2012年12月29日

御殿場にて

箱根湯本を出てタクシーで富士急ハイランドに行く積りが周囲の「お前ばっかじゃない?」指摘でバス乗り継ぎになった事は一昨日書いた通り。でもって家族旅行団は御殿場アウトレットモールでバスを乗りかえて御殿場駅に行きそこから富士急ハイランド行きのバスに乗るようになった。

 

噂やニュースでは聞いていた御殿場アウトレットモールだが到着して時刻表を良く見てみると、なんだここで2時間の乗り継ぎで御殿場アウトレットモール発で富士急ハイランドまで行く直行バスがあるではないか。

 

だったら乗り継ぎがひとつ少なくなるしモールで昼ご飯食べられるよね、ちょうど良かった良かったと喜んでパスタレストランにテーブルを見つけて座っていたら奥さんと娘が二人して「ちょっと出てくる」と。

 

この店は店内にトイレがなく通りの向かい側がトイレなのでそこに行ったのかなと思って龍馬くんと二人でぼけーっと帰ってくるのを待ってた。そしたら15分ほどして二人で帰ってくるなり娘が突然ぼくに怒り出す。

 

「お父さん、いつも不公平だよね、龍馬くんのお土産ばかり買って私に何もないじゃん!」娘の高い学費や生活費やamazonでの買い物を誰が負担しているのかはこの際関係ないようでひたすら文句を言う。料理が出てきてもぶちぶち文句言ってる。

 

何事かと思ってよく聞いてみるとモールの中にあるお店でかなりお得な値引き商品を見つけたらしいが、定価の7割引きで10万円ちょっと。てーことは定価っていくらだ?考えるだけでぞっとするが7割引いてもまだ10万円以上する商品ってなんだ?

 

そうやってついつい話を聞いてしまったのが運の尽き、娘の声色が突然ネコナデ声になりあのねーこれがねーすてきでねー、要するにドレスだ・・・。話を聞いて「ばっかじゃないの?たかが服一枚が10万円以上?お父さんが仕事で使ってるスーツだって10万円以下だよ」というと又声が変わりドスの利いた低音で「いつもりょうまくんには!」とか「お父さんだってお酒飲んでるじゃん!」と関係ないところに飛び火。

 

「お父さんのお酒代なんて飲んで消えるだけじゃん、私の服は(もうすっかり自分の服と決めている)ずっと残るのよ、こんな素敵なドレスで大学のパーティに出れる娘を持てるって幸せがなんで分からないの!バカ!」

 

奥さんは隣でクックと笑うだけ、私には関係ないもんね〜って顔してペコちゃん人形のような笑顔で笑っている。

 

うーん、誰だ、バスで移動するほうが安いなんて言ったのは!こうなったらもう勝ち目はない。娘の戦略構築はいつどこでどう覚えたのか分からないが生き残る道だけはしっかり身に付けたな、うれしいやら腹が立つやら(笑)。

 

ぼくは人間の人生における男の役割は外に出て狩りをして家に食べ物を持って帰る事だと考えている。男が家庭の財布の紐を握ると言う発想はない。極端に言えば男は女を食わせるためだけの存在だと思っている。

 

だからいつもそうだが、僕は基本自分の為に労働をするという発想がない。だからほっとくといつもダラダラと本ばかり読んでいる。しかし奥さんに言われてノルマを設定されれば必ずノルマを達成するために外に出て暴れまわってエサを見つけて狩りをして必ず持ち帰る。

 

だから今回の娘の提案(脅迫?)も言われたからには受け入れるしかない。後はクレジットカードの支払をどうするか、これがぼくに与えられたノルマである(笑)。

 

それにしても絶叫ものだ、女性の買い物は。偶然立ち寄ってトイレと昼食だけのはずが、娘は目の前に来た自分のパスタを早々にかけこんでいそいそと立ち上がると「じゃ行ってくるね」と、にこっと笑顔を残して立ち去っていった、ぼけーっとしてる龍馬くんと僕を残して。

 

バスの出発時間だけ確認して奥さんと娘が出ていくと、ぼくと龍馬くんは他にもいろんなお店があったのでぶらぶらと見て回ったが買い物に興味がないので早々とバス停に戻って龍馬くんはPSP,ぼくはバックパックの中に入れてたIphoneでニュースやブロゴス記事を読む。

 

そしてふとIphoneで時間を見るとバスの出発まであと10分。まだ二人は戻ってこない。あれれ?と思ってるうちに出発時間の2分前。まだバスは到着していない。あ、バスが来た!けど二人はまだ戻ってこない。

 

どきどきして電話しなけりゃと思った時、娘がフーフー言いながら戻ってきた、両手に抱えた紙バッグを持って。そしてその一分後に奥さんもふーふー言いながら戻ってきた、これもまた両手に大きな紙バッグを持って。

 

「間に合ったー、良かったー」とか無邪気な顔して笑っているが、どうも最初に話をしていたのと違う紙袋の数である。恐る恐る「あの、服一枚じゃなかった?」と聞くと「そうだよ、一枚だよ、あれはね」とさらっと返された。

 

ちょっと待て、ぼくが聞いてたのは馬鹿高い基地外みたいな服一枚の話だぞ、布っきれに色着けて鋏でチョキチョキと切っただけの合成繊維にあり得んくらいの金額を付けて恥ずかしいとも思わないお店から買い付けるはずの服だけのはずだぞ。

 

そう言って主張するぼくに対してすでに支払いを終わった二人は「ああ楽しかった!」だってさ・・・。そして口を開くと「これがこんなに安くてね、これがこんなに素敵でね、オークランドじゃ絶対にお金を払っても買うことができないのがいっぱいあってね、日本って本当に素敵な国ね^」だって・・・。

 

ぼくは上にも書いたが男の役目は女のために生きることだと本気で思ってる。けれどその為に紐なしバンジーをするかって言われると、もちろんするしかないのだがその度に心の中で絶叫!している。

 

「あり得―――ん!」

 

だから僕には富士急ハイランドの絶叫マシーンなど不要なのだ、ガク・・・。



tom_eastwind at 21:38│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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