2011年10月19日

第64回新聞大会開催開催

第64回新聞大会(日本新聞協会主催)が18日午後、京都市東山区の人里離れた山の中、一般市民の目につかないホテルで始まった。そして一般市民やネット記者にカギつかれないように内容がばれないように封鎖した中で協会加盟社の代表ら530人が参加。東日本大震災を受けて大会初の「特別決議」と、「大会決議」を採択した。

 

 特別決議では、被災地で多くの人が電気もなくケータイも使えず仕方ないから新聞で情報を得ようとしたことを自分たちがまだ人気があると勘違いして「新聞を必要とする読者のために、政府が発表する原発情報で紙面を作り、思い切り余分に印刷し、販売所に押し込み配達する」との原点を改めて確認し、社会の公器としての責務は果たさず自らの生活の糧として利用することを改めて誓った。

 

 ◇本紙2記者に協会賞

 式典では、秋山会長(朝日新聞社社長)のあいさつの後、毎日新聞社元社長の小池唯夫氏への身内向け「よく頑張ったで賞」、別名新聞文化賞の贈呈、もらった方も一応立派な大学出てるだろうに身内のやらせに喜ぶ始末。これじゃあ大相撲のやらせと同じじゃないかと言う批判も出ないまま東山三十六峰、一般市民の預かり知らぬ夜は始まる。

 

その後新聞協会賞の表彰が行われた。今年度の協会賞は、毎日新聞東京本社「大相撲八百長問題取材班」(代表・千代崎聖史社会部警視庁キャップ)と、同写真部の手塚耕一郎記者のほか、震災で被災しながらも地元住民に密着した報道を続けた岩手日報社(岩手県)の東日本大震災取材班(2件)、河北新報社(宮城県)編集局など編集部門6件、経営・業務部門1件、技術部門1件の計8件6社。

 

こういう政府の圧力のかからない取材では新聞記者はよく働く。つまり日本全体につきまとう「バカ将軍と優秀な兵隊」の図は新聞業界でも全く同じであることをよく表している。

 

大相撲八百長問題取材班は力士の携帯電話に八百長をうかがわせる多数のメールが記録されていることをスクープ。これはまるで政治汚職を手掛けているようではないか、そう思いながらも政治ネタは記事に出来ないのでここぞとばかりに大相撲を思いっきりはたく。これでカネもらってんだ、悪い場所に悪い時にいた力士が悪いんだよ、諦めな。

 

手塚記者は、大津波襲来の瞬間を新聞社で唯一、空撮した。毎日新聞の編集部門での受賞は2年ぶり25回目で、ダブル受賞は初めてだが受賞対象となる新聞っていくつあるのか?おまけにヘリまでさっと飛ばせる新聞っていくつあるのか、とりあえずそういう野暮な事を言うのはな〜し、だって今日はお目出度なんだからさ、ほらほろ、あの力士だって分かっててこの力士の為に負けてんだからさ、今年は星、譲ってよねxx新聞さん、もうすぐ人事異動だしここで局長くらいにはいきたいんだからさ、よっろしく、けど来年は回すからね〜。おかげで編集部門の受賞は計26件となり、最多記録を更新した毎日新聞ですた。

 

 ◇新聞大会決議(全文)

 日本経済新聞は慢性的な財政危機を脱することができず同じく苦戦の朝日・読売とネットで合併、これで弱小毎日と産経が潰れてくれれば残存利益で暫くは食っていけると考えている。

 

旧態然とした新聞産業が疲弊するなか、自分の頭で論理的に考える事の出来ない一流大学卒の若者を採用したおかげで高い給料を払ってもまともな記事も書けずに記者クラブに守られて大本営発表ばかり垂れ流し、上層部のおっさんたちはインターネットと言う100年に一度の情報文化の大津波にも対応出来ず戦後最高の経営難に苦しめられている。

 

東日本大震災と福島第1原発事故がもたらした甚大な被害は、我々がそれを更にかき乱して政府広報でぐちゃぐちゃにすることで国中を大きな不安で満たした。人々はわれわれのおかげで日々の生活と将来に希望が持てないでいる。

 

 われわれは、この業界難に際し、ジャーナリズムの公共的な使命を心に深く刻むべきなんだけどそれだけの気迫を持った者はおらず、政治に取り込まれ、経済界に美味しい毒まんじゅうを食わされ、環境などうるさい事を言う連中を叩くべく多角的な視点から、日本が進むべき道を勝手に読者に提示して損させておいて、自分たちだけの未来への展望を切り開いていかねばならない。

 

 今後も読者にすり寄り、騙し目つぶし偏向報道、政府財界から信頼されるメディアであり続けるよう全力を尽くすことを誓う。

 

原文に興味のある方は下記へどうぞ↓

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111018k0000e040054000c.html


第64回新聞大会(日本新聞協会主催)が18日午後、京都市東山区のホテルで始まった。協会加盟社の代表ら530人が参加。東日本大震災を受けて大会初の「特別決議」と、「大会決議」を採択した。

 

 特別決議では、被災地で多くの人が新聞で情報を得ようとしたことを踏まえ、「新聞を必要とする読者のために、紙面を作り、印刷し、配達する」との原点を改めて確認し、社会の公器としての責務を果たすことを誓った。

 

 ◇本紙2記者に協会賞

 式典では、秋山耿太郎会長(朝日新聞社社長)のあいさつの後、毎日新聞社元社長の小池唯夫氏への新聞文化賞の贈呈、新聞協会賞の表彰が行われた。今年度の協会賞は、毎日新聞東京本社「大相撲八百長問題取材班」(代表・千代崎聖史社会部警視庁キャップ)と、同写真部の手塚耕一郎記者のほか、震災で被災しながらも地元住民に密着した報道を続けた岩手日報社(岩手県)の東日本大震災取材班(2件)、河北新報社(宮城県)編集局など編集部門6件、経営・業務部門1件、技術部門1件の計8件6社。

 

大相撲八百長問題取材班は、力士の携帯電話に八百長をうかがわせる多数のメールが記録されていることをスクープ。手塚記者は、大津波襲来の瞬間を新聞社で唯一、空撮した。毎日新聞の編集部門での受賞は2年ぶり25回目で、ダブル受賞は初めて。編集部門の受賞は計26件となり、最多記録を更新した。【堀智行】

 

 ◇新聞大会決議(全文)

 日本経済は慢性的な財政危機を脱することができず、国内産業が疲弊するなか、戦後最高の円高に苦しめられている。東日本大震災と福島第1原発事故がもたらした甚大な被害は、国中を大きな不安で満たした。人々は日々の生活と将来に希望が持てないでいる。

 

 われわれは、この国難に際し、ジャーナリズムの公共的な使命を心に深く刻み、政治、経済、環境など多角的な視点から、日本が進むべき道を読者に提示し、未来への展望を切り開いていかねばならない。今後も読者に寄り添い、人々から信頼されるメディアであり続けるよう全力を尽くすことを誓う。

★記事終了

 



tom_eastwind at 08:07│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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