2012年04月04日

夢のお告げ2

夢のお告げ その2

★記事開始

ソウル=門間順平】韓国各紙は4日、外交消息筋の話として、中国政府の出国許可が得られずに3年近く中国内の韓国公館に留め置かれていた脱北者数人が今月に入って許可を得て韓国に入国したと伝えた。 「人工衛星」と称し長距離弾道ミサイル発射を強行する構えを見せる北朝鮮に対する、中国の不快感の表れとみられ、注目されている。

 

 今回、韓国に入国した脱北者の数について、朝鮮日報は5人、東亜日報は4人としている。このうち3人は朝鮮戦争で捕虜になった韓国兵の娘と孫で、北京の韓国大使館で3年近く「事実上の監獄生活」(東亜日報)を送っていた。残りは瀋陽や上海の総領事館で保護されていたという。

 

 朝鮮日報によると、今回の北朝鮮によるミサイル発射予告にあたり、「中国は北朝鮮に中止を求めたものの拒絶されたため、(北朝鮮が嫌がる)韓国行きの許可を決断した」という。同紙は、この決定が金正恩キムジョンウン体制への「中国の不快感の表明だ」と指摘した。

2012441933  読売新聞)

★記事終了

 

北朝鮮が中国の支配下にあることをよく表した記事である。中国は金正男を自分の手のうちに置いているしからもし正恩が中国に逆らえば速攻で正恩は「病死」して正男が次の首席になる。さすが中国、手回しが良いと言える。逆に言えば北朝鮮が日本に向けて動く時は中国のOKが出た時である。

 

でもって中国は1992年に首席に就いた(形式は1993年)江沢民が反日教育を行なって現在のデタラメ歴史観が世界を支配しているが、中国からすれば己の国の内部にトラブルが起こりそうなら平気で他の国を攻撃して自己保存に走る本能を持っている。この時は第二次天安門広場事件のすぐ後で国内が動揺しており、それを抑えるために日本を仮想敵国に仕立てた。全くもって日本からすればいい迷惑である。

 

★ウィキ抜粋

日本に対しては歴史認識で執拗に批判しているが、ベトナムからの中越戦争の謝罪要求については「ベトナムのカンボジア侵攻によるものだ」として、謝罪はしていない。20022月末にベトナムを訪問した際、謝罪するどころかベトナムの首脳に「もう過去のことは忘れよう」と一方的に通告し、中越戦争のことを教科書から削除するよう求めた。

1995年9月3日に北京で開催された「首都各界による抗日戦争記念ならびに世界反ファシスト戦争勝利50周年大会」で江は演説し、日中戦争の被害者数をそれまでの軍民死亡2100万(抗日勝利40周年の1985年に中国共産党が発表した数値)から死傷者数を含めた上で3500万とした。19988月には、「日本に対しては、台湾問題をとことん言い続けるとともに、歴史問題を終始強調し、しかも永遠に言い続けなくてはならない」と外国に駐在する特命全権大使など外交当局者を集めた会議で指示を出した。江沢民の対日政策によって中国では反日感情が高まり、同時に日本でも嫌中意識が強まっていった。

★ウィキ終了

 

日本が米国の傘から離れて独り立ちしようとすれば多くの日本人は当然の如く中立を選び中国寄りは選ばない。しかし中国からすれば日本を自分の足元にしっかりと押さえつけて太平洋の盾にしたいわけだから、言うことを聞かなければ北朝鮮の兵隊送り込むぞって話になる。実はこれが戦争の発端になり得る。21世紀の100年の計を考えれば一回や二回の戦争など大した事ではない、それで日本が中国に対して朝貢するならば。

 

実は昨日の夢の土台は村上龍の「半島を出よ」がベースにあるのだと思う。福岡を舞台にして北朝鮮秘密部隊が上陸侵略して、突然の事態に全く対応出来ない日本中央政府と現場の役人、いかに日本に危機感がないかを描き出している。

