2012年09月08日

9月の説明会および東京個人面談終了

今回の説明会も満席でその後の個人面談もおかげさまで満席。やはり客足は非常に早くなっているのを感じる。以前なら説明会に参加してから「さてどうしようか?」となってたが最近はすっかり「行く事にしていますのでどうすれば良いですか?」である。

 

説明会参加者でも半数は「一度もニュージーランドに行ったことがない」のだが、移住説明会を始めた約8年前から見れば隔世の感がある。

 

説明会や個人面談での質問事項は様々であるが、全員に共通しているのは良い意味でも悪い意味でも情報不足である。だからこそ説明会や個人面談の意義があるのだが、ある意味あり過ぎ。

 

まだニュージーランドに来たことがない人は自分なりに情報収集して「これはこうなってるんでしょ、だから僕の場合はこうなりますよね」と言われるのだが、ぼくから見れば「ちゃいまんねん」だ。

 

あるケースでは自分の持つ職歴と資格を利用して現地で採用してもらえる考えが出てきた。日本側の状況だけ見ればそれは正解である。

 

しかしその職種は現在のニュージーランドでは供給過多となっておりポジション自体は非常に少なく「美味しい」仕事はすべて現地人に押さえられており今更外国人が英語のネイティブでもない状態で雇用されることは非常に難しい。

 

また運良く雇用が見つかったとしてもライバルはたくさんいるので入社してから給料が上る可能性は非常に低く将来的にも賃上げは期待出来ない。つまり永住権を取得出来ても肝心の生活の向上は出来ないのだ。

 

それならばむしろ最初から独立して自分が得意とする「日本語による顧客への説明」を売りとしてビジネスを展開すべきである。これなら自分で頑張った分だけ稼げる。もちろんニュージーランドのようなちっちゃな国では顧客数も少なく大儲けは出来ないが、家族で移住してイメージする生活を維持することは出来る。

 

日本では起業は大変なことと思われているし実際に大変ではあるが、日本に比べれば非常にハードルは低い。手に技術があるのなら起業を選択肢に入れるのもありだ。今まで経験したことないからね〜と言うのなら移住だって今まで経験したことがないわけで「経験したことないから」を理由でやらないと言うのはおかしな話だ。

 

NZに移住を考えている人はお金儲けを目的としてはいないが、それでも生活出来るだけの稼ぎは得たいと思うのがほとんどだ。その為にみなさんは自己診断をするのだがその自己診断をする際の判断基準が「現在の日本の常識」なので結果的に間違った答が出てしまう。

 

この際の大事な点は「現在のニュージーランドの常識」を把握していくことである。ところがNZの常識を理解しようとする際もやはり日本の基準で判断する。

 

例えば自分の考える分野が現在どのようになっているのかを分析するのに各種資料を揃えるのだが結局それは机上の理論でしかなく、なぜそういう数字になったかを読み解くことが出来ない。

 

ぼくの仕事は何故そうなのか、何故そうなったのか、これからどうなるかをお客様に理解出来るように説明することだ。なので説明を始めると最初は??みたいな顔をされるがそのうち「あ、そうか」となり、当初ご本人が考えてた道と全然違う方向性が見えてくることがよくある。

 

説明会と個人面談終了後、スタッフと面談内容を確認してそれぞれの方向性を確認。その後次の説明会の予定を決める。次回は10月20日(土曜日)13:00から開催を予定。ふーい、今日もよくしゃべった。



tom_eastwind at 19:20│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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