2012年05月15日

思考の的を絞れば

★抜粋開始

(人間は)思考の的を絞れば、ほとんどの夢や目標を達成することが出来るということだ。結局はあなた自身があなたの人生に対して責任がある。あなたが自分で、自分の思考の世界を自由に創造しているからだ。

あなたは自分で決める力があるのだ。世界は自分が考えるようにあるのだから、あなたがどのように考えることだけが重要だ。いつでもあなたの思考によって、今の貴方にとって最も都合のよい枠組みを作る事が出来る。

★抜粋終了

 

ドイツ出身のマジシャンが書いた文章だ。最近読んだ本で個人的に「あ、そっか〜!」と腹にすとんと落ちる内容だったのでその部分だけメモっておいた。

 

それはこの本が自分が今まで「不思議だな何故だろう?」って思ってた事を非常に簡明に本の中で説明してくれたからだ。旅先に持ってきてないがオークランドに戻り次第ご紹介したい本である。

 

以前も何度か書いたことだけど、ぼくはオークランドにいる時は普段は夜の9時過ぎにはベッドに入る。そして朝の3時には目が覚める。この状態で考え事を頭の中にデータや文章として放り込むとびっくりするほどの速度でワードファイルとエクセルファイルが融合して、何が問題でどうやれば解決出来るのか、解決のキーワードは何なのかが分かる。

 

昭和の頃の日本だと「夜中に起きてアイデアがあれば枕元の紙に書いて〜」という人はたくさんいた。今のようにパソコンもない時代で世の中の速度は今よりずっと緩かった。だから今と比較すればストレスもなくきっちりと睡眠が取れてなおかつ考え事をする時間もあったのだと思う。

 

ぼくの場合は紙に書く必要がないようだ。夜中に作った大きな絵?図?を結構明確に細部まで記憶しており、下手に目を開けて体をちょっとでも動かすとこの状態が壊れてしまいそうで嫌なのもある。

 

目は冷めているがリラックスしていて、心地良く安静で調和の取れている状態。この状態は潜在意識にアクセスするのに最適な状態である。(アルファ波)

 

どうやらぼくは朝の3時にこのアルファ波という状態にいるようだ。だからいつの間にか自分の潜在意識の中にアクセスしてそこで自分が望む世界を作る為の方法を引っ張りだしてくるようだ。

 

メンタルトレーニングは自分を鍛えるのだが、それは筋肉運動ではない。精神運動だ。まず最初に「今晩のネタはこれにしよう」と決めて一旦眠りに入る。夜中に目を覚ます。ゆっくりと自分をどこかの場所に置く、または自分の体を空に飛ばす。どこでも良い、月の裏側でも(どうせ見たことないし)良いし(笑)。そこで大事なのは決して自分を強制しないって事だ。自由に飛ばす、するといつの間にか心が自由にあっちに行ったりこっちに行ったりしだす。

 

次のポイントは巡りあうものすべてに興味を持つ、意識するって事だ。だから最初に頭に入れたネタが出てこなくても気にせずにとにかく心を自由にする。そうやってしばらく飛び回ったりしていると出会ったいろんなものからいろんな意識が伝わってくる。

 

その意識に耳を傾けながら自分の目標を明確にして道を探す。道を探すっても無理をしてどうこうではなく目標(ネタ)を設定してそこに至る道はどこかな〜って心を透明にしながら飛んで回る。

 

そうしてしばらくすると最初に用意しておいた目標にたどり着き、そこからはPCワークのように数字をあっちに置いたりこっちにおいたりして具体的な道筋を作り上げる。この時にはエクセルファイルとワード文書がすでに頭の中に出来上がっている。

 

ぼくが企画書を作る時は大枠は会社の机で作るが、会社ではどうしても「アルファ波」は出てこない。なので企画書のキモとなる部分は自宅で真夜中に作ることになる。

 

このドイツ人マジシャンはそのような思考は「脳内活動と一致しており」「合理的であり」「信じるものには常に答えが用意されている」というような多面的な説明をしてくれたのだ。

 

自分がアルファ波状態になるのにヨガを使うか座禅を使うか、それは本人の自由、一番リラックスする方法で入れば良い。そのあとは人種に関係なく自然と脳と体が活発に活動して自分が信じるものを導き出す。

 

(話はちょっとそれるが僕は全くヨガに興味がない。何故なら「ヨガ歴っx年、やってます」と嬉しそうに語る多くの人々を見ているからだ)

 

へー、面白いな、そう思ったのは、催眠術にかかりやすいのは催眠術を信じている人だって一文。普通に考えれば「騙されてるんでしょ」って思うかもしれないが、これは言葉を返して言えば自分の思いを信じているわけで、だから催眠術にもかかるが自分の希望する人生も創れる。逆に言えば人生の夢を「出来るわけないよね」とか「無理じゃん」と思っててはほんとに実現しないよってことだ。

 

普通の日本人の場合は常に100%の準備をしてから何かを始めるがその時点では現実の事態は更に進行しておりいつまで準備をしても追いつかないって現実がある。けれど日本人はそれでも良いと思ってる、なぜなら準備するだけなら失敗もしないし一応周囲に言い訳が出来て格好がつくからだ。

 

自分不信と言い訳とを繰り返しながら時間だけが経っていき老人になった時は体力もなくやりたいことも出来ないまま死を迎えることになる。

 

それよりはこのドイツ人マジシャンの書いた事を信じて自分のメンタルトレーニングをやってみると良いと思う。それはぼくが知らず知らずのうちに「自分のメンタルトレーニング」をやっていて、それが次第に効果を見せるようになり、今年になってからはそれはかなり強くなり実際の仕事に直接影響を与えて5年前では考えられなかったことが実現し始めているからだ。

 

「アナタハカミヲシンジマスカ〜?」的な内容とは違い、子供の頃の視覚を利用したマジック、脳波の勉強、人間の思考が人間に具体的にどう影響を与えるかっていう、非常に実践的な本だ。

 

夢は、願えば叶う、多くの人間の夢が叶わないのは自分を信じてないから、または夢が利己的であったりする場合だ。作者は言う、「だからこのメンタルトレーニングはお金儲けには使えないし恋愛にも使えない」って(笑)。



tom_eastwind at 01:23│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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