2011年01月29日

今度は背番号制度の復活ですかい!

86949fdb.jpgここまで来ればもう何でもアリの管政権である。与謝野さんが背番号制度の導入をいきなり発表してしまった。
いずれ短命に終わるから彼ら社会主義者が政権を握っているうちに財務省の目指す個人資産巻き上げ政策を一気に実行しようということだ。

 

民主党は大所帯であり左も右もいる。小沢氏が古い利権政治家の代表みたいに言われてるが、彼の国家運営の基本はイギリスのような小さな政府である。

 

そして管首相の目指す方向性は社会主義であり大きな政府だ。彼ら1960年代に理想の社会つくりを目指して連中の頭は今でも変わらない。

 

彼ら社会主義者は人民の平等が大好きだから金持ちから資産を全部巻き上げて政府に納めさせてすべての労働者に平等に行き渡るようにする。つまり下向きの平等だ。

 

もちろん政治家と官僚が少々余分に分け前を取って自分の懐を潤わせるのは仕方のないことだ、政治家や官僚は国家天下の事をいつも考えており、一般庶民が自分の生活を考えてるのに比べてずっと忙しくて大変なのだから。

 

彼ら社会主義者は労働者が大好きだからすべての労働者を雇用して役立たずでも何でも正規雇用で守りその分の人件費のしわ寄せが企業に行って結局海外企業との競争で負けても構わない。企業よりも労働者が大事なのだ。

 

その代わりに、政府が守るのは政府の言うことをちゃんと聞いて大企業に就職して正社員になった労働者だけね、フリーターとか自分で雇用の自由を選ぶような連中は正しい労働者ではないから彼らの雇用は守りません。だってだらしない生活を送ってきた連中は自己責任じゃんか。

 

彼ら社会主義者は犯罪のない平和な社会を作りまさに1960年代のロシアとか中国とかを目指している。そのためには国民全員を監視して政府批判発言があればすぐに国策捜査で逮捕してその人の人生を潰してしまう。

 

犯罪予防のために何もしていない一般市民であっても“犯罪を犯す可能性がある”ってことで逮捕する。

 

そのために人民の自由が少々犠牲になっても仕方ない、理想の社会主義国家を作るのだ、目的は手段を正当化するのだ。

 

そして彼ら社会主義者と手を組んだ財務省は、本来は簡単に通りそうもない相続税増税をどたばたの中で作り上げ、子ども手当では本来中央が勝手に決めた事なのに税負担は地方に「地方分権」という名目で「お前らも払え」と押し付けた。

 

こうやって国民の関心をかっている間に次の本丸が消費税と年金である。そしてこの両方を確固たるものにする、つまり一切の逃げ道を塞ぐ制度が今回の国民総背番号制度である。

 

国民全員に番号を付ければ管理しやすいのは当然だ。ニュージーランドでもすでに実行されてて僕のような永住者でもIRD番号を持っている。ただニュージーランドの場合は手続きの簡素化のためが主であり国民監視が目的ではない。

 

ところが今回の日本政府が導入する総背番号制度は国民の一挙手一投足を監視する為であり国民の金をすべて捕捉して確実に課税するためであることは明白だ。

 

それにしても日本の財務省がどれほど賢いかは今回の一連の法改正を見ればよくわかる。今回の改正でも表舞台に出るのは政治家だけ。彼らを弾除けに使って自分たちは黒子として政治家人形を踊らせているのだから。

 

しかしまあ、こうなったら何でもやり放題の社会主義者と財務省の強力タッグである。こんなのに対して国民が個人で抵抗しようとしたって勝つわけがない。

 

そして今年の選挙で自民党が勝っても国会のねじれは変わらず選挙制度自体が疲弊しているのをうまく利用して官僚たちが自分たちに都合の良い方向にどんどん引っ張っていく。

 

まったく、日本株式会社の復活である。挙国一致して「辛抱します勝つまでは!」とか「欲しがりません勝つまでは!」とかになって、政府の言うことをおかしいなんて少しでも口に出そうものなら町内会の洗脳おばさんたちに吊し上げられるのだ。

 

これからの10年、日本国民はとんでもない事になるぞ。いつだれが突然犯罪者として逮捕されるかわからない、個人資産はどんどん税金で持っていかれる、仕事は強制労働並みにきつくなる、けれど給料は上がらず生活はますます苦しくなる。

 

誰もが息苦しくなっていくのだが、死ぬほど働けば飢え死にしない程度に食える状態にしておく。だから誰も反乱を起こせない。自分が先頭になって死ぬのは嫌だ、それくらいならこのまま下を向いてパンをかじってるだけでよいとなる。

 

政府はこのあたりのさじ加減は天下一品である。なぜなら江戸時代から400年にわたって官僚連中が学んだのは「百姓は、生かさず殺さず」だからだ。



tom_eastwind at 18:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 日本ニュース

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