2012年05月07日

陽だまりのカフェ

この季節は南極から吹き込んできた自然の秋風がとても気持ち良い。特にそれが天が抜けたような青空ともなると「ここ天国?」と思いたくなる。

 

毎日の仕事は忙しいけど、それでもこの澄み切った青空と爽やかな風を受けながら昼下がりのカフェでゆっくりしていると、本当にほっとする。東京だと代官山あたりのカフェが何とか「そういう雰囲気」を作ろうとして頑張っているがニュージーランドでは普通に日当たりの良い場所にオープンカフェを作れば、まんま自然を楽しめる。

 

ニューヨーク出身のイタリア系移民のレストランコンサルタントと話していると、ニュージーランドのカフェ文化はかなり進んでいるらしい。彼はそのうちこの文化と仕組を米国に持って返ってカフェチェーンをやるって言ってた。

 

ふ〜ん、そうなんだ、米国ってそんなに遅れてるのか。最初からこれが当然と思ってるから有難みも普通だけど悪くないのは知ってる。なんてか、最初から全く苦味のない天然調味料で生活をしている感じ。

 

日本も昔は鰹節と昆布と天然塩を使って料理を作ってたが、いつの間にか手早く出来る化学調味料に変化した。

 

それは日本が戦後に急速な都市化(人口の都市集中)と工業化(農業人口の激減)により忙しくなりチキンラーメンが一大人気になり味の素が家庭の味の基本となり誰もが時間を争うようになり、いつの間にか「ゆっくりゆったり」という人間本来が要求する生理的な休憩時間を提供出来なくなった。

 

週末にカフェでお茶を飲む。陽あたりが良くて気持よくて、それが普通にどこでも味わえるって意味ではこの国は贅沢と言える。カラオケがなくても飲み屋街がなくても気にならない。だってストレスがないのだから。

 

不便な事はたくさんある。コンビニはないしお店の商品は少ないし品質は悪い。バスは道を間違うし銀行は入金額を間違えるし。それでもこうやってカフェでゆったりとお茶を楽しみながらも国が回っていけるのだからと考えれば悪くはない。急ぐ必要はない「狭い地球、そんなに急いでどこに行く」だ。

 

今日から2週間、北半球のロードショーだ。昼過ぎの便でシンガポールに飛び、そこで福岡行きに乗り換えて日本入り。福岡で始まり大阪、東京、シンガポール、バンコクと続く長いロードショーになる。

 

キーウィは仕事開始ってのを色んな言い回しをする。「ボールを転がす」てのは今でもNZに伝わるローンボーリングの名残だろう。「キックオフ」はラグビーからなのでわかりやすい。けど僕が一番馴染むのは「射撃開始!」だ。



tom_eastwind at 08:08│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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