2010年09月10日
税金払いますか
空き巣の話。オークランドに限らずだが、ニュージーランドでは空き巣が多い。大阪の自転車泥棒と同じで遊び半分にやっているのだろう。
逮捕される事もまずないし、逮捕されたとしても殆どの場合は無罪または週末の勤労(草むしり)10週間とかくらいなので、空き巣でうまいことPSPや高額のテレビをかっぱらって費用と効果を比較すれば、空き巣は決して悪いビジネスではない。
盗まれた方も警察に届けて保険会社に請求すれば被害は大体カバー出来るので、実際の損失はあまりない。むしろPSPよりも割られた窓ガラスの片付けとかが馬鹿らしいくらいだ。
なので地元の人はアラーム装置を付けたり警備シールを貼ったり犬を飼ったりして被害を防ぐようにしているが、あれってさ、何でか分からないが被害に遭う人はよく遭う。遭わない人は全く遭わない。
たぶん本人が出しているオーラの問題か?などと思ったりもするが、日本人がこのような空き巣に入られた場合、大体同じ反応をする。
まずは「警察が何もしてくれない!」であり、次は「誰かが触ったのかと思うと気持ち悪い」だ。
「警察が何もしてくれない」と言う点についてはYESだ。何故なら警察も空き巣のような犯罪は犯罪として認識をしててもそれを処理する為の費用を考えれば保険会社が処理するのが費用対効果が合っている。
こんな事書くとまた「何だあオマエは!犯罪を許すのか〜!」と言われそうだが、いやいや、費用対効果の問題で警察がこう判断しているのだから、それなりに理屈は通っていると言う事。
第一犯罪って何だ?大阪の自転車泥棒は犯罪ではないのか?新宿の夜の酔っ払いのたちしょんは犯罪ではないのか?赤信号を渡ったら犯罪か?駅前を裸で歩いたら犯罪か?あ、こりゃ犯罪だ。
書き出したらきりがないのだけど、自分たちが言ってることがおかしいって事を考えずに一段階論理で考えるから無理がある。
この場合、犯罪を許すかと言えば、では何が犯罪でありどの犯罪を罰するべきかと言うことになる。第一犯罪とは裁判所が判決を出してから初めて犯罪となるのであり、起訴されただけでは犯罪人ではない。
なのになんで一般市民が神様のように「あれは犯罪だ」と決定するのだろうか?
まあこれも書き出したらきりがないのでまとめると、要するに空き巣に入られたと言ってもその犯人を捕まえる為にかかる費用と捕まえた事による社会的利益を考えれば、保険会社に任せたほうがよいのだ、何故なら警察は税金で賄われているからだ。
空き巣の犯人を捕まえてくれと言う。ならばその為に警察がどれだけの手間をかけるだろうか?数名の専任捜査員を派遣して指紋を取り次に科学捜査を行ったり付近の聞き込みを行うだろう。そうやってかかる費用はいくらだ?
捜査員だけの費用ではない、彼らが動く為には兵站が必要であり、警察署にはその為の総務課や人事課やさまざまな組織がある。
そういう費用を全部合わせれば、そして捜査期間が一ヶ月くらいかかれば一つの空き巣を調べるだけで数万ドルの費用がかかるのは自明の理であろう。
さて、空き巣はいくらのものを持っていったのだ?てか、被害者が徹底的に犯人を捜してくれというならその費用を被害者は負担するのか?
