると言う幸せ。そして、独身時代に酔っ払って店にかよいずいぶん迷惑をかけたこの大将のところに、自分の奥さんと子供を連れて行ける喜び。

博多。

いいな〜。うれしいな〜、なんか繋がっている喜び。

2009年も今日で終わり。今年もお世話になりました。


tom_eastwind at 00:53│Comments(0)TrackBack(0) NZの不動産および起業 

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