2011年10月05日
好きになってね、頼むよ!
「好きになってね、頼むよ!」という見出しに惹かれて読んだ記事。
第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン「はじめまして、ラジオです。」
10月2日日曜日、第1回NHK・民放連共同ラジオキャンペーン「はじめまして、ラジオです。」が開催された。AKB48、オードリー、ももいろクローバーZをはじめ、各ラジオ局の人気パーソナリティが渋谷に集結し、若者のラジオ離れをなんとか食い止めようと、NHKと在京ラジオが協力しての一大キャンペーンとなった。民放側の総合プロデューサー、TBSラジオの加藤嘉一社長にお話を伺った【取材・構成 BLOGOS編集部 田野幸伸】
★
ラジオの凋落が始まって久しいがご存じのとおり日本で最初に公共に向けた放送(一方通行)はラジオである。江戸時代のかわら版から始まり人々に対して情報提供をするビジネスは新聞からラジオ、そしてテレビと様々に形を変えながら現在ではインターネット(双方向)も利用されるようになった。
BLOGOSと言う情報発信源はネットを媒体として情報を発信するのだが、そのBlogosで上記ラジオの活性化の話がネタになっていたのが皮肉でやってるのか面白い。
けど、あれれ?記事を読むとどうも「ラジオは面白いのに高校生が聞いてくれない」その理由は高校生がスマートフォンが持てないとかパソコンがないとか、こっちは新しいラジオ発信をやってるのに彼らが受ける事の出来る機械がないって話。それとかラジオはアナログ中心で高層ビルの増加で電波が届かないとか。
うむむ、これは自虐ネタで書いているのか?なんでこの業界に限らずだがテレビの人々も含めて、放送の一番大事なものはコンテンツ、つまり伝える中身だって事が理解出来ないでいるのだろうか?
これはかわら版の時代から全く同じであるが、人々が欲しがる情報を提供せずに「うちのシステムは良いのに使ってくれない客が悪い」と訴える日本製携帯電話会社や大手電機会社みたいなものである。
放送とは何か?通信とは何か?媒体とは何か?この根本的な問題を理解しようとせずに常に仕組みやシステムなど「今ある既存のもの」にのみこだわり、一番大事な「中身」を守ろうとしなかった人々が顧客から捨てられるのは当然の事である。
これは何もラジオに限ったことではなく日本の多くの業界で見かける現象だが、誰もが目先の仕組みにとらわれて時代の変化についていけず過去の身を振り返りながら「なぜみんなわかってくれないんだ?」と悩んでいるが、あのさおっちゃんたちよ、ちょっと視点を変えて顧客の立場で考えて見なよ。
誰もが労働者の時間と消費者の時間を持つ。その消費者の目線が、なぜか自分の会社の事になると労働者目線で物事を考えてしまう。そういう矛盾を自分で理解していますか?おっちゃんたちさ。
あのね、年を取るって事は本来楽しい行為なんですっよ。若い頃と同じくらいの体を進化した医学で維持しながら脳みそにはどんどん新しい知識と社会経験が増えて行って若い人がどれだけ逆立ちしても敵わない知識と経験を積んで深みのある人生を送れるんですよ。
ところがそんな楽しい行為をラジオの連中は分かろうとしない。自分で脳みそを停止させて自分で体を(無意味な付き合い残業やタバコやその他不健康な事)老いさせてその挙句「今の若者はラジオを聞かない」なんてさ、ばっかじゃないの?
要するに面白くない情報を垂れ流しているのだ。例えばぼくらの高校の頃はラジオブームだったが、それはパーソナリティと呼ばれる人々が中島みゆきだったり谷村しんじだったり、とにかく今でも超のつく有名で実力のある人々が本音で楽しく話しかけてくれたのだ。
今のパーソナリティって、要するに関西系のバカお笑い芸人でしょ。人生の深さが全然違うんだよね。そんなのにしゃべらせておいて客取れるかっつうの。
好きになって欲しいなら脳みそ整形してこいって感じの今日の小ネタでした。