2012年06月24日

ベルリッツティーンズ

今日も小ネタ。英語に関してです。

 

ベルリッツ・ティーンズでは、大人も教える外国人教師がレッスンを担当。「英語コミュニケーション力」の習得はもちろんレッスンの中で行なうケーススタディやプレゼンテーションなどを通じて「考える力」を養い、世界各国のトピックスを取り上げたディスカッションで「異文化理解力」も深めます。これら3つの力を柱にしながら、グローバル・リーダーへとステップアップできる体系的なプログラムを提供しています。

 

ベルリッツという会社が提供している子供向け英語プログラム。良いと思う、日本人が国際化する第一歩の道具として英語は必要だ。この会社も指摘するように「英語が話せる」ではなくて「英語を使って何を話すか」を鍛えることが必要だ。

 

来週から日本出張なので先週から今週にかけて弁護士や会計士との会議連チャン。南島出身キーウィ、北島キーウィ、フィリピン、香港、韓国、それぞれ出身は違うけどオークランド大学あたりを卒業して資格を取り、まさに現場の最前線で働いている連中だから言葉がきつい。

 

きついという意味は平気で俗語”What is the plan B?”も使うし法律の専門用語”That is confliction of intrest”を持ちだしたりするし人の話を途中で区切って勝手に解釈して喧嘩売ってきたり、自分の意見をまくしたてたりとか、いわゆる英語の弁論術でかかってくる。

 

ぼくが英語をまともに覚え始めたのは28歳だから発音はひどい、あとはいかにたくさんの専門単語を並べて文法を誤魔化すかに必死。相手は子供の頃から英語環境なので、ぼくの英語を聞いて腹の中で「こいつ、ほんとに下手だな〜」と思ってるだろう、苦笑。

 

感覚的に言えば昔の中国人が日本に来て「らーめん食べるあるよ〜おいしよ〜」とかだろう。通じるけど、笑いを誘う。WorkとWalkの発音が同じだったりFernとFanが同じだったり。

 

発音と文法、こればかりは子供の頃にきちんと学んでいればな〜と本気で文部省に文句を言いたい(苦笑)。あの頃はBVの発音が同じ“びー”だった。「これはペンです」的な英語ばかりだったので、誰でも英語嫌いになったのは当然の帰結、それが文部省の狙いだったんでしょ、一般人を外国人と会話させないための〜とか、思わず勘ぐりたくなる。

 

けどまあ、故郷を離れて20数年、異国の土地で英語を使って仕事をするわけだから今更日本の英語教育に文句を言っても仕方ない。ひたすら単語を並べてしゃべるばかりだ。

 

そんな中、ある英国人紳士に言われた。「英語は流暢に喋れば良いというものではない」とは、自分で考えながら話をまとめていけば途切れ途切れもあるだろう、むしろ立て板に水のような英語をしゃべる連中のほうが信用出来ない、あいつらは自分の頭で考えて喋ってるのか?という意味らしい。

 

英国の英語使いで有名なのはやはりチャーチルだろう。常に葉巻と皮肉をくゆらせながら言葉だけで英国民を統率して見事に第二次大戦を乗り切った。戦後は選挙に落ちたりしたものの、まさに有事の統率者である。

 

日本で普通に学ぶ英語は、正確には米語と言うべきだ。米国に1800年代に移住してきたイタリア人とかでも理解出来るように、難解な英語を砕いて米語にしたのが今の日本人が学んでいる英語だ。

 

わかりやすく言えば、ブルース・ウィリスが使ってるのが米語でシガーニー・ウィーバーが使ってるのが英語だ。どちらも映画向けに編集されているが、よく聞くとその違いが分かる。もっとわかりやすくしようと思えば、CNNBBCでやってるアフガニスタンのニュースを聴き比べればすぐ分かる。

 

しかしそれでもベルリッツの指摘するように、英語を話すのは目的ではなく、英語を使って何を話すかが大事である。この点においてぼくがベリリッツに少し疑問を感じるのは、日本で普通に学校に通いながら短期の英語コースで英語的思考回路が身につくのかって点だ。

 

それにしても英語は手段である。英語を覚えることを目的としたら英語は頭に入らない。けれど何とか自分の意見を理解してもらいたい、そういう気持ちがあれば英語の上達は早い。

 

その意味でこれから移住を目的として英語を勉強する人たちは、どちらかというと発音よりも状況に合致した正確な単語を使い分ける技術と、それを並べて何を訴えるのかを明確にすることが大事だろう。話したいことを決めたら余計な話題を入れずにテーマだけに合致した単語を並べる。修飾しようとして余計な事をいうとかえって意味不明になる。

 

例えば日本では何故喫煙率がニュージーランドよりも高いか?とかを話す時に以前は政府が集めていたテラ銭(税金)だったのが今では地方税に変わったとかは余計な話なので加えない。

 

周囲に同意しやすい日本人の性格とタバコの危険性を伝えなかった政府と今更米国のように集団訴訟しようとしても誰も受けてくれる弁護士がいないとかだけでやるほうがいい。

 

それとか菜食主義者の独善的な発言を如何に潰していくかとかは結構面白い。選択の自由から入って仏教思想に持って行き、最後には「いただきます」と「ごちそうさま」を言わない白人の問題に持っていけばよい。けれど鯨・・・、これはニュージーランドでは議論しない方がいい、キーウィが唯一本気で怒るネタになるからだ。腹の中で文章を作るのは良いが発言は控えめに(笑)、TPOを大事にしましょう。



tom_eastwind at 13:38│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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