2011年02月07日

名古屋のミラクルだぎゃー

名古屋のトリプル選挙は河村市長の全面勝利で終わった。知事は盟友、議会は解散、自分は市長に再選される、まさにぎゃははーと笑いが止まらないでしょ。

 

名古屋にはぼくの最重要顧客がいらっしゃり、名古屋市政についてもいろいろと話を聞かせてもらってる。

 

河村さんというのは明るい方のようで、リコールが決まった時に「名古屋のミラクルだ!」と言ったそうだが、ミラクルだけ英語で言わんでちょーよって感じで笑わせてくれた。

 

自民党の小池百合子総務会長は党推薦知事候補の応援で「伊達直人は子どもにランドセルを贈るが、菅直人は子どもに将来の借金を背負わせる」。

 

これもうまいことを言ったものだ。座布団一枚ですね。

 

議員報酬の減額とか住民税の減額とかどちらも住民にはうれしいばかりの話である。その金額が多い少ないではなく、政治家が市民を見て活動していると肌で感じられるからだ。

 

こういう事を最初にきちんとやっておけば後になって「市民の皆さんにも負担を求める」ような提案をするときでも通りやすい。

 

河村さんは期せずしてこのような提案をしたのか、今日のある事を予想していたのか、おそらく予想はしてなかったと思うが、政治的に勢いがつきましたね。

 

これで市議会議員選挙で河村市長側は40人くらいの市議候補を立てると言ってるから、もしかして半数以上が河村市長派になるかもしれない。

 

リコールされた議員側では自分のブログなどでずっと防戦、ある市議は「どうせおれたち今年の4月で任期終了なのになんで一か月早めるためだけに何億円もの選挙費用をかけるなんて民主主義じゃない!」なんて書いてる。

 

「対立よりも対話を」とか「わたしたちの声が市民に届かない」とか「河村市長は聞く耳を持たない」とか、彼らのブログでずいぶんいろいろと書いている。

 

しかしな〜、少なくとも「議会」なんて立派な名前の付く場所で「議員」なんて役職をもらってんのに、反論の内容がこの程度か〜、それも情けないよな。

 

何億円もの選挙費用を払ってでもお前らをとっとと首にしたい、自分の意見を表明したい、そう思ってる人が40万人以上いたってことでしょ。

 

第一まさに市民の金だ、それをどう使おうと市民の勝手でしょ、あんたら「雇われ」が口出しするんじゃないよ。てか、あんたらがだらしないからこんな結果になるんだぎゃー。

 

「わたしたちの声が市民に届かない」って、あなたはどこに住んでるんですか(笑)。

 

まあいちいち市議会側の反対政策を取り上げて批評はしないが、どれも説得力がないんだよね、こうすればこうなるじゃないかとかあーすればいいじゃないかってんなら、リコールされる前に実行しておけよ。

 

自分たちが議員で安泰安穏としている間はそっくり返って議会内で椅子取りゲームの派閥争いで市民の気持ちを無視しておいて、いざ自分の椅子がひっくり返されそうになると突然「あーでもないこーでもない」って言い訳でしょ。

 

愛知県知事が変わり名古屋市長が再選され市議会はリコールされた。阿久根で市長が負けただけに「阿久根の市民、自己責任」と言いながらも正直がっかりしていたが、今回はうれしいな。

 

ぼくの持論であるしニュージーランドではすでに実現されているが、政治家とは市民や国民代表であり、これは名誉職である。または、誰かがやらなければいけない「高貴なる義務」である。

 

だからニュージーランドでは議員活動に報酬を払うがそれは活動費であり生活費ではない。ましてや議員特権を使って何かやったら速攻で辞任だ。2か月ほど前も国民党の中国系女性議員が「旅費の不適切な支出」で辞任したし、さらにほかの議員は出張先のホテルでエロビデオ見たのを議員のクレジットカードでついつい払ってただけで議会での役職をはく奪されるスキャンダルになるほどの国だ。

 

代々の首相でさえも本職が別にあって一時的に首相をするって感覚がこちらでは普通だ。

 

例えば1984年から1989年まで首相を務めてニュージーランドをそれまでの社会主義から市場主義に大変化させたデイビッドロンギ首相は現職の弁護士であり政治家を引退した後はオークランドで弁護士に戻った。

 

1990年から1997年まで首相を務めたジムボルジャーは元々が農夫であり30代後半になって初めて農民代表として国民党に加入して首相になった。今でも牧場を持っている。現在はキーウィバンクの会長を務めている。

 

1998年から2008年まで首相を務めたヘレンクラークは大学の講師であり首相引退後は国連のNo3として活躍している。

 

現首相であるジョン・キーは若いころから海外に飛び出て国際金融ビジネスで活躍し、最後はメリルリンチ米国本社の副社長にまで上り詰めた人物である。

 

本来の民主主義においては名誉職であり義務で参加する人が、なぜ多額の議員報酬を得て議員年金をもらい経費を役所へのつけ回しみたいな事をしておいて何期も議員を続け、挙句の果てには地盤を子供に譲る。

 

こんなのニュージーランドでは考えられないことだ。

 

てか子供に地盤を譲るんなら相続税払えっちゅうに。こういう都合の悪い部分は「いやいや、地盤は資産価値が計れない」とか言い訳する。ふざけんな、市議選挙で新人が最初の一回目に使った費用を目安とすれば地盤の計算は可能である。

 

これを機会に日本各地で議員報酬の半減や議員数の20%削減とかを住民投票で決議してみたらどうだろうか?

 

そして議員になる人々全員に必ず聞く。「あなたは金の為に議員をするのですか、市民の為に議員をするのですか?」



tom_eastwind at 16:05│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 日本ニュース

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