2011年01月05日
医療の夜明け
西暦20xx年
ぼくは今日も新しい死体が入手出来たと連絡がありVTOL(垂直離発着機)で病院に向う。病院で受け取った新鮮な臓器、どれどれ今日は何個だ?でもって配達先病院はどこだ?
数十年前までは死亡した方の遺体は献体と言う形でないと臓器移植が出来なかったそうだが、それってどんな医学知識暗黒時代だったのかな?人間は魂が永遠であり肉体は抜け殻にしか過ぎない。その抜け殻で多くの人々が助かるのだからリサイクリングビジネスでしょ。
十数年前に国会で臓器移植に関する国民的合意を作り上げて、今では予め死亡予定者が肉体所有権移転書類に署名しておけば亡くなった時点で死体は葬儀社に所有権移転されて葬式は葬儀社が全額費用負担をしてくれるようになった。
相場としては臓器一個で普通の葬式、臓器2個なら豪華な葬式、もし内臓全体を含めて四肢全体を提供してくれれば派手な葬式に参会者の夕食の手配からお墓まで。
葬式終了後にその時点での臓器相場で死亡者から遺族への「遺産相続」としてまとまったお金が葬儀社から支払われるようになる。これで誰もがHappy!
元々は臓器売買ビジネスは闇市場で行われていたが、これも酒や麻薬と同じできちんと表の市場に出す事で大きなビジネスになり、結果的に公正な市場を生み出すことになった。今は臓器待機リストが国内で完全に統一されて闇市場での売買は出来ない。
ヤミ煙草や麻薬などのちっちゃなものと違って、ちゃんとした施設を持った病院と医師と葬儀社がいないと手術が出来ないのだから、常に需要と供給のバランスが図られるようになっている。
クローン技術も発達しており簡単な指や腕程度ならクローンでも良いのだが、臓器となるとやはり新鮮な人間のものが一番相性が良い。
医療暗黒時代には「術後生存年数」などと言われてたが今の医療技術では術後はすべての患者か健康体に戻るので寿命をまっとうするのが当然となっている~~~。
なんて、夜明けにこんな夢を見たのでかなり鮮明~。あ~怖かった。かなりクリアーだったし、自分が搭乗する垂直離発着機も、胴体から翼までクリアー。
昨日の夜は香港映画でホラー系だったが「臓器抜き取り」がネタにされてた。普通に健康な若い女性を誘拐して意識不明にさせて右腰の上、へその下のあたりを30cmくらい切り取る。そこから臓器を取り出して後は縫合手術をして放置である。
この映画見た後だったからだろうな、こんな夢見たのは。
日本では臓器移植の議論が進み、脳死でも臓器を取り出すことが可能になった。これだけでも一歩前進であろう。しかし生きている人を相手に「あんたの死体、買いますよ」と言うビジネスが出てきたら、ますます発展途上国の人間の金儲けは手段を選ばなくなるであろう。
誘拐しても身柄は返すのだから身代金を取る為の危険性はゼロだ。中国ではすでに臓器目当ての誘拐など珍しくもない。買い手さえ見つかれば大儲けなのである。
そしてこれは1920年代の米国禁酒法と同じで、放置しておけば次々に闇市場が発生してしまい、かえって社会を混乱に陥れる。
ニュージーランドではキリスト教が中心で魂と肉体を区別する考えがあるから、事故で脳死になった子供の生命維持装置は3~4日で外してから献体するケースがよくある。
日本では子供が親にそんな事言えるわけがない、文化が違うのだ。だから死体はどんどん出来るけど使い道がないままに火葬場行きとなる。
中国でも子供は親を大事にするから他人の家の誰かを誘拐して臓器を抜く。ふ~む、現実的ですな(笑)。
日本の臓器移植の問題は現在健康でいずれ死を迎える人々の意識を変化させて「死体は抜け殻、あなたは三途の川を渡って次は鳥になるんですよ」と教育すれば良い。
けどこれだけでは何の利益にもならない。「献血してもヤクルトやトマトジュースではね~、ましてやおれの死体でしょ、もっと色付けてよ」ってなる。そこで葬儀屋と病院のコラボで遺産相続という発想を導入するのだ。
もちろんすぐにどうにかなるわけではない。利権があれば必ず次の問題は出てくる。そしてこれはクローン問題に行き着く。様々な問題が派生してくるし宗教的な判断も必要となる。
けど臓器が必要な人がいて移植技術があるのに、どうにか出来ないのかとなる。だから中国で臓器抜きとって闇で売るビジネスよりは、表に出して皆で議論した方が良いに決まってる。
その結果として「やっぱり日本ではビジネスに出来ません、中国から買います」と国民が合意すればそれもあり、クローンは作れません、それもあり、ただその代償として臓器移植が出来ずに死んでいく人々の事を忘れることは出来ない。
てか臓器問題は数十年前から手塚治虫が火の鳥の中でも問題提起していたのだ。それから何十年、一体どんな議論を医学界はしてきたのか?てか、してきたのか(笑)?
