2012年05月16日

シンガポール

この時期のシンガポールは真夜中から朝方にかけてホテルの部屋の窓を叩くような強い雨が降る。シンガポールでは3日滞在したが、ここは街としては暑すぎるし規制が厳しいので長期で住むにはぼくには辛いかも。けれどいろんな最新情報が転がっており、その意味では勉強になる。

 

明石(あかし)という日本食レストラン(居酒屋兼寿司屋)がホテルから歩いて2分のところにあり、ざっけないけど料理が美味いので今回も昼飯2回。働いているスタッフは全員シンガポール人かマレーシア人だ。和服を着てるけど身のこなしはどうしても日本人ではないな、オーナーもシンガポーリアンの不動産投資家とのこと。

 

それにしてもこのざっけない作りで地元のお客は喜んでやってくるわけでは、それは料理が美味しいからというよりも自分を偉く扱ってくれるからだとさ。シンガポーリアンはどうもおだてに弱いらしい、次回の訪問時には2メートルくらいの木を持って行こうと思う、豚も褒めれば木に登るというそうだから(笑)。

 

いやさ、人種差別は大嫌いなぼくだけど自己管理が出来ない奴も嫌いなんだよね。そりゃさ、妙齢の女性なのに小太りでべた靴でがに股でそっくり返って歩き「あたしゃ客よ偉いのよ」ってのには、先天的な問題よりもシンガポールがここ10年で急激に成金を生んだとしか思えないのは僕だけではないだろう。あと10年後、リー・クワンユーが死んだ後に必ずしっぺ返しが来るぞ、その時にこの連中が生き残る道は限りなく少ないだろうな(笑)。

 

ところがそのような店でもお客の中には時々とびっきりの可愛い子がいたりする。どう見ても遺伝的に有り得ない綺麗さであり「あれってミュータントですか?」と地元に住む日本人に聞いた。

 

そしたら彼女笑って「あれ全部タイランドからの女性ですよ、エンターテイメントビザでやってきて寂しいシンガポーリアン男性の心を癒しているんですよ〜」だって。なるほどな、心寂しい日本人男性がフィリピンバーではまるのと同じなんだな、妙に納得した(笑)。

 

たしかにあの木に登る豚のような気が強いだけで能力の低い地元女性を選べと言われれば政略結婚でない限りシンガポールの男性からすれば「いやです、タイ女性がいいです!」もありかも。

 

ちなみにこの「能力が低い」というのはシンガポールで弁護士や税理士、一般企業の役員と言ったそれなりの地位にいる女性が話す内容を聞いているからだ。あふぉじゃんって思うくらい自分の事ばかり喋ってて、早く仕事の話しようよっていらいらさせる。伝聞証拠ではなく直接見て聞いてあふぉ=って思ったので書ける。あ〜日本人に生まれて日本人女性を好きになれて良かった(笑。)

 

ちなみに個人的には日本でもフィリピンバーに行った事ないしそれは香港にいた頃でもシンガポールでも同じで、ぼくはどうもその方面にはあまり興味がないようだ。

 

さて本題。シンガポールにはワーキングホリデイビザを取得して中国標準語(マンダリン)を学びに来る学生も多く、彼らはアルバイトとして日本食レストランで働いたりする。

 

彼らと話してて偶然だが広東語の発音の話になった。シンガポールでも広東語は使われているがマンダリン=標準語を学ぶ学生には理解出来ない。「あのですね、言葉の最初にンゴイっていうんですよね、あれって何ですか?」

 

「それはこう言う発音で〜」と彼らの遭遇した場面を想像しながら広東語の言い回しにすると「ああ、なるほどですね〜、標準語の方言だったんですね、そんな感じだったですよ」

 

おいおい広東語が方言かい、香港人マジ怒るぞ〜(笑)?う〜ん、何と答えてよいやら。現在の中国を千年前の漢民族や清民族と同じと言えないし更に3000年前の中原の時代の民族を持って中国人とも言えない。歴史を読めば分かるが、中国はその中身=地方性?民族性?人種?をすべて入れ替えながら中国を維持しているのだ。

 

例えて言えば人間の体と同じで、人間の体を構成する細胞は部位によって数日から数ヶ月ですべて入れ替わる。つまり今ここで生きている君は肉体的には1年前の君とは全く別物であるけど遺伝子が昔の君を覚えているので外見的には何も変わってないと見えるようなものだ。

 

中国という土地が持つ「気」は崑崙山脈から発して世界を支配しており、どのような民族がその土地に入り込んでも結果的に中華民族へと変化してしまう。清朝は本来は漢民族ではないがいつの間にか中華民族に同化してしまう。

 

つまり元々中原に住んでいた民族はいつの間にか滅びてしまったが中国の遺伝子は侵略者の体と心に植え付けられて新しい中華民族として本能的に領土拡大を図るようになる。

 

そして中原と呼ばれていた場所はだんだんと領域を広げて西暦800年ころにはすでに広州から雲南地方、そしてベトナムまで支配するようになった。この頃あたりに中原で使われていた言葉(おそらく現在の標準語)と広西広州などの地元で使われていた言葉が混合して広東語になったのかな。現在では約8千万人が使用する言語である。

 

例えば日本語でも和語と漢語がある。目、腹、糞、などは漢語には存在しない。中国から伝わった言葉と地元の言葉が混ざって現在の日本語を構成している。中国の中でも同じで広東語の「食べる」は「食(セッ)」だが標準語では「吃(チ)」だ。明らかに違う。だからぼくらの住んでいる東南アジアの言語は何が語源かを明確に示すことが出来ず、クレオールってか、極端な話ムー大陸伝説まで行き着くかもしれない(笑)。

 

このブログはタイのバンコクのホテルのバーで書いているが、ここでも広東語が普通に飛び交っている。むしろシンガポールでの使用頻度より多いのではないか?

 

いずれにしても誰もが自分の言葉には誇りを持っていて「お前のってさ、うちんとこの方言だよね」って言われて笑って喜ぶバカはいない。言葉、TPO,時と場所と状況に応じて使い分けましょ。



tom_eastwind at 14:46│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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