2010年03月28日
民主主義、民族自決、アフリカ
昨日から続く。日本においては民主主義を導入することで一定の成果を得た米国であるが、ところがこれが地下資源が豊富な国でありその地上に住んでいる人民に用はないとなったら西洋的資本主義は過激な行動を取る。
それがアフリカにおいて行われた主に英国によるクーデター、軍事革命だ。
アフリカにおいては最初はまず奴隷貿易の対象としてアフリカ国民が拉致されて船で新大陸に送り込まれた。
ところが20世紀になり工業化が進むと、車の触媒に使う材料とかもちろんダイアや金が続々とアフリカ大陸から産出されるようになった。
そうなればもう奴隷貿易も出来なくなったんだし、いかに地下資源をアフリカ国民から奪い取るかである。
ワイルドギースという有名な映画があるが、これなどまさに当時のアフリカを象徴している。
なにせ労働力は役立たないのであるから、いちいち民主主義など面倒なことをやっているよりも、英国や欧州のいう事を聞かない政治家は反対派部族を使ってクーデターを起こして一気に政権をひっくり返せば良いのだ。
こうして当時のアフリカ国家は年中行事のように部族間抗争が行われそれが内戦になりその度に政権が引っくり返るのだが、反対派に武器を渡しているのは欧州の武器商人であり、その代金はアフリカの地下に眠る貴金属等の資源なのだ。
アフリカ大陸の多くはもともときちんとした中央政府が存在せず、部族がそれぞれ独立していたのもアフリカの悲劇の一つであろう。
アフリカが独立されて賢くなられて国民が自立する手段を持って一番困るのは、自分たちの利権を奪われてしまう英国および欧州である。
だからアフリカでは彼らが自立出来る様な産業の発展や教育の普及などはやらず、病院設備もほどほどにして出来るだけたくさんの子どもが死ぬようにしておいて「食糧援助」や「医療援助」などを行っているのが現状である。
ところがその食糧・医療援助も実は「やらせ」であり、国連経由で送られてきた物資は殆ど全てが途中で権力者に強奪されてしまい、本当に困っている人たちには渡らないようにする。
更に言えば国連が行う各種「援助」の為の食料や医療器具の購入はそれぞれの国の税金で賄われているだから、権力者からすれば自分の手を全く汚さずに丸儲け出来る仕組みなのである。
こうやってアフリカは食い物にされてきたが、その責任の半分は英国や欧州の魔の誘惑に乗って自国を売り飛ばした民族にもある。
明治維新の日本のように国が一丸となって外敵と戦えば彼らを追い返すことが出来たにもかかわらず、アフリカの多くの民族は目先の利益や自分の利益だけを考えてしまい、結局全体の利益を理解することが出来ずに現在のような体たらくになったのも事実である。
このバーでアフリカ人が訴えているのは、自国の為に何かをしてくれではない。援助を寄こせ、もっと寄こせの一点張りなのだ。困ったような顔をした英国人ビジネスマンたちは、時々周囲を見ながら「おいおい、あんまり大声で話すなよ」と静まらせようとしてた。
10分ほどで僕は席を立ってロビーに戻ったのだが、彼もトイレに立ったのだろう僕のすぐ横を通り過ぎていった。その瞬間、彼がちらっと僕を振り返ってウインクした。まるで「おいアジア人、どうだ今のオレの駆け引きは?」と声を掛けられたような気がした。
まだまだだよ、アフリカン。あいつらをやっつけるのはアジアに任せておきな。
それがアフリカにおいて行われた主に英国によるクーデター、軍事革命だ。
アフリカにおいては最初はまず奴隷貿易の対象としてアフリカ国民が拉致されて船で新大陸に送り込まれた。
ところが20世紀になり工業化が進むと、車の触媒に使う材料とかもちろんダイアや金が続々とアフリカ大陸から産出されるようになった。
そうなればもう奴隷貿易も出来なくなったんだし、いかに地下資源をアフリカ国民から奪い取るかである。
ワイルドギースという有名な映画があるが、これなどまさに当時のアフリカを象徴している。
なにせ労働力は役立たないのであるから、いちいち民主主義など面倒なことをやっているよりも、英国や欧州のいう事を聞かない政治家は反対派部族を使ってクーデターを起こして一気に政権をひっくり返せば良いのだ。
こうして当時のアフリカ国家は年中行事のように部族間抗争が行われそれが内戦になりその度に政権が引っくり返るのだが、反対派に武器を渡しているのは欧州の武器商人であり、その代金はアフリカの地下に眠る貴金属等の資源なのだ。
アフリカ大陸の多くはもともときちんとした中央政府が存在せず、部族がそれぞれ独立していたのもアフリカの悲劇の一つであろう。
アフリカが独立されて賢くなられて国民が自立する手段を持って一番困るのは、自分たちの利権を奪われてしまう英国および欧州である。
だからアフリカでは彼らが自立出来る様な産業の発展や教育の普及などはやらず、病院設備もほどほどにして出来るだけたくさんの子どもが死ぬようにしておいて「食糧援助」や「医療援助」などを行っているのが現状である。
ところがその食糧・医療援助も実は「やらせ」であり、国連経由で送られてきた物資は殆ど全てが途中で権力者に強奪されてしまい、本当に困っている人たちには渡らないようにする。
更に言えば国連が行う各種「援助」の為の食料や医療器具の購入はそれぞれの国の税金で賄われているだから、権力者からすれば自分の手を全く汚さずに丸儲け出来る仕組みなのである。
こうやってアフリカは食い物にされてきたが、その責任の半分は英国や欧州の魔の誘惑に乗って自国を売り飛ばした民族にもある。
明治維新の日本のように国が一丸となって外敵と戦えば彼らを追い返すことが出来たにもかかわらず、アフリカの多くの民族は目先の利益や自分の利益だけを考えてしまい、結局全体の利益を理解することが出来ずに現在のような体たらくになったのも事実である。
このバーでアフリカ人が訴えているのは、自国の為に何かをしてくれではない。援助を寄こせ、もっと寄こせの一点張りなのだ。困ったような顔をした英国人ビジネスマンたちは、時々周囲を見ながら「おいおい、あんまり大声で話すなよ」と静まらせようとしてた。
10分ほどで僕は席を立ってロビーに戻ったのだが、彼もトイレに立ったのだろう僕のすぐ横を通り過ぎていった。その瞬間、彼がちらっと僕を振り返ってウインクした。まるで「おいアジア人、どうだ今のオレの駆け引きは?」と声を掛けられたような気がした。
まだまだだよ、アフリカン。あいつらをやっつけるのはアジアに任せておきな。
tom_eastwind at 00:41│Comments(0)│TrackBack(0)│