2013年08月22日

人々が助けあって生きる、夏空

昨日のアメックスに早速ご質問を頂いた。「NZでは、カード手数料は顧客負担の契約が主流なのですか?」


ここで言うカードはクレジットカードだろうかデビットカード(エフトポス)だろうか?デビットカードならニュージーランドでは顧客負担が原則である。


クレジットカードは基本的に店側負担だがちっちゃな店はそのまま契約してクレジットカード手数料を顧客に2~3%請求するお店もあるし何軒かが集まって最初に銀行と交渉して手数料を下げる店もある。しかしちっちゃな店ではやはりアメックスは最初から使えない。やっぱり人気のないカードなんですね、アメックス。


ところで今日は昨晩までの自宅の天井を叩きつける大雨から一転青空が広がり、この曇って夏空のもくもくと盛り上がってくるような雲の白さとその上の透き通った青空のコントラストがすごいきれい。


朝一番の弁護士事務所の会議室はワイテマタ湾を正面に見下ろす素晴らしい景色で、向かいに座った弁護士と思わず「おい、仕事よりもっと大事なことがあるよなー」って思わず馬鹿話をしていた。


相続に関する案件は日本側の税法変更がスピードアップしており、いくらニュージーランド側で無税に出来ても日本側での投網がますます広がってくるから、徹底的に本気に相続を考えるならやはり最終的には国籍取得も視野に入れて、それもできるだけ早くが正答である。


それからもう一つ注意すべき問題点は、同じルールが何時までも続くと思うなという点だ。時々「このルールでやりたいんですけど」と3年くらい前の日本の税法を持ちだして話を持ってくる人がいるが、それは2年前の税制改正ですでに変更されており使えない。


今ルールがあってそれを使いたいなら今すぐそのルールに則って動くべきだ。3年後に移住するからって今のルールを後生大事に記憶に取って守っておいてもいざ3年後にはすでにルールが変わっている。そうなれば今までの努力も水の泡だ。


移住したいという格好付けを周囲に見せたいなら泡で終わらせても良いが、本当に子供の将来や家族の事を考えて移住計画を作るなら、今考えたら今行動を起こせという事である。


日本人は「ルールは普遍」という錯覚があるようで、例えば2017年に移住するからその時点から準備すれば良いと考えている。しかし実際はビザの種類にもよるが、手続き開始から弁護士との面談、書類集め開始、弁護士による書類作成、移民局の審査期間、許可が出てから実際に一回目の渡航をするまでの期間、渡航後の余裕期間などを合計すれば4年程度は稼げる。つまり4年後のどうなっているか分からない法律には対応出来ないが今のうちに申請しておけば今のルールでプランを作れるし今のルールで点数計算も出来るという事だ。


こういう行動を英語では”Now or Never”という。今やらねばいつ出来る?


今日の昼休みを利用してクイーンストリートのヘアサロン、日本で言う理容室、ぼくの語彙では散髪屋に行ってきた。ちっちゃいながら日本人チームで固めており日本から最新の機材を持ってきてお客様も多くが日本人のお店だ。


今日髪を切ってくれたこの店のオーナーは日本で美容室を経営する当社のお客様でもある。2年くらい前に説明会に参加されてそれから下見に来て街の様子を気に入り子育てを考えて移住を決心した。


それからすぐに当社の市場調査と実現性調査を行い価格的に手頃な現在の美容室を購入、起業家ビザを申請して約3ヶ月でビザ取得、近いうちに永住権申請へとなる。このスムーズさは結局彼の決断力にすべてかかっていた。


彼は当時当社に費用を支払い当社を利用してスムーズにビザを取得して開店して、今はうちのスタッフの半数近くが彼のお店でお金を払って髪を切ってもらってる。


お金ってこうやって回っていくんだろ思う。社会に必要な人が入ってきて色んなものやサービスが増えて皆がどんどん社会を成長させるようにアイデアを出し合って便利な社会を作る。


その意味で今まで当社はオークランドにおいてお客様とハブ&スポークの関係でいた。ハブとは自転車の中心にある大きな円盤、スポークはハブから伸びる縦の鋼線である。だからハブ同士のつながりはあまりなかった。


しかし今は結構ハブ同士が外側のタイヤ部分、つまりリムで結びつくようになった。ある会員の家族が旅行に来て他の会員の経営するB&Bに宿泊する。他の会員は宿泊費で得たお金で市内の和食レストランに行く、ここも勿論他の他の会員の経営だ。


でもって他の他の会員はレストランで得たお金で自分の車の修理のために修理工場に持っていく。この工場も他の他の他の会員の経営する工場だ。


てな感じで段々オークランドの中で会員同士の付き合いで日本の人々が直接つながり始めている。ぼくらがいない場所でも皆がお茶をしたり子どもたち同士で遊ばせたりしている。


これからは会員同士の助け合い、例えば同じ学校なら子供を学校に送る手間を省くため母親が交代で子供を集団登校させるとか英語がまで出来ない子供同士を集めて英会話教室を開くとか、色んなまちづくりが出来る。


段々大きくなっていく積乱雲が青空をどんどん埋めて真っ白にしていくが、それでも太陽の光は衰えを見せずにやがて空全体が輝くような明るい真っ白に染まっていく。


今はまだちっちゃな雲だけど、これから勢い良く伸びていこうとしているのが今のオークランド日本人社会だ。その中には良い人もいれば悪い人もいる。しかし少なくても最初から同じ価値観でやって来た人同士は仲良くなれる。


日本人だからってだけで信用するんじゃなくて、日本人じゃなくても勤勉で嘘をつかずまじめに生きる同じ価値観を持っている人々ならだれでも付き合いそこから互いの信用を創り上げる、そこさえ理解していれば地元キーウィ社会とも仲良く共同生活をしつつ日本人全体の品格を守っていけると思う。
photo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



tom_eastwind at 16:40│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