2013年09月26日

中国は自分たちの歴史を誇れるか?

オークランドから香港に向かうキャセイ航空では登場の際の乗客整理が大変である。とにかく大陸中国人は並ばない。割り込む。座席が決まっているのに勝手に自分の好きな椅子に座って後から来た乗客に向かって「おれここに座ってるんだ、お前がどっか他に行け」と平気で言う。全くと言って良いほど恥を知らないし世界の常識がない。

 

もし中国人が「俺様は偉いんだ!中国が世界で一番優秀なんだ!」と大中華4千年の歴史を誇るのであれば4千年前から現在まで中国の歴史はつながっておらねばならない。しかし1949年にそれまでの歴史をすべて否定して正しくて新しい共産中国が創立されたというならそれまでの中国人が築き上げた栄誉ある歴史もすべて否定する必要がある。

 

中国がすでに世界の中の強大国となった現在、中国には他国に対して自国を誇るための何らかの「プライド」が必要となる。大きくなったからこそ他人の目を気にするようになるからだ。

 

日本人も敗戦後、最初にまず飯を食うために金を作った。その時にはなりふり構わず他人の眼など気にせずにがむしゃらに働きまくった、まるで改革開放時代の中国人のように。

 

しかしそれである程度飯が食えるようになると自然と周囲が見えてきて自分の地位を高く見せようとする。会社のしゃちょーとか肩書が欲しくなり、次第と他人の視線を気にするようになる。だから似合わないスーツやブランド品を持つようになる。これが1970年代の日本であり現在の中国人だ。

 

現在の中国人も似合いもしない高級ブランド製品を買いまくり、けど金は払いたくないからコピー製品で満足する。見かけは本物に見せたいのでショッピングバッグだけは本物を買い自宅の居間に置いてさり気なく本物に見せかける。日本人はこれはないな。

 

しかしそれで金がたまりブランド製品が揃うと次に欲しくなるのが勲章である。金→地位→名誉である。

 

自分に自信が持てない日本人は勲章大好きであり皇居でやってるお祭りに集まるのが大好き、祭りに参加できたことを周囲に威張り胸に貼り付けた色つきの金属が嬉しくて仕方ないから飾ってみてはしゃいでいる。これでおれの人生一丁上がりってな事である。

 

中国人と言えば日本人以上に勲章が大好きであり、胸にがちゃがちゃと付けまくって喜ぶ。何にでもすぐVIPと付ければ単純に大喜びする。カラオケボックスのVIPカードを貰っても喜んで他人に自慢する。つまりそれほど他人に認めてもらわなければ自分に自信がないのは日本人でも中国人も同様である。

 

ただ問題は、いくら勲章をたくさんぶら下げてもそれは先進国ではあまり評価されていない共産国家が発行したものであり、米国のパープルハートのような重みはない。

 

だから中国人が国威発揚として世界に通用させる事が出来る歴史や人物はシルクロードを渡って欧州に送り込まれた古代中国の技術や鄭和の大航海、孫子や孔子や孟子であり、それは「共産党」でも「毛沢東」でもないのだ。

 

しかしそのためには中国の過去4千年の歴史を認めるしかなく、そうなると孫子や孔子の教えを守らねばならない。例えば中国では「衣食足って礼節を知る」ということわざがある。だから衣食が足りてる現在は中国人なら礼節を知れという事になる。

 

ところが実際には衣食が足っているのに脳味噌が不足しているのか物欲から逃れられないのか、中国4千年の歴史から学ぶことが出来ない。てか、もしかしたら彼らは文化大革命の影響を受けて過去の歴史や人物を学ぶ機会がなかったのかもしれない。

 

今の中国人の礼節のなさは共産党本部から海外旅行の際に恥をさらすなと指示が出るほどであり、現状のまま先進国に入って先進国国民と同様の「俺様は中国人だ!中国人個人に対する尊敬を払え!」なんて言っても礼儀を知らないのだから通用しない。

 

礼節に限らず古代中国が誇ってきたものをこれから世界に示そうとすれば現在の中国人が取っている態度のほとんどを改める必要がある。そして改める基準、それは古代中国の本にすべて記されたものであるから、やろうと思えば難しい事ではない。世界から認められる勲章をもらうためには世界標準で礼節を知る必要が出てくるのだ。

 

北京オリンピックの際も警備にあたる警察官に「期間中はにんにくとニラは食うな」という笑えるような指示が出た時は本当に笑ったものだ。

 

日本人も過去に海外旅行に出た際に皆がドブネズミ色の背広を着て首からカメラをぶら下げてパリのお店に札束握りしめてずかずかと乗り込んだ際にどれだけ批判を受けたか覚えているだろうか?

 

高級ホテルに泊りバスタブのお湯を溢れさせて部屋を水浸しにしたりバスタブの外で身体を洗ってみたり洋式トイレに飛び乗ってまたがってみたり、随分マナーを理解出来なかったものである。

 

いま中国は次第に世界の中の自国の立場を認識し始めている。世の中カネだけではどうしようもない、尊敬は受けられないと分かり始めている。だからこれから中国が世界に誇る冠たる国になるためにはやはり世界の常識を理解する必要がある。

 

もしあなたが日本人であり中国語が話せず中国人の不愉快な行動を見て文句を言いたかったらまず漢文や漢詩を学び4文字熟語でも良いからいろんなパターンを覚えてケータイにでもメモっておき、機会があれば狼藉を働く中国人に、にこっと笑ってケータイの4文字熟語を見せてあげれば良い。

 

★過ちを改めざるこれを過ちという。

★性(せい)相(あい)近し、習い相遠し

★貧しくして怨むこと無きは難く、富みて驕(おご)ること無きは易し。

★己(おのれ)の欲せざるところは人に施すことなかれ。



tom_eastwind at 01:38│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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