2013年09月21日

道程


何で最近は時事ネタを書かないのか?と聞かれた。ほんとだ、最近は少ないな。どうも今後の日本が見えている中ではついついそれよりこれから起こるであろうニュージーランド生活の変化を自分の頭の中で整理して今後の方向性を定める意味で「街の色」とか「旅の味」とか書いてた。ちょっと意味分かりにくいな。

 

日本ではこれから来る日本の未来に備えて塹壕掘ってたっぷりの食料を用意して5年くらい外に出なくても生きていける準備をすることが先だと思う。今下手に外に出れば(社会的な意味も含めて)石ぶつけられて突然の怪我をするかもしれないからだ。今の日本ではじっと頭を下げて置くほうが良い。

 

そして次の5年は日本政府から一切の福利厚生や社会保障を受けなくても生きていけるだけの金銭的余裕を持つことだ。政府は間違いなく財政健全化の為に次々と社会保障を削減してくる。貰えると思ってた金が入らなくなるのだから、最初から自前で自分の生活を賄うだけのお金を用意しておくことだ。

 

多くの人はまだ毎日の仕事に忙しいと思うが、自分が大きな川の流れに浮かんで川下に向かって流されているのをどこまで理解しているのだろうか?

 

川は水源地から発して海に向かって真っ直ぐ下っていく。川は決して海から山に流れない。それと同様に人の運命はその人の住む国の政府から逃れることは出来ないし過去の良かった時代に遡ることもあり得ない。

 

前を見て進むしか無い、例え目の前に大きな滝があったとしても、その滝に自分から突っ込んで生き残る道を探すしか無い、だって海に向かって行くだけが残された道だからだ。

 

全ては安倍政権が出来上がった頃からの話である。彼は非常に優秀だ、とくに前回の首相退任時に苦しい思いをしたのだろう、すべての政策が実によく現場を踏まえた上で彼が望む理想に向かって進んでいる。

 

だから安倍さんがやっている事はひとつの国家が再生する方向性としては正しい。何よりもダメなのは誰も方向性を決められず政治的に大衆に媚を売り続けてだらだらと流されたここ20年の日本だ。

 

その意味で安倍さんの登場は評価出来る。しかし問題はその方向性だ。その目指す所は全体社会主義国家でありそれは国家がすべての権限を持ちすべての国民を法ではなく賢い政府が裁き知能の低い独立心のない民衆を政府が正しく導くという方向性である。

 

彼ら全体主義者の望むことは世の中の安定でありその為に強い国家が税金を国民から取り政府の判断で国民に社会保障を提供する。その徴税方法と社会保障は政府が決定する。何せ東大出てるんだから一般市民より頭は良いのだ。

 

その結果として国が豊かになれば国民全体が自然と豊かになるという理論であり実際に日本は戦前も戦後もまず国家を優先することで豊かな国家を創り上げてきた。安倍さんのおじいちゃんが戦前の満州で、そして戦後の日本本土で作り上げたのがまさにそのような全体主義国家であった。

 

だから政府は国民に対して常に「まず全体の事を考えろ、自分の事ばかり考える奴はワガママだ、政府の言うことをどうやれば守り実行出来るかを考えろ!」と教育する。政府は本当にそう信じているから国民が国家に奉仕をするのは当然であると考える。

 

このような全体主義と社会主義の融合は第二次世界大戦時にはファシズムと呼ばれてファシズムを否定する共産主義ソ連と戦った。人々を平等にするという意味ではファシズムも共産主義思想と同様の根底を持っているからドイツとソ連の戦争など兄弟げんかみたいなものだが、本人たちは「おれはあいつと違う!」と言ってるから歴史は面白い。

 

しかし現実の全体社会主義においても共産主義においても、政府の強権がないと体制そのものが維持できず、結果的に権力の強化が最も重要になり権力維持が存在目的となってしまうため世の中を変革させようとか自由な発想で新しい事をしようとする人々は反体制派とレッテルを貼られ虐待され自由な発想は自分勝手とかワガママと呼ばれ社会から隔離されるようになる。

 

これは自然の流れでありファシズムや全体主義や共産主義は自分たちが完璧であるから変化は不要と考えているからいずれ変化する社会に押し流されるのは自明の理であるが、そのことを認めようとしない。だからこの組織は最初から崩壊する種を内包している。組織が壊れるかどうかではなく、いつ壊れるかだけの問題だ。

 

そして更に権力が一部に集中するから支配層は固定化され既存の組織を守ることがいつの間にか再優先するようになり、これがますます組織の腐敗を進めることになる。

 

何故なら彼らは完璧な社会を創りあげたらそれ以上の変化を受け入れようとせず既存体制の維持のみに執心して社会の変化についていけず自己崩壊するからだ。だからこそ日本は50年単位で崩壊してはまた新しく全体社会主義を繰り返している。

 

「組織は絶対に腐る、長期にわたる組織は必ず腐る」ということわざを知っているだけ英国人社会や米国社会の方が変化に強く組織が常に変化出来る仕組みを内包している。変化を認めて自由な発想を許す文化がその政治体制の中に組み込まれているのだ。

 

では何故日本は崩壊した後にまた同じような全体主義を繰り返すのだろうか?それは結局日本人がそれを一番喜ぶからではないだろうか?

 

変化のない、常に誰かに命令されて動く生活は楽である。自分の頭で考えなくても良い生活は、少しの自由を手放すだけで楽な生活が得られるのだ、そんな生活が得られるなら自由なんて不要だ、そう考えるのが日本人の本質にあるのではないだろうか?

 

てか、安倍さんがやる事は多くの日本人が望んでいることなのかもしれない。本当の民主主義とは実は日本人の多くが求めていない事なのだと思う。人々は力強い領主を求めており自分で考えなくてもだれか引っ張ってくれる人がいればよいのだと思う。問題はその「多く」の中にぼくが入ってないという事だ。

 

日本人の中で「ぼくのような存在」が超少数派であるのは十分に理解している。だから「多くの人々」が望む政権が出来たのは全体の為には喜ぶべきだと思う。

 

時事ネタか・・・。例えば安倍さんが福島原発の一部を廃炉にしろと命令したことかな。これは政治判断としては正解だし票にも直結する。今の日本で原発は必要なのか?費用対効果を考えれば合わない。

 

例えば原発推進派は原発が再稼働しない限り毎年数千億円のエネルギー費用がかかるという。しかしそれを国民全体で計算すれば一家族あたり数千円の値上げである。数千円で原発なしなら、それは政治的に正しい判断ではないか?

 

原発を廃棄するにしても金はかかる。しかしその方向が国民の望む道であるのなら実行すべきである。原発反対、けど費用負担はしないなんてワガママは通じない。

 

そして国民自身も今のように田舎の町まで不夜城のように照らしだすのを止めて、時には停電を楽しみロウソクの夜を家族で楽しめるようになれば良いだけだ。

 

現実にニュージーランドは風の強い日などよく停電するがそんな夜は家族でキャンドルディナーを楽しむ。それで政府に文句をいう人などあまりいないし電車が止まってもそれで駅員と喧嘩するようなあふぉーはいない。

 

予め日本の流れが決まっていても心とお金の準備だけしていれば自分の生活を守ることは出来る。世の中がどのように動こうと家族の生活を守ることは出来る。



tom_eastwind at 11:43│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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