2011年11月09日

ストップウォッチ片手に

「ストップウォッチ片手に、考えてみてください。

あなたは今、家族とはなれています。

あなたは今から1分後、事故で死にます。

その1分間 あなたはどのように、すごしますか?」


もし電話があれば家族に電話するかな?けど自分の性格的に多分、1分と分かっているのならストップウォッチを見つめながら電話もせずに死ぬだろうな。だって最後の最後なんだもん、難しい決断なんて要求しないでよ、もう死ぬんだから最後くらいのんびりさせてよって思う(笑)。


そう、世の中は毎日が辛くてめんどくさい決断の繰り返しだと思う。決断せずに何も考えずに周囲に流されて生きていくことはとても気楽であるのは間違いない。けれど自分が決断する立場である限り周囲に流されて生きていくことは許されない。


または自分が決断したのであればそれは自己責任であり「言った事、ひっこめるなよ」となるので多くの人は他人のいう事に同調して何かあっても「だって〜、あの人がこう言ったんだも〜ん」と逃げを打つ、または逃げを打つ準備をしてから参加する。


そういうのがどうしても好きになれない性格だから、自分が決断する時は他人は関係ないし自分が決断した事を他人のせいにするつもりもない、その代わりに決断をする際は出来る限り情報をクロス収集して判断するので後悔もない。そう言えば今のTPP議論はちゃんと自分の頭で考えてしゃべってるのかな、なんて思ったりしてた。だからだろう眠りについた後、TPPについて昨夜夢のお告げが出て来た(笑)。


笑うわけではないが、皆さんもやってみればどうだろうか、夜の10時前にベッドに入りたっぷりの睡眠を取り朝の3時過ぎにベッドの中で目を覚ますのだが体は一切動かさずに脳みそだけ活動させる。


すると昼間には思いつかない事がたくさん出てくる。ああそうか、こんな切り口もあるかなって。ぼくはこれを勝手に「夢のお告げ」と言ってるが科学的分析可能な話ではないかと思ってる(笑)。


よくある話で、夜の考え事は暗い結論になるので、考え事は太陽の下でやりましょってやつだ。ほんとはほんとはTPPではなく新しい企画をまとめるつもりで昨日の夜ベッドに入ったのだが、何故か今朝の夢のお告げはTPP、それも鎖国の具体的な方法だった。


今、日本人のうち30%くらいはTPP参加に反対していると推測される。その理由は米国に犯されるから。けど自分が自分で考えて結論を出して行動する人々が日本国の中に30%もいれば残りの70%は必ず追従する。それだったらTPP反対派、何でもっと踏み込んで考えないのか?今すでに日本は食糧政策で米国にぼこぼこにされて、米国に雇われた環境テロリストが体当たりして鯨食うなと攻撃したり大西洋で獲れたマグロを日本人は食うなと言い米国産牛肉食え米国小麦食えコメは作るなってやられ放題じゃないか?


だったらここで国民運動として鎖国をやればよい。実はTPP賛成論者だって米国礼賛ではなく、どちらかと言うと米国の横暴に頭に来ている連中が多い。彼らの作戦は、だからこそ二国間協議ではなく多国間協議であるTPPでやることでふすまの向こうで二人っきりで何かされて文句も言えないんじゃなくてふすまのこっちで皆の見てる前でやりましょと言ってるのだ。米国の横暴を防ごうという発想だ。同時に「日本人がやる気があるのなら少々の不便を我慢できるのなら鎖国もありだ」と書いてる人も多い。


そこで鎖国について具体的に考えてみれば、これはいける。関税障壁及び非関税障壁を高くして太平洋貿易鎖国と言う方法がある。日本は1億人内需で生きていくようにするのだ。少々不自由はあるが食っていける。その代わり米国を完全に敵に回す覚悟が必要である。TPPは反対だけどアメリカ様を敵に回すなんて出来ないよなんて言う反対派は負け犬だからここから下は読む必要なし。


まずすべての外国製品に対して関税をかける。それは日本人が国産しか買えないくらいに輸入品を高くするのだ。例えば牛肉関税は1千%、小麦は1万%みたいにする。100g500円の和牛ロースと100g1000円の輸入ランプ肉があれば誰でも和牛を買うだろう。


家畜の飼料も値段が上がれば輸入は出来なくなる。そこで牛は牧草飼育、鶏はフリーレンジ(放し飼い)のオーガニック(有機飼育)にすればよい。ちなみにNZでは両方ともすでにオーガニックがある。鶏肉は見ればすぐわかる。黄色みの強い少し硬そうな見かけだが味がしっかりして美味しい。卵はフリーレンジのオーガニックは1個1ドルするが普通のスーパーで人気商品である。


本当は関税ではなく「外国製品はどんなに安くても買いません、BuyJAPAN!」をやれば良いのだが意志の弱い人も多いだろうし日本に住む外国人もいるので法律で制限する方がよい。でもってこれを機会に肉や野菜を叩き売りにするのではなく正当な価格で売買、つまり生産者がきちっと利益が出せて継続する農業が出来るだけのおカネを消費者が払う事が肝要。ここで消費者が神様になって「なによ、安くしなさいよ!」なんて言ってはダメだ、日本全体の事を考えよう。