 

当時の原発には自衛隊さえ配置せずに銃を持たない警備員のみで、もし武装した敵特殊部隊兵士が来たらどうするのかと米国からその危険性は指摘されてきた事だが未だ持って日本の原発警備は銃を持っていない一般警備である。

 

米国の傘から離れても平和ボケは変わらないから北朝鮮から福岡の百道浜(ももちはま)に侵攻されて県知事から戦車の出動を要求されても「あ、自衛隊の戦車?あれはですね〜、公道を走れないのでそちらに送ることが出来ないんですよ〜、すみません、決まりなんです〜」。

 

現場では侵攻してくる敵部隊を浜辺で防ぐための塹壕を掘る事を現場の指揮官が報告すると「え、浜辺で部隊が塹壕を掘るのはダメですよ、そこは個人の土地ですから勝手に使用することできないんですよ、ましてや個人の民家を盾にして戦うなんて個人の権利を蹂躙することは民主国家としてユルセマセン!」みたいな事を言い出す。

 

中国としてはそういう日本の弱腰をよく分かっているから北朝鮮をうまく使ってけしかける事など何でもない。なにせ自国の部隊を出すわけではないから国連安保理で問題になっても「あれは日本が悪い」と言っておけば良い。

 

朝鮮戦争も金日成による侵攻が行われるその時まで一般市民はそのような事は全く知らず日常生活をしていた。そして突然の砲火に晒されて初めて自分たちが地獄と隣り合わせの平和な生活をしていた事に気づいた。

 

日本は原発で大変だと言ってるが世の中は実は危険な事ばかりでぼくらの生きてる時代ってのはたまたまこの日本の中だけが平和であったが、イスラエルを中心とした中東では1960年代から戦争が続きイランイラク戦争がありその後はイラン革命、そして国連軍のイラクへの侵攻から米軍のアフガニスタン侵攻、アフリカを見渡せば新聞記事にもならずに毎年数百万人の人々が殺されている。

 

そんな中第二次大戦以降大きな戦争に巻き込まれずにここまで来たというのはある意味大した事だが、それが同時に今の平和ボケを作った。

 

平和ボケの一番の問題は今回の原発と同じように何か起こるまでは何も考えずに学ぼうともしないが何か起こればパニックになりどうしてよいか分からず誰の意見が正しいかも分からずに振り回されて、結果的にマスコミに振り回されてしまう。

 

戦争やっても日本は軍備において勝っていても指揮系統が文民統制だから戦争の現場の事を政治家が東京で判断するという、原発という科学的事故を政治的に判断するようなおかしな話になる。

 

そこで中国が出てきて日本と北朝鮮の手打ちをしてあげれば、どちらも中国に対して頭が上がらなくなる。こうすれば日本は独立国でありながら実質的に中華帝国の傘下に収まることになる。

 

なぜこんな事を思いつくのか?それはもしぼくが中国の指導者であれば日本という科学的に進んだ国を是非とも自分の支配下に取り込みたいからその為の戦略を作る、その為に有効なのが北朝鮮による日本への攻撃だと考えるからだ。

 

ただし戦い方についてはかなり注意をせねばならない。昨日も書いたが日本は中国のような論理性を持たない国民であり、普段は大人しくてお人好しなのだがいざ本気で戦争となると戦争の目的を忘れて勝つことのみに着目して平壌に攻め入るまで止めない可能性が高いということだ。中国の指導者がこのあたり、日本の特殊性を理解してもらえば戦争もほどほどで終わると思う。

 

「独り身なら最前線に行きます。家庭があるので逃げます」というコメントを頂いた。他にもいろんなご意見を頂いた。ただいずれにしても、どのような答えを出すにせよいざ戦争が始まってからでは遅い。今、平和な時期にこそ時間をかけて考えて答えを出しておき、仮想が現実になればすぐに対応する、そういう心構えを持つことが必要だと思う。



tom_eastwind at 10:35│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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