2011年08月22日

ニュージーランドの子供4人に1人が貧困??

「子供福祉サポートの為に設立されたEvery Child Countsの発表によるとニュージーランドの子供4人に1人が貧困生活をしており、OCED30カ国中28位という低いランクとなった。これは10代の出産率や自殺率の高さも影響している。

 

 特に マオリやパシフィック系の子供が最も影響を受けており、衣類、栄養、住居の面で恵まれない生活を強いられている現状だ。

 

 緑の党では貧困の子供に関連するこの結果に何も取り組まないことで、大体3%のGDP、年間にして60億ドルもの影響があるとして、10万人の子供を2014年までに貧困から救うプラン強化を打ち出している。」

NZ大好き記事より:社会   2011819

 

ニュージーランドを語る日本人を見る時、時に「この人は何でこんな現実離れした事しゃべってるんだろう??」と思う事がある。

 

この人現実を知ってるのかな?って思うくらいだが、その理由がこのような記事にある。この記事をさらりと読んで要約してしまうと「ニュージーランドの子供は貧困である」となるがこれは全くと言って良いほど実態を反映していないデータになってしまう。

 

こういうのを記事の独り歩きとか数字の独り歩きと言うのだが、現場を知らずに数字だけいじくり回したりすると伝言ゲームの結果として当初の話とは全然違った内容になる。

 

困るのはどっかの統計だけを偶然ネットか何かで見つけて出所がそれらしいからってんで丸ごと信用する。それとか統計の読み方が分からないからそこに書いている解説を鵜呑みにして話をする。聞いてるこちらからすれば「早くしゃべり終わってくれないかな」と思うだけ。

 

まず聞きたい。貧困とは何を示すのか?衣類、栄養、住居?

 

おいおい、まず衣類からいこうか、彼らは元々Tシャツに短パンに裸足で生活をしている人種だ。その事実を知っているのか?それともTシャツに裸足では貧困と言うならキーウィ全員が貧困になるぞ(笑)。

 

栄養?毎日コーラの2リットルボトルを朝から飲んでポテチを平気で二袋くらい食ってから近くのKFCでどでかいチキンバスケットをばくついて夜もフィッシュ&チップスを食べる彼らの習慣は誰が押し付けたものでもない、個人のくだらない動物並みの目先のものを食べる欲望が彼らの食習慣を作っているのだ。逆に言いたい、失業率が20%近いマオリや30%を超すアイランダーがそれでもコーラやKFCを食えるのはすべて政府の福祉があるからだ。栄養の貧困ではなく人間の理性の貧困が問題なのだ。

 

おまけに住居?は、何言ってるんだか、彼ら失業者は政府が用意した市営住宅に通常の家賃の10分の1以下で住むことが出来て家賃滞納しても追い出されない。国会でどれだけ議論になっても最後は「ま、いいか、仕方ないよね」で終わっている現実。普通に働いている連中が高い家賃を払ってるのに不公平じゃないかって意見は無視されている現実。

 

マオリやパシフィックアイランダーが貧困の影響を受けているのではない、彼らが自分たちを自分の望む状況に置き、近親相姦に近い乱交で10代の妊娠がごく普通、ところが育てることが出来ないから虐待に繋がりそれが繰り返される。刑務所に放り込まれる犯罪者の人種別比率がマオリ及びアイランダーで80%を占めているという現実を誰が発表するのだろうか?

 

しかしこのような記事だけを読むと自称人権主義者などはうれしくなってタップダンスを踊りながら「平和が大事よ〜、貧困はダメよ〜、政府はもっと手厚くして、教育も大事よ〜」と蝶花を歌って自己満足。

 

現実はそんなものではない。

 

田舎の、失業率が30%を超す村の事を書いた事があるが、彼らは車で30分も走れば働く場所はある。オークランドに来れば仕事も住むところも確実にある。ところが自分たちが住んでる場所でいつもと同じ仲間と傷を舐め合いながら政府のカネで食っていけるから何もしないだけだ。

 

そして時々仲間と群れて都会に出てきて昼日中のクイーンストリートで奇声を発して周囲に見られて自分の存在感を身に感じ近くの住宅に空き巣に入ってみたり駐車している車の窓ガラスをたたき割って車内のラジカセをカッパラッタり。

 

子供たちを貧困から救うプランと言っても、ニュージーランドで飢え死にした子供はいないわけだし学校に行きたくても行けない子供もいない。では何から救うというのだ??

 

実はこれ、突き詰めて言えばマオリ及びアイランダーの大人の教育と生活態度の改善にしか答えはない。だらしなく太ってそれが立派くらいに思って彼らの多くが肥満による病気で政府の医療費を使いまくる片方で健康な白人が毎日ジョギングをして医療費のお世話にならず毎月きちんと納税している。

 

だからこの記事は子供の貧困をネタにしているが本当の意味はここ数週間続けて発表されている政府によるマオリ及びアイランダー対策の一環であり、要するに彼らをどうにかしないとムダ金がどんどん垂れ流しになる、いい加減放置ではなくてそろそろ本気でどうにかしようぜってメッセージなのだ。

 

政府による貧困対策と言う名目でマオリ及びアイランダーの食生活から大人と子供の教育まで改造していこう、そうでないと政府の補助に乗っかったままで社会のお荷物になっていく。これをどのように改善していくかがニュージーランド社会での「真面目に働いて納税している人々」に公正感を与えるしこれから社会に参加しようと思う人々に安心を与えるし、そして何よりも福祉に頼り切っている人々に自立心を与える事になるのだ。



tom_eastwind at 20:47│Comments(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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