2013年03月20日

考えて考えて考え抜け!

NHK「八重の桜」で今晩は新撰組が初めて出る回を観ている。最初は壬生浪士と名乗る20名程度の田舎出身のちっちゃなグループだったのがよく分かる。今の僕の目から見るとまるでビジネス戦乱の世の中に出てきたちっちゃなIT企業マイクロソフト(新撰組)が社員一貫となってIBM(会津藩)という大企業の懐に飛び込み大手が開発出来ない画期的ソフトを提供して、京の都でそのソフトが爆発的な能力を見せて一気に世の中の正面舞台に現れる、そんな感じだ。違いはそれが剣技なのかOSなのかってくらいかな。

 

たぶんあの場面の新撰組を見てIBMに乗り込んだマイクロソフトのビル・ゲイツを想像する人は少ないだろうが、ぼくはそう感じた。だって近藤勇は隊員を食わせねばならない。それは坂本龍馬が亀山社中で苦労したのと全く同じ理屈だと感じるからだ。

 

誰もが創立初期には突っ張るしかない時がある。壬生浪士にしても最初は無理をしてでもきつい戦いをする必要がある。一生無理ばかりやってればそれは単なるバカだが創立初期には必要だ。京都守護の初期に会津藩から「お、こいつは強いぞ」と認められて引き立てられるまで思いっきり戦いその実力を周囲に見せるしかなかったと思う。

 

ぼくは会社を設立して最初の3年くらいは一日3時間くらいしか寝なかった。朝の5時から市内のホテルに向かい顧客のピックアップと空港への送りを数回繰り返し午後は空港から市内観光して夕方からディナートランスファーをやって夜10時過ぎに自宅に戻ってから次の企画書作りの毎日だった。

 

最近でこそやっとそんな無理をする必要はなくなったので仕事の内容をシフトしているがそれでも人は生きていく限り戦うしかない。前を向いて前に進んで戦うしかない、それが自分の夢を叶えるためか家族を食わせるためか人によって理由は違うだろうが、とにかく前を向いて進むしかない。

 

その時に、つまり人生のスタート時点で会津藩藩主に生まれた人と西東京の片隅に生まれた田舎郷士のスタート地点の違いは大きいが、その不公平を調整する方法がある。それが「考えて考えて考え抜け!」だ。考えぬくこと、それだけが弱者に残された唯一の武器、戦闘方法なのである。

 

世の中が平等であるべきだなんて夢物語は信じるな!世の中は不平等に出来上がっている。まずそれを認めた上でどうやれば平等になるか、それも上向きの平等になるかを真剣に考えよう。

 

上向きの平等を考えるのは弱者の権利であり自分で解決するために努力した経験は何者にも代えがたい強い自分を作る。

 

決して誰かにすがったりお情けを乞うたりしてはならない。ましてや政府になどに頼って金持ちから金を再配分してもらって喜んでいてはいけない。それは長期的には努力して働く人の心をポキっと折って国家を弱くしていくことに繋がり自分自身は政府に生殺与奪権を渡してしまい奴隷になるだけだ。

 

自分の牙で餌を探して攻撃して、どんな小さな戦いでも全力で戦って生き抜くことだ。そうでなければ負け犬になりそこからの人生なんて死ぬその日までめしを食って排泄するだけの政府に首輪をつけられたポチと同じだ。

 

昔ある米国の大統領がこんな事を言った。「国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何が出来るかを考えよう」当時の僕はまだあまり意味が分からなかったが今はよく分かる。

 

国家が強くなり国民全体が豊かになるために必要なのは、いかに中間層=弱者がその立場から努力して成長するかであり、彼らの上向きの自己努力による成長なしには国家が成長しないという事だ。

 

「ポチになるな!国家を強くしろ!考えて考えて考え抜け!」

但し一言だけ付く加えて言えば、考えて考えて考え抜けの中には、どこの土俵=国家で努力するかも含めて考え抜けという事だ。



tom_eastwind at 16:46│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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