2011年05月29日

砲艦サンパブロ


今日で説明会も無事終了。それにしても二日間ぶっ続けはかなり体力の消耗なので夜はどこにも行かずルームサービスのサンドイッチとコンビニで買ったカップヌードルで済ませてamazonで買った「砲艦サンパブロ」のDVDをゆっくり観ることにする。

 

1966年に作られたこの作品は当時の米国の時代をよく表している。第二次世界大戦の勝利から続く好景気と英国から移ってきた世界支配権を併せ持ち誰もが米国は世界一と信じていた。コーラとキャデラックと屋外映画、ロックンロールで楽しむ週末。とにかく時代と大人と政治に文句を言って抵抗して後ろにいる友達に「ほら!おれっていけてる!」というだけでよかった時代。

 

ところがケネディ暗殺、ベトナム戦争の暗雲と続く未来が本当に資本主義をよくするのか、もしかしたら共産主義の方が良いのではないか、国民の中にも疑問を持つ人が多く表れてきた、そんな時代が1960年代後半だ。

 

日本では安保闘争が行われて親のカネで大学に通う学生が親の働く職場や社会に対してゲバ棒を振って反発して日本は大騒動になった。ところが最後には社会が「お前らいい加減にしろ、ほらここにお前の就職する会社の名前が書いているからそこに行って黙って働け、文句があるならそれからにしろ」と言われ、放り込まれた子供は今度は今までと正反対のイデオロギーで企業戦士となった。

 

ほとんど血も流れずほとんど人も死なず若者はいつの間にか社会人になり今彼らは年金生活を送っている「おれも若い頃はさ〜」なんて昔の事を楽しく思い出しながら。

 

そして21世紀の今、昔のようなところてん式「学生の間は社会に背を向けて卒業したら誰でも就職出来て一生同じ会社で働けて病気の心配も要らず毎年給料が上がって停年で年金もらえてそれを支えるのは次に続く若者」と言う構図はすでに崩壊して、今社会にゲバ棒をふっても誰も相手にしてくれないし就職もない。

 

ところてんがなくなった時代、米国でも日本でも「永遠の繁栄」がなくなった時代にはいつも時代の一番最後にいる人々にすべてのしわ寄せが集まる。米国においてはそれがベトナム戦争であり5万人の無垢な若者が戦死して多くの帰還兵が故郷に馴染めずにランボーのようなベトナム症候群に陥った。日本では明日の仕事が保証されないフリーターと毎年自殺する3万人の社会不適応者たちを生み出した。

 

文句ばかり言えば解決してた時代、そんな時代も間違いなくあった。ただ、今はその時代でないことも明確だ。自分で答えを探していくしかない。今回のセミナーがそのような人々の答え探しの第一歩になればと思う。

 

皆さんご参加有難うございました。



tom_eastwind at 03:41│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 | 移住相談

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