2010年05月12日

にやっと笑って

7d75b40d.jpg英国で13年ぶりに労働党から保守党に政権交代

労働党もブレア政権の時代は彼の個性で随分存在感があったのだけど、ゴードン・ブラウン首相は実務は強いんだろうけど政治には強くないんだろうなって感じがしてた。

今回保守党の党首であるデビッド・キャメロンが英国首相に選ばれたが彼の年齢が43歳と若いのが今日のニュースに出てた。

200年ぶりに若い首相!てな事だけど彼の経歴を見ると超一流の毛色ファミリーではないか。

貴族出身者を血縁に持ち彼の先祖ファミリーは金融とか相場で随分と財を築いてもいる。本人もオックスフォード出身で政治と行政の世界に長く生きてきて、ニュージーランドのジョン・キー首相のような“ぽっと出”の首相とは随分違う。

ジョン・キーは両親が英国移民であり母親が教育熱心だったのだろう、クライストチャーチのバーンサイド高校を卒業後カンタベリー大学で会計を学びその後ハーバードでマネージメントを学んでもいる。

けどあくまでも移民の子であり普通のキーウィなので、自分で地元の監査会社で働き衣料品工場のプロジェクトマネージャーやったりした後にウェリントンベースの為替とレーダーとなり、更にその後にオークランドベースのバンカーズトラストに勤める。

そこで彼の人生の大きな曲がり角になるメリルリンチに転職、シンガポールやロンドンをベースとして北半球の金融の世界に飛び込むことになる。

ロンドンをベースとして彼は金融の世界で頭角を現し、1990年代の彼の年収は2億円を超したと言われている。

2001年になって彼の興味が政治に向きニュージーランドの国民党で政治家としての道を歩き始める。

彼は自分の生まれ故郷であるオークランドの西にあるヘレンズヴィルを選挙区としてここでも頭角を現し、同じ国民党の党首だったドン・ブラッシュが2006年にスキャンダル(女性問題?)で辞任した後の党首に選ばれる。

そして2008年の総選挙で勝利してニュージーランドの首相になったのは彼が47歳の時である。

なのでジョンキーは貴族でも政治家のプロでもなく、どちらかと言うと金融為替のプロである。

けどこの二人の写真を見たとき、何か良く似ているな〜って感じたのは僕だけか?

どっちもぽっちゃりしている洋梨体型でにんまりとしている感じだけど、実はジョンキーは金融パーソン時代はにやっと笑って人を切る「笑顔の暗殺者」と呼ばれた、かなり冷酷なビジネスを行う人物である。

まあそうだろう、メリルリンチなんて超大手で世界を相手に一番厳しいビジネスをしていたんだから甘いわけがない。

そして保守党の党首であるデビッドキャメロンは貴族や王室の通う小学校から世界トップクラスの学校と言われるイートン校を卒業しており、彼の周囲はすべてイートンで固めている、つまり彼の頭の中は「世界は一部のエリートによって支配されるのが一番良いのだ、そしてそのエリートとはイートン校出身者である」と言う思想で埋め尽くされているようだ。

と言うことは優秀な血筋を持ちこれだけ頭脳明晰であり選民思想な彼が見せる笑顔の裏には、やっぱりこれも「にやっと笑って」があるのだろう。

年齢も近く金融の繋がりもあり笑顔も似ている二人は、たぶんこれから個人的に仲良くなっていくのではないかなと言う気がする。

たぶんそのうち、にやっと笑ったジョンがにやって笑ってるデビッドん家に遊びに行くんじゃないか。

けどまあどちらも優秀そうだし(ジョンキーはすでに首相として安定した実績を出している)、そういう意味では「“上”がしっかりしてくれてるので生活しやすくていいや」と思ってる下のぼくだ。


John_Key

tom_eastwind at 14:49│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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