2010年03月02日

あたた、筋肉痛だ。

3週間ぶりに出社する。カバンを机に置き、封の切ってない日経ビジネス4冊が机に置かれているのを見て「毎週一回の配達で4冊だから約一ヶ月か」と旅の長さを実感する。

それにしても、あ痛たた、両肩と両肘と背中と腰と尾てい骨と両足が痛い。ほぼ体全体が、かなり痛い。痛いっつか、こりゃきしみだわ。筋肉痛。まるでスポーツをした後のような感じ。

飛行機疲れだわな、この筋肉痛は。カバンを机に放り投げて椅子に座り込む。たぶん普通の人ってこんな疲れで寝込んでしまったりするんだろうな。筋肉あってよかった。

バンクーバーでビジネスしてた時も南太平洋の小島から北上して東京経由でバンクーバーに横移動してたので、あの時以来の大長距離移動である。

地球を一周すると約4万キロだそうで、今回は3万キロくらい回ったので地球を四分の三回ったことになる。

だったらいっそ地球一周航空券を買ったほうが安いのではないか?オークランドから香港経由でニューヨーク、それからロンドンに入って、帰りに英語の通じないパリやローマに寄って東京、でもってまた香港経由でオークランドに戻ってみたらどうかな〜なんて、結構真剣に考えている。

マイレージもある程度溜まったので、次回は帰国便だけでもビジネスクラスにしてみるかなとか、きしむ体で結構マジで考える。

体がちっちゃいのでエコノミーでも普段は全然気にならずに本読んでたりするんだけど、今回の最後のフライト、東京からオークランドではさすがに仕事ネタも山積みだったせいもあるのだろう、脳みそメモリーが一時的に溢れた。

どばっと溢れる感覚ではなく、何となくバケツの端っこからちゃぶっと水が時々こぼれる感じだ。

こんな時は何せ本の文字さえが目に入らない。目に入る瞬間にシャッターが下りた感じで、「ばちっ!」と切れてしまい文字の意味が全く理解出来なくなる。

機内で本を開いても文字が目に入らず、映画を観てても全然意味が分からず、「この主人公、何やってんだろ?」状態。

たぶん酸素欠乏状態で脳みそがぼんやりするようなものなのだろう、とにかくひたすらに目を閉じて椅子に体を丸めて押し込んでじっとするのだが(酒を飲んでも何も感じない!ので飲むことさえしない)、なんか体が前後に揺れてる感じ。

でもってとにかくどんぶらこしている脳みそが余りこぼれないように、思いついたことをどんどんケータイでメモにしておく。

これをやっておかないと、何かを脳みそから失ったのに何を失ったか分からない状態になってしまい、意味不明な不安に襲われるのだ。

けど文字入力するにもキーボードがちっちゃいからしょっちゅう入力間違い。

それでも何とか文字を押し込んでおくと、「きゃきんぇのかいrふらけろじ」みたいな文字でも、「顧客データの解決しろ」だと分かるので、後で照合可能である。

自宅に帰った午後は、とにかくお風呂にお湯を張って体を伸ばして、奥さん特製の「豚肉スペアリブ入りのお粥」を食べさせてもらう。

一人暮らしだとこのまま絶対に体壊してたよな、なんて思いながら自宅の良さを味わう。風呂と柔らかい食事でとろけた脳みそも次第にもとの位置に戻って、なんとか文字が読めるようになる。

あれ?じゃ、いつブログ書いてんだ?なんて質問がきそうだけど、基本的にブログは数日分をまとめ書き。

頭がすっきり整理された時に「だだっ!」って30分ほどで脳みそからパソコンに電子データとして出力して、それを更に小分けして一日ごとに分けているのだ。

けど、たぶんこれでまた脳の許容量が増えたような気もする。いいこっちゃ。

さて会社に行くのは3週間ぶりだけど机の上はきれいに片付いている。

もちろん必要書類は机の端っこに固めて積みあがっているのだが、それも今回は手紙が3通くらいでそれ以外は日経ビジネス4冊だけ。

僕宛に届いた手紙でも大体においてスタッフが目を通してくれて、急いで処理するものはスキャンされてデータで転送、なんて便利な世の中だ。

そんな中であふぉっぽい手紙が一通。

ANZクレジットカードから「おたく、オークランドでピザハットの注文して翌日に香港でホテルの宿泊料金払ってその翌日には東京のレストランで使ってるなんておかしい。カードは“安全の為に”停止したのですぐに連絡をしてほしい」と。

お前、ばか?おれ、海外に出てるんだよ。だから香港や東京でカード使っているんだよね。オークランドにいない人間に普通郵便でそんな通知をして、それでおれに伝わると本気で思っているのか?

今までの利用履歴を見ればいつも海外で利用しているのがわかるでしょ????ANZだけはほんっと時代遅れのハクチとしか言いようがない。彼らクレジットチームの頭の中では今も人間が馬車で移動している感じなんだろうか。

何で君はぼくのメールアドレスを知っているのにそこに連絡しないのか?

この件は東京にいる僕にメールで連絡が来たのですぐ電話して処理したのだが、それから数日後もまたカード使用停止になる。今度は更に「おかっしい!あなたは東京だったでしょ、何でロンドンでカードが使われてるの?不正使用でしょ、はい一時停止」だってさ。

まさに田舎の銀行である。今回はさすがに一回の出張で2回も停止されて、かなり頭に来た。次回からの海外出張は香港で発行されたクレジットカードで旅費精算しよう、ANZはNZ国内、ピザハットと居酒屋で限定使用だと本気で考えている。

何だか考えることが一杯な一日。

きしむ骨とはしばらくお付き合い。
脳みそはこれからも鍛えてメモリー増強だ。
旅先でメールが読める優秀なIphoneはこれから長いお付き合い。
バカな田舎銀行とはそろそろ付き合い方を変えなくちゃ。
長距離路線ではビジネス使いもありかな。


tom_eastwind at 17:46│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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