2012年02月02日

進化論

最近のアンケートで宇宙の始まりを進化論(ビッグバン)とするか神の創造とするかで西洋人の中でも随分違いが表れていた。それによると欧州やオセアニアでは神の創造と信じる人々は20%前後だったのに対して米国では50%近くいるとの事。

 

神様がこの宇宙を含む地球や世界を作ったと考える、こうなるともうキリスト教原理主義者であるから彼らの脳みそからすれば自分たちの神様だけが世界で一番、てか他の神様は存在そのものが間違いと思うって一神論だからイスラム教なんて潰して当然、くらいの感覚があるのかもしれない。コーランを焼くと言って問題を起こしたキリスト教の聖職者もいたくらいだからキリスト教原理主義者の存在の危険性はイスラム原理主義者と同じようなものだ。

 

イスラム原理主義のテロが犯罪でキリスト原理主義の侵略戦争が正義となるのは、どちらがたくさんの武器を持っているかの違いだ。人殺しに何の違いもない。

 

イスラム教はキリスト教と同じ神様を信じている兄弟宗教だしユダヤ教だってキリスト教と同じ神様を信じている兄貴分みたいなものだ。今の北半球で起きている戦争はほとんどの場合この3つの宗教が絡み合った兄弟げんかだと言ってもよい。

 

★抜粋開始

高校の生物教師は進化論を支持していた。そして教える前にはこう言った。

「これは君たちの幾人かにとっては、かなり反感を買うテーマであることは理解しています。だけど私は気にしません。これは科学の授業であり、今からこれを教えます。ここは神学の授業ではないので宗教上の討論はしません。私は普遍的な真実について述べるだけであって、あなたがたの気分を害しないために嘘を言うつもりはありません。これを学びたくないと言うのであれば、出て行ってもらってかまいません。このクラスに出席しないという許可も与えます。ただし出席しない場合は成績は今学期はゼロです。無知でいることがそんなに重要だというなら、ドアはあちらです。来年会いましょう」その先生が好きだった。

★抜粋終了

これはある米国人が上記アンケートに対して行った書き込みである。

 

もちろんぼくは宗教が不要だと言ってるのではない。人によっては必要だろう。宗教とは弱い人間が心の支えを求めて自分を浄化して強くなる過程において効果はある。そして同じ考えを持つ人々が助け合いながら生活をすることは良い事である。それを否定はしない。同じ価値観を持つ人々が社会を作るのは良い事ではないかなと本気で思ってる。だから既存の4大大手宗教から最近の中小の宗教を含めて「お好きにどうぞ」と思っている。誰にも選択の自由はあるのだ。ただし僕は既存の宗教を否定する道を選んでいる。ぼくも「お好きな事」をやってるわけだ(笑)。

 

しかし宗教が科学的事実とぶつかった時は常に問題となる。科学について益川教授がこのような事を言った。「わたしは科学と言うのは自由を獲得していく過程だと思ってます。つまり、ああすればこうなるという法則を明らかにすると、じゃあこうしようよと言う次の新しい選択肢が増える。」(今週号の週刊誌に載ってたので拝借しました、文責は小生にあります)。

 

このような科学的事実を認めないままに宗教のみの視点から世の中を見れば自分が行う虐殺でも聖戦となる。この事を人々は知るべきだろう。サリン事件などは分かりやすい例だ。

 

もっと分かりやすい例で説明してみると、今の世の中では普通の大人なら遺伝子の存在を知っている。あなたも当然知っている。そして遺伝子が傷つくとガンになりやすい事も当然しっている。そして優秀な遺伝子が黒人をスポーツや音楽に秀でた人種にしていると言われても疑う者は少ない。つまり遺伝子には優秀なものとそうではないものがあるのだ。では遺伝子が劣性であると分かっていたら、または自分の遺伝子が確実に優秀であると「知っていたら」あなたはどうするか?

