2011年01月06日

2011年、仕事再開

見えてきた。10年前と同じ感覚だ。

今年から確実に下向きの平等が始まる。不思議なのは多くのブロガーがその事に対して「政府は何故そんな無策や悪手を打つのか!」と訴える点だ。

ちょっとちょっと、あなたにとっての無策は政府にとっての雄策でありあなたにとっての悪手は政府にとっての好手なのだという事に何故気づかない?

今ここで書いているのは地方公務員の作業が遅いとか無駄な事をやってるとかではない。 日本全体の流れとして、米中に挟まれた島国が不沈空母となるのか日本沈没となるのか、そういう国家全体の動きを日本政府の上層部が「全く理解していない」なんて事はあり得ない。

すべては「わかってやってる事」であり、彼らの視点から見れば今の日本が何故こうなっているのかがよく分かるし、何故こうしたかったかもよく分かる。

10年前に日本の予測をしたが、大体において合ってた。年末の休暇を利用してたっぷりと睡眠と運動を取り頭をすっきりさせてゆっくり考えてみて、次の10年が大体見えてきた。

個人のレベルで誰がどうなるかなんて分からないが、政府がこの国を10年後に世界のどのあたりに位置づけようとしているのかは大体分かった。

問題はその為に必要な様々な犠牲であり、2010年はその犠牲に選ばれる人たちのリストが政府によって決められた時期だと言ってよい。

ただしこの政府と言う意味は現在の民主党政権ではない。その背後にある長期的に日本を支えて来た官僚である。

彼らは日本を良くするためなら日本国民をどれだけ犠牲にしても気にしない。与謝野晶子なら「君、死にたもうなかれ」だろうが、国家にとっては「君、死にたまえ」である。

今までどれだけ日本に貢献したか、どれだけ奉仕したかなんて関係なく、リストに載ってしまった人々はすべてが対象となる、官僚と一部特権階級を除いて。

リストに載ってしまうと、今までは他人事だった床屋談義も冗談では済まなくなる。問題は、誰が最初に行動を起こすかだろう。そしてバスに乗り遅れた人々に残された道は多くない。

2011年。ぼくは今日から仕事を再開する。


tom_eastwind at 01:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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