2011年02月15日

「獅子のごとく」 黒木亮 

獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー (100周年書き下ろし)獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー (100周年書き下ろし)
著者:黒木 亮
講談社(2010-11-27)
販売元:Amazon.co.jp
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ブログに頂くコメント、ブログから直接メールを返信することが出来ず、またメールアドレスをコピーして通常のアドレスから返信しても送信不能で返される。なんでかな。

 

新しいレッツノートCF-J9にして使い勝手はよいのだが、ワード2003からいきなり今のバージョンに来たものだから文字サイズ調整も出来ず、おまけにライブドア側の書き込み方法もどんどん進化してて写真の添付方法もよく理解出来ず失敗、進化についていけなくてかなり苦しい思いをしながら先を歩く人々の背中を追いかけている感じだ。

 

だもんでコメントは読むだけでご返事を差し上げることが出来ないのだが、今回はその中にお問い合わせが入っており、うむむ、どうしよと思いながらも、とりあえず書けるだけ書いておこうってことで、医師免許の話。

 

NZで医師免許の取得を目指した方が数年前にいたが、結局彼は日本の元の上司の関連する病院に呼び戻されてしまい、取得には至りませんでした。

 

じゃあ日本人医師がニュージーランドで医師免許を取るとすればどうするか?まずはIELTSアカデミック7.5取得と医師免許の書き換え、それから見習いを2年ほどやってからフルライセンスになる、おおざっぱに言えばそんな流れだと思ってください。

 

実はもっともっといろんな規則があるんだけど書き出したらきりがないので現状報告まで、です。

 

ところで週末に読んだ「獅子のごとく」黒木作品ですが、これはまた素晴らしい出来だ。

 

ゴールドマンサックスの持田社長をモデルにした作品で彼の生い立ちから学生時代、邦銀を経て海外留学を経験してゴールドマンサックスに入社、それからの泥臭い営業と、彼のまわりで働いてそれぞれ新しい世界に旅立っていった人々を描いているんだけど、これ、金融の素人には書けないよねって感じの実感と迫力があちこちに感じられる。

 

海外で一人で戦うってのは母国の助けも家族の助けも何もない状態で生きていくことだけど、日本でだって外資で働くっってのは大変なことである。

 

とくに金融の世界で生き抜くってのは、どこの都市であって金融で戦うのはこんなにも苦しいものかと思わせる。まさに孤軍奮闘で素手で殴り合い叩き合い、少しでも気持ちが弱ればぼこぼこにされる。常に獅子のように戦う強い意志を持たねば生きていけない。

 

一つ一つのやり方を汚いとかずるいとか言うことは出来る。立派な評論を高いところからエラそうに自分は何もせずにどうのこうのって理屈ばかり並べる奴はたくさんいる。

 

けど、生きるってのは戦いであり、そのためには手段を選ばない、ましてや日本人程度の常識や道徳や感情などいちいち考えていたら世界レベルでは即退場である。

 

日本的な感覚や常識や道徳を大事にしたいならそれでどうぞ、けど自分に都合の良い時だけ国際化〜とか言っておいて都合の悪い部分は「あ、けど日本は違うから」ってそんなずるい話は通用しない。まして世界を相手にしたファイナンスビジネスでは絶対に生き残れない。

 

この本の主人公となった持田氏は、作家の黒木氏いわく「じぶんの事書かれてあんまりおもしろくない(笑)」らしい。

 

サラリーマンとして集団の中で生きている人には理解しにくいしおそらく主人公のやってることに「え〜?なんでそこまで?」と思うだろう。

 

その意味でこの本は集団の中で生きていき他人に汚い真似をさせて自分の手を汚さずに午後の日差しの差す裏庭でお茶を楽しむ人々には理解されにくいだろう。

 

けど自分ひとりだけで戦う人にとっては、なぜ戦うのかという意味も含めて随分励まされる一冊である。



tom_eastwind at 12:45│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 最近読んだ本 

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