 

これは例題なので「分かっている」とか「知っている」の証明はとりあえず置いておく。遺伝子の優劣により黒人の子供に音楽を教えて歌わせるしスポーツでは積極的に黒人を発掘してエリート教育を受けさせる。これと同じように自分の遺伝子が優秀であれば世界をよくするためにはどうするか?(例題なので実際に優秀かどうかは別問題)自分たちの遺伝子だけ残せば良いのだ。そうすれば世界は優秀な遺伝子を持った者ばかりになる。ここまでは理論的に成立する。

 

しかしそうやって起こったのがヒットラーによるユダヤ人虐殺のホロコーストだ。第二次世界大戦当時に虐殺されたユダヤ人の正確な数は今だ不明だが、明確なのはヒトラーがユダヤ人を殺すときに使った理論が優性遺伝である。ドイツ民族のみが優秀でありユダヤ人は劣等遺伝子であると決めつけて虐殺を行ったのだ。

 

もし本当に遺伝子を調査することが出来て自分たちの遺伝子が一番優秀であれば他の遺伝子を滅ぼすことに何の疑問があろう?台所に出てくるゴキブリを一撃シュコロ!とやっつけるようなものだ、何の罪悪感もない。

 

もちろん実際には優性遺伝子だけが原因ではないし全ドイツ人がその話を信じていたわけではない。しかし片方で遺伝子の優劣を認めながら片方ではドイツ人による世界平和を狙ったホロコーストを認めないと言うのであればこれはおかしい。理論的に矛盾する。だから「ドイツ人だけが優秀である、またはユダヤ人は劣性遺伝であるという科学的事実」が間違いである事を見つけて彼らの理論をを突き崩さねばならない。

 

そして遺伝子の問題は更に大きな神の領域に踏み込む。遺伝子が悪ければ彼らに子供を産ませなければよい。そうすれば次に生まれてくる子供は優性遺伝を持った子供だけになる。こうやって少しづつ世の中から劣性遺伝子を排除していく。この結果として精神障碍者、肉体的欠陥者が世の中からいなくなる

 

はげもぺちゃ鼻も黄色も黒もぜ〜んぶ排除!白だけが正しいのよ〜、そうやって旗を振ってる連中は自分のやってる事に一寸の疑問もない。

 

自分が子供を生みたくても生めない時代になったらどうする?勝手に奴らに判断されて自分が社会において劣性遺伝だからと殺されたらどうする?そして遺伝子操作の結果、生まれてくる子供たちが全員、鼻が高くて肌が白くてすらっとした八頭身になったら?それこそ住み心地の悪い社会になるだろう。

 

遺伝子問題と言う科学だけでもホロコーストが起こるのに更にキリスト教原理主義者の宗教のように「世界は神が創造したのだ、キリスト教だけが正しい、キリスト教信者だけが正解である、だから十字軍だ〜!」なんてやってしまったらもう無茶苦茶である。

 

人間が生きていくのに社会は必要である。しかし個人生活に介入し過ぎてはいけないと思う。社会に参加するかどうかは個人の判断であり、どの社会を選ぶかも個人の判断である。その時には科学的思考が大事である。やってみて失敗したら他に答えがあるんじゃないかと探してみる。そうやって自分の住みやすい社会を見つけて参加する。どうしても社会そのものが嫌なら無人島で一人暮らしをすれば良い。

 

人は自分の大義名分のために殺人さえ犯す。そこに多様な価値観を持った人々が同居する社会と言う観念はない。自分だけが正しいと思う、そのような「優性遺伝子」や「原理主義」など、はっきり言って犬に食わせておけと言う感じだ。

 

宇宙がどうやって出来たか、それは皆が自分の考えを持ってて良いと思う。ただそれを人殺しの理由にしたり他人に押し付けるのは別問題だ。

 

ぼくは自由を愛する。だから他人の自由を侵害しない。自由とは自らに由るという結構大変な作業であるがそれでも世の中を科学的に考えて多くの選択肢を持とうとする努力は、人間である限りするべきだと思っている。それが人間に課せられた義務だと思っている。

 

あれ?読んでみて今日はまとまりが悪いなって思った。話、広げすぎましたね、すみませんでした。なので突っ込み歓迎です。



tom_eastwind at 22:22│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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