ぼくは今日も新しい死体が入手出来たと連絡がありVTOL(垂直離発着機)で病院に向う。病院で受け取った新鮮な臓器、どれどれ今日は何個だ?でもって配達先病院はどこだ?
数十年前までは死亡した方の遺体は献体と言う形でないと臓器移植が出来なかったそうだが、それってどんな医学知識暗黒時代だったのかな?人間は魂が永遠であり肉体は抜け殻にしか過ぎない。その抜け殻で多くの人々が助かるのだからリサイクリングビジネスでしょ。
十数年前に国会で臓器移植に関する国民的合意を作り上げて、今では予め死亡予定者が肉体所有権移転書類に署名しておけば亡くなった時点で死体は葬儀社に所有権移転されて葬式は葬儀社が全額費用負担をしてくれるようになった。
相場としては臓器一個で普通の葬式、臓器2個なら豪華な葬式、もし内臓全体を含めて四肢全体を提供してくれれば派手な葬式に参会者の夕食の手配からお墓まで。
葬式終了後にその時点での臓器相場で死亡者から遺族への「遺産相続」としてまとまったお金が葬儀社から支払われるようになる。これで誰もがHappy!
元々は臓器売買ビジネスは闇市場で行われていたが、これも酒や麻薬と同じできちんと表の市場に出す事で大きなビジネスになり、結果的に公正な市場を生み出すことになった。今は臓器待機リストが国内で完全に統一されて闇市場での売買は出来ない。
ヤミ煙草や麻薬などのちっちゃなものと違って、ちゃんとした施設を持った病院と医師と葬儀社がいないと手術が出来ないのだから、常に需要と供給のバランスが図られるようになっている。
クローン技術も発達しており簡単な指や腕程度ならクローンでも良いのだが、臓器となるとやはり新鮮な人間のものが一番相性が良い。
医療暗黒時代には「術後生存年数」などと言われてたが今の医療技術では術後はすべての患者か健康体に戻るので寿命をまっとうするのが当然となっている~~~。
なんて、夜明けにこんな夢を見たのでかなり鮮明~。あ~怖かった。かなりクリアーだったし、自分が搭乗する垂直離発着機も、胴体から翼までクリアー。
昨日の夜は香港映画でホラー系だったが「臓器抜き取り」がネタにされてた。普通に健康な若い女性を誘拐して意識不明にさせて右腰の上、へその下のあたりを30cmくらい切り取る。そこから臓器を取り出して後は縫合手術をして放置である。
この映画見た後だったからだろうな、こんな夢見たのは。
日本では臓器移植の議論が進み、脳死でも臓器を取り出すことが可能になった。これだけでも一歩前進であろう。しかし生きている人を相手に「あんたの死体、買いますよ」と言うビジネスが出てきたら、ますます発展途上国の人間の金儲けは手段を選ばなくなるであろう。
誘拐しても身柄は返すのだから身代金を取る為の危険性はゼロだ。中国ではすでに臓器目当ての誘拐など珍しくもない。買い手さえ見つかれば大儲けなのである。
そしてこれは1920年代の米国禁酒法と同じで、放置しておけば次々に闇市場が発生してしまい、かえって社会を混乱に陥れる。
ニュージーランドではキリスト教が中心で魂と肉体を区別する考えがあるから、事故で脳死になった子供の生命維持装置は3~4日で外してから献体するケースがよくある。
日本では子供が親にそんな事言えるわけがない、文化が違うのだ。だから死体はどんどん出来るけど使い道がないままに火葬場行きとなる。
中国でも子供は親を大事にするから他人の家の誰かを誘拐して臓器を抜く。ふ~む、現実的ですな(笑)。
日本の臓器移植の問題は現在健康でいずれ死を迎える人々の意識を変化させて「死体は抜け殻、あなたは三途の川を渡って次は鳥になるんですよ」と教育すれば良い。
けどこれだけでは何の利益にもならない。「献血してもヤクルトやトマトジュースではね~、ましてやおれの死体でしょ、もっと色付けてよ」ってなる。そこで葬儀屋と病院のコラボで遺産相続という発想を導入するのだ。
もちろんすぐにどうにかなるわけではない。利権があれば必ず次の問題は出てくる。そしてこれはクローン問題に行き着く。様々な問題が派生してくるし宗教的な判断も必要となる。
けど臓器が必要な人がいて移植技術があるのに、どうにか出来ないのかとなる。だから中国で臓器抜きとって闇で売るビジネスよりは、表に出して皆で議論した方が良いに決まってる。
その結果として「やっぱり日本ではビジネスに出来ません、中国から買います」と国民が合意すればそれもあり、クローンは作れません、それもあり、ただその代償として臓器移植が出来ずに死んでいく人々の事を忘れることは出来ない。
てか臓器問題は数十年前から手塚治虫が火の鳥の中でも問題提起していたのだ。それから何十年、一体どんな議論を医学界はしてきたのか?てか、してきたのか(笑)?