2010年01月10日

生命保険のカラクリ

インターネットで保険を販売しているライフネット生命副社長の本。

生命保険会社を設立しておきながら既存のセイホの販売方法をひっくり返してしまうような事を書いてる。

保険会社は元々相互補助の会社であり、利益を出すと言うこと自体が?なんだけど、現実は違ってて、保険会社は大儲けしている。

国にしっかり守られて既存権益に守られてぬくぬくと何十年もやってきたけど、世界から見れば非常識なのは当然。

そこに日本生命出身の社長とスーパー若者の岩瀬さんとのコンビで風穴を開けたのだから、こりゃたいしたもんだ。

本も分かりやすくて良い。文章が合理的に書かれており、社長の出した本よりも読みやすい。社長の本はまだぺらぺらってめくってだけだが、最初からもう「堅い」ので、ああ、そっち系ですね、要するに体制側の本って感じ。

良いか悪いかはまだ中身を読んでないのでなんともいいようがないけど、岩瀬さんの方が食いつきやすいのは事実。

この本を読んでやっぱりなって思ったのは、自助が出来る人にとって相互扶助は不要、相互扶助という名目で多額の手数料を払う必要があるんかって事。

ニュージーランドのように国がしっかりと国民を守る「公助」システムがあれば民間保険は不要である。


日本の保険会社に毎年払われる金額は28兆円である。これは契約者が払っているお金。

コレに対して契約者に支払われる保険金は19兆円。つまり9兆円が事務手続き?利益?として保険会社が取っているわけだ。

ぼろい商売である。つまり契約者は100払って70しか返してもらってない。さらに賭け続ける期間中の利益も保険会社が持ってってるのだ。

いや〜、やっぱり一番儲かるのは政府と組んで金儲けすることですな。

ぼくが一番苦手とする商売でもある。役人と組んで「おたくも悪代官ですな〜うわ=はは」と言うやつだ。

生命保険のカラクリ、一度読んでみると自分が払ってきた保険料がなんなのか、あぜんとするだろう。

少なくとも民間の保険会社頼りになるばからしさと国家による公助システムの必要性または相互扶助による助け合いの必要を理解出来る。












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販売元:文藝春秋
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tom_eastwind at 16:01│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 最近読んだ本 

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