2013年10月05日

夏の扉

金曜日は早めに自宅に帰り日本出張で身体に残ってた最後の疲れをお風呂で洗い流してやっと頭が出張から抜けた。

 

夜は奥さんの実家に昔から伝わる特製お粥だ。干した貝柱などの自然出汁を使ったお粥に新鮮な豚肉のスペアリブがたっぷり入ったお粥、美味かったー、ほっとする。奥さんの気持ち(勿論それは僕相手ではなく子どもたちに向けた愛情であるが、あはは)と滋養のある料理に身体も落ち着いて眠くなり、夜の10時過ぎにはベッドに入った。

 

でもって昨晩は殆どお酒も飲まずにベッドに入ったものでまたも身体がタイムスリップ(笑)!2044年のラサに飛んでいきました。これはまた後日書きますが、こんなのが続くならぼくは未来小説書けますな、まさに夢物語、ははは(笑)。

 

話はぼくが80歳過ぎてても現役の私立探偵やってて、ラサに住む若い姉妹の依頼を受けて結婚相手の身元を調べていく内にとんでもない事実にぶち当たり、最後にはラサのシティで警察らと激しい銃撃戦になるって話だ。

 

銃撃戦で使ってた様々なショットガンに迫力あり、多分未来にはもっと新しい携帯武器も作られてると思うが、ショットガンってのは手軽な価格でどんな化物でも一発で吹っ飛ばす、すんげえ効果があるからなーって思った。

 

話は逸れるが1861年に機関銃の始まりであるガトリング機関銃が発明され、1900年代に入って戦闘機の機関銃に使われるようになり、第一次世界大戦で発明されたトンプソン機関銃と同様に長く使われた。

 

銃には名作とか長い歴史がある。

 

ショットガンも同様に5メートル以内の近距離戦では強力なストッピングパワーを持っている。近づいてきた相手の頭に向けて発射すれば成人で約5kgの重さを持つ頭部がすべて吹っ飛ぶ。

 

戦闘中の銃における目的は相手の戦闘能力を奪うのか相手の生命を奪うのかで全く異なる。通常戦闘に使う銃は戦闘能力を奪うことが目的なので銃弾が相手の身体を突き抜けて他の臓器などを痛めずに戦闘能力を奪う目的だった。

 

しかし相手が一発や二発撃たれても立ち上がる連中にはそんなもん効き目はない。その時に強力なストッピングパワーとしてショットガンが使われた。米国がフィリピンを植民地化しようとした時にそれまで使用していた38口径の拳銃では彼らを止められずにそれ以降45口径の大型拳銃を開発したのは有名な話である。

 

この夢想話の中で興味深かったのは、これから20年先は医療がますます進んでおり僕は80歳過ぎても現役の探偵として健康に働き脳味噌は動き何より警察相手に銃撃戦さえやる体力があったって事で、そんなもん夢だろって言われればそれまでだけど、けどそんな夢が新しい世界を作るんじゃないかって思ったり。

 

それともう一点は、その時点ですでに世界の共用語が英語になっており、中国では英語が公用語で地元は中国語を使い、それから少数民族は自分たち独自の言葉を持つ三重構造になっていたって事だ。

 

その時点でぼくが中国で人と話してたのは英語であり必要に応じて中国語をしゃべり、ぼくを依頼主に紹介した日本人とは普通に日本語で喋ってた。あなたの子供が20年後に世界の中で比較優位で生き残るとしたら英語は必須ですぜ。

 

結構映画仕立ての未来SF小説であったが、記憶の薄れないうちにシノープスにまとめてみる予定(ははは)。

 

ところで今日はもっと現実的な大学の話。

 

***ブログ記事抜粋開始***

英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は2日、今年の「世界大学ランキング」を発表、東京大が23位(昨年27位)と昨年から四つ順位を上げてアジア首位の座を守った。上位200校に入った日本の大学は5校で昨年と同数だった。同誌は、ランクインした日本の5校のうち4校が昨年より順位を上げていることに触れ「日本の大学の国際的地位を高めようとする政府の取り組みの成果が上がっていることを示している」と分析した。

 

しかしながら、トップ10は全て英米の大学に独占されている事実から目を背けてはならないと思います。今年のランキングから日本の大学のみを抽出してみました。括弧書きは昨年度の順位です。去年の結果はこちらからどうぞ。*5また、こちらのブログも参考になります。*6

 

23位 東京大学(昨年27位)

52位 京都大学(昨年54位)

125位 東京工業大学(昨年128位)

144位 大阪大学(昨年147位)

150位 東北大学(昨年137位)

201225位圏内 名古屋大学(昨年同)、首都大学東京(昨年251275位圏内)

276300位圏内 東京医科歯科大学(昨年同)

301350位圏内 北海道大学、九州大学、筑波大学(昨年同)

