2011年11月05日

ガイフォークスデイ Guy Folks day

今晩はガイ・フォークスデイ”Guy Folks day“で花火が賑やかに飛び交っている。東洋では殆ど知られていない人物ガイ・フォークスは1570年にイギリスのヨークで生まれたカソリック教徒の兵士。

 

★ウィキ

この頃イングランドでは、国王ジェームズ1世の国教会優遇政策により、カトリック教徒は弾圧を受けていたため1605114日フォークスは国会が開かれる日に合わせてウエストミンスター宮殿の地下に火薬を持ち込み見張りと点火の任を帯びて、宮殿地下に籠った。

しかし115日未明、治安判事トマス・ナイヴェットらの捜索により、フォークスは逮捕された。115日早朝、フォークスは国王の寝室に連行され、尋問を受けた。彼は、「トマス・パーシーの使用人ジョンソン」という嘘の肩書きを語ったほかは、いかなる情報の提供も拒否した。しかし拷問の結果、自らの本名と、陰謀に関わった者の名を自白した。

 

彼に対する裁判はウェストミンスター・ホールで行われた。裁判とはいっても名ばかりのものであり、有罪の評決が下されることは初めから決定済みであったとみられる。フォークスは1606131日(グレゴリオ暦210日)、トマス・ウィンター、アンブローズ・ルークウッド(Ambrose Rookwood)、及びロバート・キーズ(Robert Keyes)と共にウェストミンスターのオールド・パレス・ヤードにて、「Hanged, drawn and quartered(首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑)」と呼ばれる、国王に対する大逆罪を犯した、貴族でない男性にのみ執行される極刑に処せられた。

★ウィキ

 

英語でガイ(男とか奴とか)と言うのは彼の名前から来ているそうだが、僕から見ると地下に爆弾仕掛けて見つかって、拷問に遭ったら仲間の名前を喋ってしまい、挙句に首つり内臓抉り四つ裂きの刑にされてしまっただけなら、なんじゃいスコットランドの騎士ウィリアムウォーレス”William Wallace”の方がよっぽどかっこいいじゃんと思うのだが、このあたりは大英帝国の中身の複雑さを感じるところだ。

 

イギリスって呼び方は日本だけで通用する発音、てか括りでありオランダ語のエンゲルスから来てるとか。正式にはイギリスの正式名は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」となる。

 

一般的にはイングリッシュ(人)とかイングランド(地名)と呼ばれているがラグビーやるときはブリテン島北部のスコットランド(首都エディンバラ)、南部のイングランド(首都ロンドン)、南西部のウェールズ(首都カーディフ)、(北)アイルランド(首都ベルファスト)の4つになったりするから日本人にはややこしい。

 

歴史的にはジモティであるアイルランド人やスコットランド人あたりをフランスから来た連中が退治して国をまとめたんだけどそのうちイングランドジモティ意識が出てきてフランスを敵国と見るようになり本国としょっちゅう戦争するようになる。けれど国内でも一枚岩ではなく先住民族を弾圧しながら一つの国として世界に見せてたんだけどラグビーやるときは別の国になったりする。

 

まあ連合国なんだからそれも有りと言えば、だったら世界で野球大会やらサッカー大会やるときは全日本チームと同和朝鮮合同チームを作ってそれぞれ代表として出すってのもありか(笑)?国内歌謡大会で歴代の日本人と朝鮮人が歌合戦すれば間違いなく朝鮮人チームが勝つだろうなと思うのは僕の思い込みか(笑笑)?

 

イギリスの場合はこのような地域性に加えて宗教弾圧の問題が根深い。元々はキリスト教だけだったのがカソリックとプロテスタントに分れて戦争、更に女好きの国王のおかげで国教会なんてのも出来たりしてますます混乱。

 

アイルランド紛争、てかアイルランド対イングランドの戦争は第一次世界大戦頃から本格的に始まり主に仕掛け爆弾で戦うIRA ”Irish Republican Army”と特殊部隊を送り込んで弾圧するイングランドが戦ったが、これもある意味プロテスタントとカソリックの宗教問題だ。イングランドはプロテスタントを選びアイルランドはカソリックを選び、お互いに相手の宗教を認めないから悲惨な殺し合いになる。

 

そう考えると戦後の日本てのは随分平和な国である。まずは何より宗教の違いで殺し合う事がない。創価学会が時々アポしているようだがあれは宗教観の違いではなく政治問題で自分の痛いところを突かれないように先に相手を突き殺すってだけだ。

 

浄土真宗と浄土宗が殺し合う事もないし仏教と神道が殴り合いになる事もない。日本では古来から八百万の神を認めていて他人の宗教に拘る事がない。唯一弾圧だったのは戦後の共産党との戦いだがあれも宗教ではなく政治抗争である。日本政府を転覆させようとした共産党を自民党率いる公安部隊が潜入捜査からたいーほまでやったが、戦前の特攻のようなむちゃな殺しはやらなかった。

 

我が家の屋根にはガンガンと花火の薬きょうが飛び散りうるさいくらいだが翌朝になると「今年はxx人怪我しました」と発表のあるガイフォークスデイ。そりゃそうだ、あいつら打ち上げ花火を平気で水平発射する連中だから家が焼けたりけが人出たりで毎年大変。今年はタンカーのオイル流出した街では花火は禁止とのこと、よかった、キーウィにも少しは常識ってのが残ってるんだ(笑)。



tom_eastwind at 16:20│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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