2010年01月09日

映画のことを書こう

アイルランドライジング

光州5・18

実録日本赤軍


こんなの家族と一緒で見ることは出来ませんぜ。

アイルランドライジングは奥さんとりょうまくんが1分で寝るのは間違いなし。イングランドによる国家侵略を中国によるチベット侵略と比較するなんて、そんなの人間の問題の基本を分かってないじゃん、sssssssって感じで寝るだろう。

光州5・18は、竜馬君が涙をこぼすだろうね。シルミドの時もそうだったけど、竜馬君はこういうのに弱い。お母さんに似ているのだろう。

実録日本赤軍は、これは彼らガイジンからすれば「何これ?」って感じの作品だろうけど、同時代を生きた僕からすれば「若松監督、よく作ってくれた!」と言いたい、それくらい力のこもった素晴らしい作品だった。

1970年代の日本を知っている人があの時代をもう一度伝えなければ、そんな空気がひしひしと伝わってきた。


自宅で引き篭もって約8時間、とくに日本赤軍なんて3時間+1時間のメイキング。

どれもすごいとしかいいようがない。映画としての造りの良さは、あえて言えば時代背景もあるのだろうけどアイルランドライジングは他の二つに比べて負ける。

けどそれは決して悪いのではなく、他の二つのレベルが高すぎるからだ。

日本人だからって言うわけじゃないけど、あ、けどやっぱり日本人だから、あの時代を知っているから映画の出来としては若松さんの「日本赤軍」が一番良いと感じた。

それはぼくがあの時代を知っているからであり、もしぼくが韓国人だったら間違いなく光州5・18を一番にするだろう。それほどこの2本の映画の完成度が高い。

けど・・・・う〜ん、・・・やっぱり僕的には日本赤軍だな。俳優の演技のレベルが、あの時代と現場を知っている人間しか出来ない、要するに映画ではなくドキュメンタリーになっているからだ。映画はどこまでいっても映画、本当の画面には勝たない。そこの部分において日本赤軍の凄さがある。

その意味で光州5.18はもう一回くらい作り直しがあってもいいかなっておもう。もちろんこの映画はすごくレベルが高い。

例えて言えば米国がベトナム戦争で負けた後に作られた「DeerHunter」みたいなもので、いいんだけど次が出てくる可能性がある。

けど、日本赤軍には、次がないような気がする。あれは実写であり映画ではない、だからそれ以上のものを作りようがない、そんな感じ。

けど、何度も書くけど光州5.18も本当に素晴らしい作品である。

あの事件が起こった時にぼくは同時進行で新聞記事を読んでた。なんだこりゃ?って思ったものだ。韓国ってナンだ?なんで政府が国民を殺すんだ?ほんとに分からなかった。


1980年代に釜山によく行ってた。売春ツアーではなく小学校高学年とか中学生の子供たちを連れた親善交流だ。だから泊まるところもユースホステルだったりするわけだが、子供たちを寝かしつけた後に飲みに出た。

チョースンビーチってところがあって、そこ、本当に浜辺沿いなんだけど、屋台があって、たいしたつまみもないけど、長い髪の青年店主がギターを弾きながら韓国焼酎を飲ませてくれたものだ。

「どこから来たの?」
「日本、福岡だよ」
「あ、そうか、ぼくは光州からなんだ、あまりいえないけどね」

実話である。悲しい、悲しい、隣の国で起こった実話である。

ほんと、こんなのは一人ではないと見ることは出来ないです。

愛国者とか偽善を語る人間は多い。けど、きちんと世界の歴史を勉強して、こんな映画を観て、それから話をしようよ。

頭の悪い人間に限ってグリーンピースだとか愛国なんちゃらとかで話を誤魔化してるけど、あんなの卑怯極まりない話である。

もんくあるならオレの前に出てこい。徹底的に議論して潰してやる。卑怯者に限って自分を表に出す事がない。団体の影に隠れて、壁の向うからキャーキャー言うだけだ。

この3本の映画。


もっと詳しく書きたいけど、まだ頭の中で消化出来てないので、政治とは何か民主主義とは何か、そのあたりが整理出来たら紙に落として(古い言い方)みたいと思います。

tom_eastwind at 12:41│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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