2013年07月27日

ワカパパ 1

今日は会員の皆さんと朝一番にワカパパスキー場に行き夕方までガンガンとスキー。

この山、広いなー。けど地元の人に言わせればまだ雪の付き方が不足と言ってる。確かに岩があちこち出てるのでそんな感じはするが、けれどすんごい楽しい!



透き通った空気の上に乗っかってる空は完璧に真っ青で、神様が空気に色を付けたのかって思うくらい青い。遠くに見える富士山のような山はどこまでも白く、富士山ほどではないが素晴らしい景観である。



この山はリフトパスの値段は一日97ドルとクイーンズタウンと同額だが、まだリフトチケットをクリップで止める方式でクイーンズタウンのようなICチップ内蔵カードではない。コロネットピークの山小屋に比較すればまだちっちゃいが、スノースタッフは皆元気で楽しそうに働いている。



この山も本格的に開発すればもっとお洒落に出来るのだろうが、いかんせん国立公園の山の中にあるのであまり手を付けられないしスキー場があるルアペフ山そのものが活火山でありいつ爆発するか分からないから恒久的施設を作るって事には二の足を踏むのだろう。



しかし僕らスキーチームは二の足など踏まず最初から山の最高地点目指して2人乗りリフト、4人乗りリフト、Tバーを乗り継いで上がる上がる、標高2千メートル地点まで行き、そこからだだーって下る。



かなり締まったアイスバーンの連続で、ちょっとでもエッジを立てすぎると蒼氷に突っ込むような細い斜面を駆け下るのだが、これがもう楽しい!



メンバーの中にお子様をたくさん連れてきたお父さんがいて午前中はビギナーコースで子供にスキーを教えていたのだが、昼食の時に「上に行きましょうよ」と誘って2時間近く滑る。



この方も「私をスキーに連れてって」世代でありスキー大好き。なのでビギナーコースで滑ってる方にお子様をお願いしたのだが、これってやっぱり数家族で来てるから出来る事だ。一家族だけで来てたらこうはいかないもんな。これって互助組織の基本だなって思った。



Tバーで山頂に向かいながら世間話。

「ニュージーランドに来たのは家族を大事にしたいからでしょ、だったら来年から必ずNZの冬休みを一週間取りましょうよ、そして子どもたちを連れてスキーってどうっすか?」と聞くと、

「やりたいっすねー!」という返事。後は実行あるのみですね。



勿論移住したばかりで遠い明日よりも足元のぬかるみが気になるだろうが、いつまで気にして何にもしなくては移住した意味がない。



まず自分の足腰を固める。仕事をする。その成功ラインを来年の5月にすれば来年の7月の家族スキー旅行は出来る。



ここはニュージーランド、今日を楽しもうよ、この国にいると本当にそう感じる、だって最後は政府が助けてくれるんだもん。こういうと日本人の感覚からすればちょっと無責任かもしれないけど、よく考えてほしい。お金を払ってくれるのは同じ国民であり、将来彼らの子供が困ればそのお金を払うのはあなたの子供であるかもしれないが、少なくとも政府が自分の懐から金を出すわけではないのだ。

この点政府の補助ってのをどうも日本人は勘違いさせられているが、お金を払うのは政府ではなく隣に住んで今働いている仲間なのだ・

日本人の「道徳感覚」は世界最高であり、日本人の感覚はこの国の人々からすれば素晴らしく礼儀正しい。それは良い、けどもうちょっと社会の仕組みを理解して少し肩の力を抜いても良いのではないかと思う。



今日は皆さんスキーを満喫されたようで、ホテルでの夕食は大人たちはスキー話に興じ子どもたちはどこに体力があるのかくらいにテーブルの下に潜り込んで遊びまわり、そして8時前にはとっとと部屋に戻りお休み。



何のために生きるのか?人は食うためだけに生きるのか?家畜と人間の違い、それはあると思う。目先の金を稼いでも税金で半分持っていかれ、死んだら更に半分持っていかれる国がそれほど楽しいのか?



人は食うためだけに生きるのではない。



快晴のワカパパ、夕方にホテルのバーで夕食前の一杯を飲みながら景色を楽しみました。

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tom_eastwind at 21:17│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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