2012年10月02日

<美女からの投稿>

面白いチェーンメールを一つどうぞ♪


タイトル:お金持ちと結婚するためにはどうしたらいいの?

 

正直に書こうと思います。私は25歳で、かなり美人ですし、品もよく、センスもいいです。私は年収50万ドル(4000万円くらい)以上の男性と結婚したいと思います。欲張りだと言われるかもしれませんが、ニューヨークでは年収100万ドル(8000万円くらい)でも中流と言われるのです。私の要求は高くありません。このフォーラムに誰か年収50万ドルの男性はいませんか? みんな結婚しちゃってるんですか? 

 

私が聞きたいのは、あなたのようなお金持ちと結婚するためには、どうしたらいいのかと言うことです。私が今までお付き合いした人の中で一番のお金持ちは、年収25万ドルの人だったのですが、年収25万ドルが限界なのかな、という気がしています。でも、ニューヨークの西にあるニューヨークシティガーデン(?)というところに引っ越すためには、年収25万ドルじゃ、足りないんです。

 

恐れ入りますが、次の質問に答えてもらえませんか?

 

1.お金持ちの独身男性はどこに集まっているのですか?(バーやレストラン、ジムの住所のリストがほしいです。)

2.何歳くらいの人を狙ったらいいでしょう?

3.なぜ、お金持ちの妻達のほとんどが、特にかわいくもない平均的な容姿なのですか? 美人でもおもしろくもないのに、お金持ちと結婚した女の子を何人か知っています。

4.結婚するか、付き合うだけで終わるかの決め手は何ですか?(私の目的は、結婚することなのです。)

 

美女より

 

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JPモルガンCEOのお返事>

親愛なる「美女」さん

あなたの投稿をおもしろく読みました。おそらく、あなたと同じような疑問を持っている女性はたくさんいるでしょうね。あなたの状況を、プロの投資家として分析することをお許しください。私の年収は50万ドル以上。あなたの希望に添っていますので、ここでこれを読むみなさんの時間をムダにしないのではないかと思っています。

 

ビジネスマンの視点に立って判断すると、あなたと結婚するのは悪い決断です。理由はとても単純です。説明しましょう。

 

細かいことは抜きにして、あなたがやろうと思っていることは「美」と「お金」の交換です。Aさんが美を提供し、Bさんがそれに対してお金を払うのです。フェアでわかりやすいですね。

 

しかし、ここには1つだけ重大な問題があります。「美」は、そのうち「なくなってしまう」ということです。しかし、「お金」はそうではありません。実際、私の年収は毎年上がり続けています。しかし、あなたは毎年どんどん美しくなるでしょうか。

 

つまり、経済的な観点から言うと、私は「魅力的な資産」ですが、あなたは「値下がりしていく資産」だということです。しかも、「急激に値下がりする資産」なのです。もし「美」があなたの唯一の資産ならば、あなたの10年後の価値は、かなり心配すべきものでしょうね。

 

ウォールストリートでは、どんな取引にも「短期保有」と言うものがあります。あなたとデートすることは、「あなたを短期的に保有すること」です。取引では、売買するものの価値が落ちるとわかれば、私たちはそれを売ってしまいます。「長期保有」することはないのです。でも結婚は、「あなたを長期的に保有すること」なのです。

 

残酷なようですが、賢い選択をするなら、急激に価値が値下がりするものは、売ってしまうか、レンタルするくらいで十分なのです。年収50万ドルを稼ぐ人はバカではありませんから、あなたとデートはしても、結婚することはないでしょう。

 

お金持ちと結婚するための方法を探すのはおやめなさい。それよりも、あなたが年収50万ドル稼ぐ人になるのです。これが私のアドバイスです。お金持ちのバカを探すよりも、ずっとチャンスがあると思いますよ。

 

この返信が、役に立ったらうれしいです。もし、あなたが「レンタル」に興味があるなら連絡してくださいね。

J.P.モルガンCEO

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これ、チェーンメールらしいけど、実に面白い。移住という仕事をしているとこのような状況によく出くわすから、更に興味深い指摘である。このような「美女からの問い合わせ」が現実に存在するからである。

 

それは「就職」。一般的にニュージーランドで就職さえ出来れば後は安泰と考えているケースが目立つが、何が何でも就職、つまり相手に何かを求めるのではなく、自分が何かを作り出す「起業」も選択肢に入れるほうが良いという事を知ってもらいたい。

 

日本では正規で就職出来れば大丈夫みたいに思われるがニュージーランドには正規も非正規もなく、どちらも単なる就職である。

 

そしてこの国では仕事を楽しんで働くが、退屈になったり他のことに興味が出たりすると簡単に転職する。転職がごく当然の国では転職先に就職してからが勝負であり就職したら終わりではない。

 

就職する際には適正な能力が求められるし就職してからは業務内容を決められてその内容で十分な実績を出せなければ能力不足と見做される。そしてぼくが見る限り日本人が就職出来る職種は限られており、その職種についても売上が出せなければ退出させられる。

 

つまり言葉は悪いが、たとえ就職できたとしてもエサは自分で取ってくるしかない、そのエサを親分に上納して残った分が自分の取り分だと思った方がいい。

 

ならば、エサを取る力があるのなら就職するよりも自分でその専門領域で起業して地元の会社と提携契約をした方が取り分が増えるし力関係も平等である。

 

けれどその際は自分を労働市場における商品として位置づける事が出来るか?その際の適正価格は?そして価値の有効期限は?を自分で客観的に把握する能力が要求される事は当然である。

 

多くの場合は自分がニュージーランドに貢献出来る「価値」よりもニュージーランドから何がもらえるかという「リターン」を考えるが、専門職でみれば、正直言えば今のニュージーランドで就職して手に入る給料は日本の数分の一だと思ったほうが良い。

 

だから自分と家族の生活を賄おうとするのなら、専門職であれば独立するほうが正解である。独立のリスクは高いと思うかもしれないが、ニュージーランドでは就職も独立も苦しさにおいてはそれほど大きな違いはない。

 

ならば就職にこだわる、つまり金持ちと結婚するのではなく、自分で自分の道を選択出来る「起業」の方がよほど正解ではないかと思うのだ。

 

もちろん本人の性格もあるだろうしある程度の資産があれば金融収入を労働収入に加えて就職しても食っていけるなら問題はない。自宅を現金で購入することが出来て毎年5万ドル程度の金融収入が得られるなら就職も良いかもしれない。

 

なので最初から「何が何でも就職」を狙うのではなく、もしかすれば自分に起業の道もあるかもと思った方が選択肢が増えて良い。このあたりが今日のネタの「美女からの質問」を読みながら感じたところだ。

 

ちなみにぼくならこのような立場の美女からの質問であればおそらくぼくは現場の場数を踏んでいる分このCEOの提案以外にもいくつかの現実的な選択肢を提案出来る。けどそれを書くと読者が半分になるのでやめておく(笑)。



tom_eastwind at 16:51│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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