そうやって日本は江戸時代のように国内で獲れる魚と野菜を主食にして国内でコメの増産を行い一汁二菜の生活をする。これで米国からの輸入はほぼゼロになる。牛や豚などの飼料が減少するので肉を食べる機会は減るだろうが死ぬわけではない、これで食糧自給率は90%くらいになる。


次に石油製品は石油そのものは関税ゼロにするが石油関連製品は日本にコンビナートがあるので日本で作る。外国製品は関税をかける。その結果もしかしてトイロットペーパーがなくなれば(冗談のような話だがオイルショックの時には本当にスーパーからトイレットペーパーがなくなった)TOTOに依頼して温水洗浄から温風乾燥まで一切紙不要のトイレを作ってもらう。エコでありこれこそ工業立国!前の対戦の時みたいに米国が万が一石油を売らないなんて言い出してもボルネオとインドネシアとイラクやイラン、アフガニスタンと仲良くすればよい。昔と時代は違うのだ。


工業製品輸出で食ってきた国であるから輸出で相手国に関税かけられたらやばいっしょ、そりゃ当然。だからソニーもパナソニックも日本電産も本社はすべてシンガポールあたりに移してTPP参加国の企業にする。


完成品工場はシンガポールを中心とした周辺のタイ、ベトナム、カンボジアまたは輸出相手国(例えば米国とか)に移して日本のインフラ技術をそれぞれの国や特区に移管する。この時点で発電設備や水力設備などをセットで売り込む。集団進出する代わりにインフラ作らせてねって事だ。つまり大きな意味での東南アジアシフト、石原莞爾流に言えば大東亜共栄圏を構築すればよい(中国に食われない戦略は必要、その為にも鎖国と言う仕組みを利用するべし)


日本国内には技術開発研究所のみ残してそれは本社から切り離して日本でしか作れない世界最新技術を開発して外国本社に「技術」として売る。国内向けの電気製品製造については大手を退職した60才以上の人々が独立して町工場でその町に合った電気製品を作る。日本全国一律に同じ電気製品である必要はない。大量生産と言う古き良き夢を捨てて新しく地産地消でいく。洗濯機にしても北海道で使われるのと沖縄で使われるものは違う機能にすればよい。


本社がなくなった日本は法人税が減少するが消費税を25%にする事でカバーして、若者は農業に従事させる。汚いとか贅沢は言わせない、TPPを嫌いと言って旗を振るだけの体力があるのなら現場に行け、農業をして日本を活性化しろ。大学を出て農家に行くのだ!(なんか毛沢東みたいだな,笑)。


そして米国が「じゃあいいや、お前なんて守ってやんない、米軍撤退、グアムに行くもんね」なんて言い出したら「ふざけんな、どうせ俺たちを守る積りがないのは最初から知ってたし〜、沖縄基地なんてしょせん対中対露の不沈空母なんでしょ。グアムに戻るのも米国に金がないから米軍縮小なんでしょ、がたがた言わずに出てけ〜!」と言い返せば良い。


そして日本自衛隊は名称は変更せずに守りの軍隊に作り替える。今の日本自衛隊は敵国からの第一撃を防ぐだけの装備になっており敵が侵略してきた際の国家防衛体制が出来てない。つまり対潜哨戒機や最新鋭のジェット戦闘機を持ってても陸戦は戦えない。日本は島国であり水際で敵の侵略を防ぐのが効果的であるから法律を作り替えて陸上自衛隊は一般道路でも走れるし幕僚長の命令があれば個人所有の土地や住居でも接収出来るようにする。


出来れば戦車は狭い日本で機動的に使えるように小型化するかミサイル装甲車を増やす。こうして主な港に防衛基地を作り小型戦車と地中に埋めた対艦ミサイル発射機を配置する。当面の仮想敵国は北朝鮮、潜在敵国に中国とロシア。米国?あ、あれは顕在敵国(笑)。


ここまでやれば米国もさすがに本気で怒るだろう。日本で内通者を使ってクーデターを起こそうとするだろう。その時こそ国民団結して「おい米国よ、この前は負けたけど今度は本土決戦だ、占領出来るもんならやってみろ、アフガンでもイラクでも負けたくせに〜」と宣戦布告すればよい。


大丈夫、そうなれば日本の技術力を必要とする中国や米国嫌いなアジア諸国が味方についてくれる、アジア団結の良い機会だし米国から独立できる。一石二鳥である。

TPP
反対と言うならそこまで踏み込んで愛国行動を取るべきだろう、決断とはそういうことだ。これは結構現実性があるから主体的に判断した人が30%いる今なら鎖国政策が成功する可能性は高い。


ところで最初の質問についてふと再考してみた。これは質問の設定に基本的な問題があるぞ。と言うのが誰も未来の事は分からない。1分先の未来でさえ分からない。分かってれば誰でも競馬で勝てる。つまり1分後におそらく死ぬでしょうし未来のどこかであなたは確実に死ぬでしょうなら正しい設問だが1分後に確実に死ぬという事はないし未来は常に変化すると信じている。


そうである限りぼくはどんなに少ない可能性でも一分以内に状況を判断して生き残ることに全力を尽くす。死ぬことを前提にしないので、この質問の答えは「それでも生き残る道を探します」となりますね。



tom_eastwind at 11:51│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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