普段は税金が高いとか納税の文句を言ってるのにいざ自分が被害に遭ったらその税金で働いている警察を目一杯利用して「犯罪人を捕まえるのだ〜」と言うのはどうなのか。
結局そこで費用対効果の問題が出てくる。もちろん重罪の場合は警察はすぐ動く。このあたりはぼくもいろいろと経験したのでよく分かる。
しかし警察にとって空き巣はそのような重罪ではないし、費用対効果が合わない。どうしてもやって欲しければ、じゃあ警察の増員をしますよ、税金上がりますよ、それでも良いですか?と言うことになる。
そして「気持ち悪い」と言うことばは恐らく世界でも日本でしか使われない感覚ではないだろうか。あまりによわっちく無意味な言葉である。
気持ち悪いって英語では何と言うのか?そのまま英語にしたら、じゃあ病院に行けば?となる。
いずれにしてもニュージーランドにいながら日本の感覚だけで生きていこうとするのが無理があるわけだし、警察のあり方、税金とは何か、では自分はこの国で選挙に参加して政治を理解しているのか、このあたりの部分までしっかり自分の意見を昇華させて話をしないと、いつまで経ってもこの国の生活は楽しくならないと思う。
かなり乱暴な書き方になったけど、まともに書けばA4何十枚になるか分からないので荒っぽいままにUPします。
逮捕される事もまずないし、逮捕されたとしても殆どの場合は無罪または週末の勤労(草むしり)10週間とかくらいなので、空き巣でうまいことPSPや高額のテレビをかっぱらって費用と効果を比較すれば、空き巣は決して悪いビジネスではない。
盗まれた方も警察に届けて保険会社に請求すれば被害は大体カバー出来るので、実際の損失はあまりない。むしろPSPよりも割られた窓ガラスの片付けとかが馬鹿らしいくらいだ。
なので地元の人はアラーム装置を付けたり警備シールを貼ったり犬を飼ったりして被害を防ぐようにしているが、あれってさ、何でか分からないが被害に遭う人はよく遭う。遭わない人は全く遭わない。
たぶん本人が出しているオーラの問題か?などと思ったりもするが、日本人がこのような空き巣に入られた場合、大体同じ反応をする。
まずは「警察が何もしてくれない!」であり、次は「誰かが触ったのかと思うと気持ち悪い」だ。
「警察が何もしてくれない」と言う点についてはYESだ。何故なら警察も空き巣のような犯罪は犯罪として認識をしててもそれを処理する為の費用を考えれば保険会社が処理するのが費用対効果が合っている。
こんな事書くとまた「何だあオマエは!犯罪を許すのか〜!」と言われそうだが、いやいや、費用対効果の問題で警察がこう判断しているのだから、それなりに理屈は通っていると言う事。
第一犯罪って何だ?大阪の自転車泥棒は犯罪ではないのか?新宿の夜の酔っ払いのたちしょんは犯罪ではないのか?赤信号を渡ったら犯罪か?駅前を裸で歩いたら犯罪か?あ、こりゃ犯罪だ。
書き出したらきりがないのだけど、自分たちが言ってることがおかしいって事を考えずに一段階論理で考えるから無理がある。
この場合、犯罪を許すかと言えば、では何が犯罪でありどの犯罪を罰するべきかと言うことになる。第一犯罪とは裁判所が判決を出してから初めて犯罪となるのであり、起訴されただけでは犯罪人ではない。
なのになんで一般市民が神様のように「あれは犯罪だ」と決定するのだろうか?
まあこれも書き出したらきりがないのでまとめると、要するに空き巣に入られたと言ってもその犯人を捕まえる為にかかる費用と捕まえた事による社会的利益を考えれば、保険会社に任せたほうがよいのだ、何故なら警察は税金で賄われているからだ。
空き巣の犯人を捕まえてくれと言う。ならばその為に警察がどれだけの手間をかけるだろうか?数名の専任捜査員を派遣して指紋を取り次に科学捜査を行ったり付近の聞き込みを行うだろう。そうやってかかる費用はいくらだ?
捜査員だけの費用ではない、彼らが動く為には兵站が必要であり、警察署にはその為の総務課や人事課やさまざまな組織がある。
そういう費用を全部合わせれば、そして捜査期間が一ヶ月くらいかかれば一つの空き巣を調べるだけで数万ドルの費用がかかるのは自明の理であろう。
さて、空き巣はいくらのものを持っていったのだ?てか、被害者が徹底的に犯人を捜してくれというならその費用を被害者は負担するのか?
普段は税金が高いとか納税の文句を言ってるのにいざ自分が被害に遭ったらその税金で働いている警察を目一杯利用して「犯罪人を捕まえるのだ〜」と言うのはどうなのか。
結局そこで費用対効果の問題が出てくる。もちろん重罪の場合は警察はすぐ動く。このあたりはぼくもいろいろと経験したのでよく分かる。
しかし警察にとって空き巣はそのような重罪ではないし、費用対効果が合わない。どうしてもやって欲しければ、じゃあ警察の増員をしますよ、税金上がりますよ、それでも良いですか?と言うことになる。
そして「気持ち悪い」と言うことばは恐らく世界でも日本でしか使われない感覚ではないだろうか。あまりによわっちく無意味な言葉である。
気持ち悪いって英語では何と言うのか?そのまま英語にしたら、じゃあ病院に行けば?となる。
いずれにしてもニュージーランドにいながら日本の感覚だけで生きていこうとするのが無理があるわけだし、警察のあり方、税金とは何か、では自分はこの国で選挙に参加して政治を理解しているのか、このあたりの部分までしっかり自分の意見を昇華させて話をしないと、いつまで経ってもこの国の生活は楽しくならないと思う。
かなり乱暴な書き方になったけど、まともに書けばA4何十枚になるか分からないので荒っぽいままにUPします。