2010年08月22日

蝉ファイナル

13585498.jpgずっと雨の続く冬のオークランド、今日は久しぶりに午後から晴れたので洗車場で奥さんと二人で車を洗ってきました。手洗いなので良い運動と何気ないおしゃべり。

僕の頭の中には自動翻訳機が入ってて、英語を聞いてるとそのまま日本語になったり、その反対だったりする。

タイガーホース。日本語でトラウマと習っているがトラウマは元々英語なのでこのトラウマを日本語にするとタイガーホース、かなって思ってしまう。

ラグビーの試合で準決勝の事をセミファイナルと言うが、どれだけ聞いても蝉ファイナルに聞こえる。

暑い真夏の後半には、暑いざんしょ、なんて下らん駄洒落もある。

洋の東西を問わずにジョークと言うのはあるわけで、オーストラリアではブラックジョークがよく飛び交っている。

シドニーからオークランドに出張に来たビジネスマンに挨拶の積りで ”How is Sydney ?“と聞くと、“Ummm、Still there…”なんて返事が返ってきたりする。(シドニーはどうだった?と聞いたら、”うむむ、まだあるよ“と返事された)

ある時などニュージーランドのお札を取り出したオージーが、5ドル札はヒラリー卿、10ドル札は男の敵、20ドル札はお互い様のエリザベスだけど、うちのお札の笑い顔の方がいいな、でもって最後に100ドル札を出すとびっくりしたような顔で”OH! Saddam Hussein !!”とやって、ガハハと大声で笑ってくれる。

100ドル札に出てる人はニュージーランド出身の物理学者で原子物理学の父と呼ばれ、1908年にノーベル化学賞を受賞したアーネスト・ラザフォードであるが、確かにフセインにも似てる。

ちなみに10ドル札はケイトシェパード、1893年に世界で初めて女性の参政権を主張して署名運動を行い、リチャード・セドン政権時代に遂に参政権を勝ち取った。

もひとつちなみに参政権の裏話を書くと、リチャード・セドン首相は歴代首相の中でもベスト3に入る優秀で有名な首相であったが、彼も実は「女は台所に入ってろ」派閥であった。

ところがうざいケイト・シェパードと言えど3万人の署名を集めてしまったからには無視するわけにはいかない。

まあいいや、国会で議論するにしても議員は全員男だから、こんな女性の参政権などすぐ否決だろ、くらいに軽く考えていた様子だ。

ところが実際に国会で議論した後に投票すると、やすやすと女性参政権が世界で初めて可決されて法律となった。

後で賛成した連中に「何でだよ?」と話を聞いたところ、前の晩に自宅で奥さんに「あんた、賛成しないと明日から自分で料理と洗濯よ、その勇気ある?」って脅されたそうだ。


冬の晴れ間に奥さんと二人で冗談を言いながらふたりでごしごし車を洗って、日本語のジョークや英語のジョーク、中国語のジョーク、お互いにネイティブでない英語では、これ、何が面白いのかなとか、そんな、何でもない一日を過ごす。

写真はケイトシェパードです。




tom_eastwind at 19:04│Comments(0)TrackBack(0)

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