2012年10月14日

世界平和指数

日本ではホームレス連続襲撃事件が常態化する時代になった。何時の時代も学校や職場でイジメはあるが、それと今日本のあちこちで発生しているホームレス襲撃事件はその原因が同じでも結果が明確に違う。

 

現在行われているのは潜在的社会的弱者、つまり若くして自分に将来がない事が分かり真面目に働いても給料は少ない責任は重いストレスは溜まるとなれば、誰もそんな社会に出たいと思わない。

 

そして結果的に現実的社会弱者となるのだが、彼らが自分たちより更に弱い人々を叩き殴り殺す事で少しでも「自分はまだ中の下だ」との立ち位置を確認しようとする作業だ。

 

どこの世界でも同じで格差があるだけでは犯罪は増加しない。格差が固定化して初めて犯罪が増加するのだ。米国では1920年代の好景気の際に格差は広がったがそれが犯罪に比例することはなかった。何故なら誰でも頑張れば金持ちになれるというアメリカンドリームがあったからである。

 

どんなに頑張っても人生の出発地点で差別があり固定化されているとなれば弱者に取って残された手段は犯罪や暴力しかなくなる。

 

世界平和指数というのがある。様々な要素を数値化して世界中の国家を比較するのだが、ニュージーランドは常にトップかトップクラスを維持している。その理由の一つに犯罪の少なさがあるのは誰もが納得出来ている。

 

これはニュージーランドが世界でも珍しく成功した社会主義国でありその原因はこの国が地政学的にも安定しており英国出身の優秀な政治的リーダーの平等意識が高かったからだ。その結果としてすべての子供に教育と医療の無料化で機会均等を導入して累進所得税や失業手当、無料医療、老齢年金を提供することで格差を殆ど無くした。

 

また誰もが頑張ればそれなりに豊かになり社会全体がその空気の中で家族を大事にしながら時間内は目一杯働いて退社時間になったら一切の残業をせずに自宅に帰り子供たちと一緒に食事をする環境を作った。

 

もちろんいつも言うことでニュージーランドは天国ではない。こそ泥犯罪もあるし時には殺人事件も起こる。しかし今の日本と比較すれば確実に豊かな生活環境が確保されている。マネーリッチではないがマインドリッチで安定した国情である。

 

 

今年になって日本が平和な国第5位になった。NZはデンマークと同2位、1位はアイスランドだ。僕はこの数字が国際的に現在の状況を表していると思う。

 

しかしこれからの5年間、2017年に向けて日本は胸突の急坂を転げ落ちて治安が大幅に乱れていくだろう。犯罪を起こすのは社会の中核にいるべき若者であり被害者は今のうちはホームレスだが、確実にその目標は政府役人や一部資産家となる。

 

彼らがある日自宅に帰ったらそこには人殺し集団がいて先に殺された家族の死体が転がっている福岡の家族皆殺し事件、東京で宅配を装った殺人者に退職した官僚が殺された事件のような状態になる。

 

つまり政治的に問題が起こっており選挙では何も変わらないから直接政治的攻撃をする知性的若者と、脳みそ空っぽの肉体系若者が目先の金を狙って資産家を襲うという構図である。ホームレスをいくら叩いても金にはならない、どうせ叩くなら主義主張や実利を狙った方がいいという事だ。

 

これは明治以来の日本政府が思いもよらなかった事態である。昔の日本人は「貧すれど鈍さず」であり「人様に迷惑をかけてまで生きるのは恥ずかしい」という文化があった。ところがバブル崩壊以降世の中は変わった。

 

その原因は教育であり、昭和後半にバカな親に鍵っ子状態で放置されてまともな社会常識も学ばなかった若者が社会に出て結婚して子供を作るが、これは子供が子供を生むようなもので何も知識がないから何も教えることが出来ない大きな子供が生まれただけで何の知識もないこどもを自分の個人所有物として自分の子分に仕立ててヘンテコな名前を付けてそれで親の義務を果たしたくらいに思っているが、一番肝心の社会道徳を教えてないから常識のないこどもが育っていった。

 

恥の文化はなくなり若い女性が電車の中で化粧をして若いサラリーマンが電車の座席を占領して自転車は歩行者を引っ掛けて怪我をさせて急ぎ足で道を歩くサラリーマンは子供連れのベビーカーを邪魔者扱いするようになった。

 

この先に起きるのは何も一生懸命予測をする必要はない。過去を見れば良いのだ。世界中の歴史を見れば、国政が乱れて将来の不安が出てくれば自然と国民は守りに入り乱れが社会不安を更に大きくかきたてれば動乱が起こる。

 

それは百姓一揆だったり西南戦争だったり米騒動に繋がる。要するに大きな時代の流れに巻き込まれてしまうと自分一人がいかに頑張っても時代の流れに逆らうことは出来ずに翻弄されるようになるって事だ。

 

本日現在においては弱者が弱者をいじめるだけだが、これが数年で拡大していくと社会の騒乱を生むしその前段として犯罪が激化する。それは被害者が誰でも良い犯罪であり、いつ自分の子どもや家族が巻き込まれてもおかしくない時代となる。

 

そして警察は戦後一環してやらなかった犯罪予防対策を行うことで未然に犯罪を防ごうとして戦前の特高警察のような組織が出来て、思想家や特定の政治家が狙われていくようになる。言論は統制され言いたい事も言えずに一部政府と官僚と警察が表立って支配する時代になる。いつの時代も同じである。

 

どのような流れなのか興味がある方は是非とも山上たつひこの「光る風」を読んで欲しい。大作であるが非常に現実的でありこれから5年でやってくる日本の近未来を予測しているかのようだ。

 

世界平和指数

1. アイスランド(1113

2. デンマーク(1239

2. ニュージーランド(1239

4. カナダ(1317

5. 日本(1326

6. オーストリア(1328

6. アイルランド(1328

8. スロベニア(1330

9. フィンランド(1348

10. スイス(1349

11. ベルギー(1376

12. カタール(1395

13. チェコ(1396

14. スウェーデン(1419

15. ドイツ(1424

16. ポルトガル(1470

17. ハンガリー(1476

18. ノルウェー(1480

19. ブータン(1481

20. マレーシア(1485

21. モーリシャス(1487

22. オーストラリア(1494

23. シンガポール(1521

24. ポーランド(1524

25. スペイン(1548

26. スロバキア(1590

27. 台湾(1602

28. オランダ(1606

29. イギリス(1609

30. チリ(1616

31. ボツワナ(1621

32. ルーマニア(1627

33. ウルグアイ(1628

34. ベトナム(1641

35. クロアチア(1648

36. コスタリカ(1659

37. ラオス(1662

38. イタリア(1690

39. ブルガリア(1699

40. フランス(1710

41. エストニア(1715

42. 韓国(1734

43. リトアニア(1741

44. アルゼンチン(1763

45. ラトビア(1774

46. アラブ首長国連邦(1785

47. クウェート(1792

出典  http://rocketnews24.com/2012/06/18/222216/

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E5%BA%A6%E6%8C%87%E6%95%B0

 

                                                                                                                       

 



tom_eastwind at 12:24│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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