200位以内では、東北大学以外の大学は全てランクを上げる結果になりました。また、400位圏内から慶應義塾大学、早稲田大学が外れてしまったことも見逃せないと思います。全体的にはランクが上昇していますが、大学の国際化を示すinternational outlook100が最高値)では、東京大学が29.6、京都大学が27.5、東京工業大学が32.1、大阪大学が27.6、東北大学が29.3と、依然、諸外国の大学と比較すると低い値に留まっています。この指標を上げるには、留学生比率、外国人教員比率、国際ジャーナルへの投稿論文数などを増やすことが必要です。*7それができないと、安倍首相が語る今後10年でトップ10010校という目標を実現することは困難と言わざるを得ません。

http://blogos.com/article/71123/

***ブログ抜粋終了***

 

世界上位200校のうち5校が日本製!すごいすごい・・・あれ?でも日本は人口1億2千万人でGDP世界で3番目じゃなかったっけ?

 

まあいいや、人口が400万人のニュージーランドで最もレベルが高いと言われている国立オークランド大学が今年は164位なのだから、それよりも優秀な大学が日本に5校もあるって事で、国別に比較すれば圧倒的に日本優性ですね。

 

これなら日本で成長して日本の5大学に行った方が日本国内で就職するには良いかもです。けど慶応早稲田が200位・・・痛いですね。

 

インターナショナルアウトルックっていう国際性ではオークランド大学は88なので世界に出ていこうとするならオークランド大学もありかもって感じかな。

 

ただひとつだけ言えることは、親が子供を日本の大学に入れて日本の企業に入れてって道を選ぶなら日本の大学で日本語だけで勉強してれば良いけど、欧米的論理思考を学ぼうとするならやはり英語圏で学んだほうが得るものは多いという点だ。

 

ぼくは子供の頃から勉強が大嫌いでとにかく中学高校と全く勉強せずに、特に算数の授業になると授業開始後何分で「先生、トイレ」と言って授業拒否するか、それがいつも悩む点だった。

 

だから大学がどんなところかなんて想像も付かないし何で大学に行くと入学してすぐの学生が酒を飲まされて殺されたり4年制の学生ってのに勉強は3年しかせずに就職活動するのかよく分からないし何故オークランド大学のように1年目最後の試験で例えば医学部なら70%近く、法学部でも60%くらいが振り落とされるのに日本では留年や学部変更が殆どないのかもよく分からない。

 

ぼくは数字でものを見る癖がある。表面的にどーこーとか情熱がどうこうとか、そんなもんビジネスの根幹である数字には関係ない。ただ言えることは、大学って入ったら終わりと思ってる若者はこれから20年後に来る社会ではきついですよ。

 

大学がこれからますます国際化して僕が私立探偵やってる2044年がたった30年先の近い将来であり、これって今10歳の子供が40歳になった時の話であり、その時に実質的な国境が低くなり国際的に見て優秀な人々は親の職業に関係なく国際的に優秀な仕事を得るが、慶応ボーイズが卒業したら働く先はおやじの経営する大阪の酒屋とか東京の不動産屋とかどっかの百貨店とか地元の映画館とか、とにかく地元に根付いて日本語と昔からの付き合いで飯が食える商売しかなくなる。

 

人がどのような人生を歩くかはその人次第。ぼくもりょうまくんに特別な期待はしていない。ただ、30年後に見えた将来に対して無防備なままに子供を社会に送り出すような無責任だけはしたくない。

 

日本の国立を目指して将来官僚になるのも良し、親の仕事を継ぐも良し、それはすべてその子供の生まれた環境によって選択肢があるだろう。

 

たださ、子供の選択肢を最初から跡継ぎしか無いとか、江戸時代のように親が百姓で教育がないから子供が教育なくても良い百姓継げとかさ、それは親の責任として止めようよと言いたい。精神的貧しさの先送りですよ、そんなもん。

 

あなたが金持ちでも貧乏人でもよい、けど少なくとも貴方は子供の未来に責任がある。選択肢がない、家族の決めた道、そんな気持ちで子供を生んだのなら、あなたは単に時代に流されているロボット的無能者でありそんな人生は最後に子供に反逆されて落ちぶれて終わりだし、世間ではそれは一般的に無責任というし、何よりも子供が親の呪縛に囚われてかわいそうだ。

 

いたずらに大学に行けと言ってるのではない。ぼくは高卒だが飯を食えてる。ただ親として子供の教育をどう考えるか、それは親の責任だと言いたいだけだ。

 

オークランド大学に入るのは正直かなりの難関であるが、それ以上に学業を留年せずにこなすのは更に大変である。ちっちゃな子供は夢を見ることは出来るが実現の方法は分からない。ましてや勉強よりゲームが大好きである。

 

そんな子供を制御して正しい道に向かわせるのが親の仕事であり、更に言えば最初から決まった道を歩かせるのではなくある程度まで育ったなら子供を独り立ちさせる勇気も必要である。

 

2044年の未来(ははは、、、)から今の親御さんへのメッセージでした。



tom_eastwind at 14:12│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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