2012年10月21日

人を切りたいと思った

JR博多駅で起こった無差別傷害事件では男性6人に被害が出た。幸いにも死者は出なかったが犯人の「人を切りたいと思った」はまさに時代が生み出した事件であろう。

 

ニュージーランド移民局が移住関係各社用に作成した内部資料によると、今年の8月までの投資家部門(投資家プラス43件及び一般投資家359件)の申し込み国家別ベスト3の一位は英国で28件、二位は中国で27件、三位は米国で25件である。

 

ここで注目したいのが第三位の米国である。この国は世界で最も偉大であり裕福でありながら何故ニュージーランドに移住しようとするのか?

 

それは、ニューヨークの一等地に住んでいてもいつ爆弾が落ちてくるか分からない、通り魔のような無差別殺人で「ふつーの人」に殺される可能性がある、テロリストの標的になるかもしれない。ましてや戦争になればまっさきに米国のシンボルとして習われる可能性あある。

 

だから彼ら富裕層米国人は自家用ジェットに乗ってオークランドにやって来て移民局に「おい、永住権くれ、なんぼや?」という話になる。考えてみれば確かにそうだ。テロリストにとっては爆弾を仕掛けるだけで誰が死ぬかはどうでも良い話だ。金で命を買えないのだ、」ニューヨークに住んでいる限り。

 

そうなると資産が出来れば世界で一番治安が安定している国で生活する権利、つまり永住権を取得することが大きな問題となる。映画監督のジェームズ・キャメロン(有名ですよね♪)もウェリントンの南に牧場を買ってロサンゼルスを往復している。

 

今日はセミナーと個人面談で午後1時から7時まで6時間喋りっぱなしでさすがに喉も疲れたが、参加された方の気持ちがよく伝わった。毎回12名限定でやっているけど、これくらいがちょうど良い。参加者の方の顔を見ながら焦点を合わせる事が出来るからだ。

 

危機感。これってどれだけ危機が近づいて感じるかは人によるだろう。けど米国の金持ちがニュージーランドに逃げこみ始めているって現実だけは理解したほうが良いと思う。



tom_eastwind at 20:06│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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