2010年10月09日

Wall Street Money never sleeps

e047a5b2.jpg土曜日にやっと時間が取れて、製作発表された時から見たかった「ウォールストリート」の続編「Wall Street Money never sleeps」をStLukesの映画館で見る。

前評判は予めNZの映画批評で読んでおり「まあまあだな」って声が多かったのだがぼくはマイケルダグラスがdaisukiで、1980年代のジャンクボンドの帝王ミルケン一人に罪を被せたウォールストリートの連中のモラルもどうなのかと思ってたし、周囲の批評はどうであれオリバーストーンがマイケルダグラスにどのように”その後のゲッコー”を演技させるのかがとっても気になっていた。

龍馬くんをwarHammerで降ろしてから12:50開始にぎりぎりで間に合う。子供の遊び場所と映画館が同じ建物内にあるのでこれは便利だ。

全編で131分の作品だったが、見終わったすぐの結論から言えば他の批評と同じく「まあまあだな」だし、暫くして筋書きをもう一回思い起こしてみるとだんだん腹が立ってきた。

そりゃないでしょオリバーさん、あなたは製作途中に誰かに何か邪魔をされたんですか、筋が通ってないしいつものあなたの世の中の現実を切り裂くような深さがないではないか。

前回の映画のテーマが市場原理主義であるなら今回はその追認なのかそれとも社会主義の導入なのかとかがもっと前面に出ても良かったのではないか?家族を語るのがテーマなら、何も「ウォールストリート」でなくても他にいくらでも映画があるだろ。

マイケルダグラスがますます演技に磨きがかかり、親父のカークダグラスと比較しても負けない程になってるし、娘役のCarey Mulliganは若干25歳ながら素晴らしい演技を見せてくれるので、彼らの演技に16ドルを払ったという事で満足しておこうって感じでした。

見る価値ありますか?と聞かれれば、もしマイケルダグラスが好きでWallStreetが名作と思ってるなら一度は観てみるべきだし、金融やWallStreetに興味がなければお金と時間の無駄と言いますね。

ただし私は、もう一回観ようよと言われたら多分観ます。次回はこの映画の細部を楽しむ為に。それだけよく作りこまれています、この映画。





tom_eastwind at 18:53│Comments(0)

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