2012年12月08日

携帯は不携帯

「けーたい、持って歩くの面倒なんですよね、だから私は不携帯なんです」との意見もうなずける。日本で仕事をしていると時々「ケータイに電話しているのになぜ出ない?」というバカな質問をする人がいる。他人の気持ちを理解出来ず自分の気持だけを大事にする連中だ。

 

何で僕が君の電話に出なければいけないのか?君はぼくに何かを強制する権利はあるのか?電話に出るかどうかは僕の権利であり、電話に出ない事によって起こるいかなる問題も承知した上で電話に出ないのだから、それ以上ガタガタ言うな。

 

とくにNZの銀行とかは仕事という理由で忙しいこちらのケータイに電話を入れてくる。実に下らん問い合わせである。「海外でクレジットカードを使ったようだが、それはあなたが使ったのですか?毎日違う国にいるなんておかしくないですか?」

 

だからぼくのクレジットカードが盗難に遭って使われていると思ってるらしいが、ぼくの過去のカード利用記録を見れば毎月2週間は海外出張しているのはすぐわかるしそういう事をせずに手抜き仕事をして上司に言われた事だけをやるために毎回電話をかけてくるバカども。

 

自分たちの仕事だけ優先して相手に迷惑がかかるのかなんて考えてもいない。せめてメールであれば後で処理も出来るが、なぜ電話でなければいけないのか実に頭が悪い。だいいちケータイなど他人が代わりに電話に出て「はい、使いましたよ」と言ってしまえば本人確認など出来るわけない。

 

電話の応対義務など存在しない。他人がいきなり自宅の居間に乗り込んで話をするような無礼な行為をなぜ受け入れる必要があるのか?

 

そんな事を思いつつ面白い記事を見つけた。ケータイで最も利用するコミュニケーションツールは?という質問に対して60代以上は「通話」が50%近い。ところが29歳以下で通話を最も利用するってのは18%、たぶん14歳くらいが親との連絡をするのに通話機能を使っているのだろう(笑)。

 

通話機能に関しては年代が上に行けば行くほど増えていく。あなたの通話利用率はどうだろうか?それで年代がわかるかもしれない。

 

ちなみにすべての年代で最もよく使われているのはキャリアメールだ。やはり相手が読みたい時に読めるというのはお互いにとって大きなメリットだ。そう、こっちが仕事をしている時に突然電話してこられて相手にしてたら今までやってた仕事がパーになってしまう。ちなみにぼくの個人的体験だが、ぼくのNZのケータイからシンガポールでも日本でもテキストが送れる。メールと同じ感覚で送れるし、人によってはメールは1日1回しか読まない人もいるしぼくのメールがすぐジャンクメール扱いでゴミ箱に放り込まれてしまう場合もある。その点、急ぎならテキストが早い。

 

相手のことを考えればメールを送るのが実は一番思いやりがあると言える。きちんとした内容でメールを送ってくればこちらも初対面の人でもきちんと返そうと思う。しかし電話では即答を求められるからどうしてもきつい言葉でしか返しようがない。こっちが飯食ってる時に電話が来るとか風呂に入ってる時に電話来るとか、「え?こんな時間に風呂はいってるんですか?」って、なんであんたの生活基準をこっちに当て嵌めるのか?

 

29歳以下でもひとつ面白いのは、LINEを利用する率が20%近いという事だ。LINEは2011年6月から開始されたサービスでありながらすでに3600万人が日本国内で利用しており、統計を見れば29歳以下の人々の利用率が高いのもよく分かる。

 

ここまで書いてふと自分のIphoneSの通話記録を見ると、最終通話が火曜日の17:00、仲間からかかってきた電話で約10分話してた。今日は土曜日なので4日間は全然通話していない。まだ若いってことか(笑)?単純に自分勝手ってことか(笑笑)?ちなみにぼくは会社の電話も使ってないし自宅の電話も入居以来一度も取ったことがない。

 

今の日本で一番勢いのあるのがLINEだが、ほんの数年前まではmixiだったのは皆さん記憶にあるだろうか?今ではmixiはまるで過去の遺物のようである。こうなるとフェイスブックも今は物珍しさに皆さん乗っているが、いずれ人と人とを繋ぐ媒体が劇的に変化していく中でどの媒体がOver The Topになるのか全く読めない状況だ。

 

ぼくとしては急いでどこかの媒体に乗っかる必要もないので当面は様子見である。フェイスブックのメリットは自分の過去に戻れることであり未来ではないから僕向きではない。Mixiは子供のおもちゃ。知り合いの書き込みを読むために数年前にアカウントは作ったが結局一度も使っていない。

 

LINEは日本にいれば役立つかもしれないが日本に住んでないし。他にも韓国からカカオトークとかディーエヌエーのCOMMとかサイバーエージェントのDECOLINKとかいろいろ出てきている。急いで飛び乗る必要もないので岡目八目の立場から時代がものすごい音を立ててゴキ!っと大きく変化する現場でじっくりと見て自分の検証が当たるのか、世界がどう変わるのかを見てみたいと思ってる。

 

いずれにしてもケータイ。20年前には殆ど見かけることがなく、1990年代に香港で使っていたケータイ電話はまさに大型トランシーバーで5kgのダンベルみたいなサイズだった。喧嘩の時には役立つ武器で、香港ヤクザは普段は取り巻きに重いケータイを持たせて喧嘩になるとこいつを持ちだして相手をガンガン殴る。もちろん修理代は相手持ちだ(笑)。

 

2000年に入ってぼくがケータイレンタルビジネスを始めた当時ではモトローラが主流だったが、それがいつの間にかノキアに変わったと思えば、最近はあっという間にスマートフォン。

 

時代の流れは早く、よほど気をつけていないとすぐに時代に追いつけなくなるし、けれど波に乗ったつもりで新しいメディアに飛び乗っても振り回されるだけだし、21世紀が始まってから変化の速度はますます早くなってきた。

 

なぜ自分に他者とのコミュニケーションが必要なのか?そう考えてみると寂しさを紛らわすためならぼくには不要だ。読書を通じてまだ見ぬ過去の人と会話するほうがよほど知的で楽しい。仕事で実用的にコミュニケーションが必要ならおもちゃのようなSNSは全く利用価値なし。

 

仕事であれば言いたいことを理論的にまとめてメールするか面談して話すのが一番だ。面談の場合は後で言った言わんでもめないように必ず第三者にも入ってもらう。

 

通話機能は殆ど使わないけどLINEFACEBOOKも使わない、その真中あたりで様子見をしている現状でした。

 

 



tom_eastwind at 15:37│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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