2013年10月28日

七索(ちゃっそう)

これも夢のなかの話であるが、ぼくは大勢に囲まれて麻雀打ってた。たくさんの観客が後ろで見ている中、最後の一枚の七索(ちゃっそう)を引き上げた。

 

「ほら!チーケイ(自己)ツモ!だ!」そう大声で叫んで立ち上がったその瞬間、観客の誰もがこちらを向いていなかった。一体どうしたんだ、そう思いつつ彼らの視線の先を見ると、そこに緊急ニュースの表示があった「天皇崩御!」。

 

人はいつか死ぬわけで例え日本国籍のない天皇でもいつか年を取れば死ぬわけで、これは世の常である。明治天皇、昭和天皇と長期にわたり日本の象徴として生きてきて何度も戦争に巻き込まれて来た天皇と比較すれば現在の平成天皇そのお人柄ゆえか日本国が直接関わる戦争に巻き込まれた事はなく平和な時代を過ごされたと思う。

 

もちろん、だからそんなに平和ならぼくも天皇やりたいってわけではない(笑)。生まれた時から道が敷かれてて言いたい事も満足に言えずあれだけ自由を縛り付けられていて、それで得られる代償が天皇用に農薬なしで作ったお米がお金払わなくても食えるとか老齢年金が貰えるとか(実際どうなんだろ?)羽田空港から出発出来る専用便だけってなら、今の時代あまり価値はない。

 

農薬なしのお米や野菜はニュージーランドでも手に入るし羽田は国際空港化された。年金??どうかな、けどほとんどの場面では一般人もすでに天皇並みの待遇ではないか!(笑・冗談ですよ)。ところでここ数年成田を使っていないが、成田空港到着ターミナル1階では今も地元の野菜を売っているのだろうか?

 

2020年オリンピックに向けて成田空港に到着した外国人に千葉の野菜を五輪マークに仕立てて売るのだろうか?それとも空港職員向けにあいも変わらず地味に売るのだろうか?いずれにしても世界の主要国際空港で場所を取って地元野菜を売る一欠片の合理性もない生産性もない発想が出来るのは、さすが日本人である。

 

成田に到着したばかりの外国人は鍋もガスコンロもないわけで、野菜を買うわけではなく、どうせ場所を取って何か売るならもっと利益の高い商品、到着した外国人がびっくりしてまず一個買ってみようと思わせる日本的な手のひらに乗る工業製品を置くとかを考えれば良いのに。

 

千葉出身の自民党政治家が利権にまみれた挙句何の合理性もない成田に空港を作ろうとした。百姓が田畑を耕していた私有地を無理やり法律で奪い取った挙句に成田闘争となり警官隊と百姓及び学生がゲバ棒や警棒を振り回しての大立会となった。

 

その戦いに何か合理性はあったのか?自民党が一政治家の利権のために地元民を踏みつけて作ったが、あまりの使い勝手の悪さに天皇陛下も首相も外国に行くときは羽田を使い、一般国民には不便な成田空港を使わせるという実に非合理な結果となっただけだ。

 

おまけに地元対策として24時間空港にも出来ないし国土交通省もアジアのハブ空港にしようなんて考えは全然ないから香港やシンガポールにどんどん客を奪われている。まさに何の戦略もなく自分の先輩が始めたから今更それを否定するなんて出来ないから無理の上に不合理を重ねてわけの分からん状態に陥っている。

 

けどいいや、ぼくは今は羽田を使えるし無農薬野菜も食えるし何より日本国民ではないのだから日本のヘンテコで不合理な道理に従う必要もない。

 

ニュージーランドは人口400万人という小国家でありながら合理性と選択の自由と機会の平等が守られている国で食料自給率300%、澄み切った青空と豊富な水と原発のない電気で生活出来るのだから、これ以上何が要るか?って話だ。

 

でもって今朝の日本。

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従来の発想から脱却を〜首相、観閲式で訓示

 安倍首相は27日、埼玉県の陸上自衛隊・朝霞訓練場で行われた自衛隊の観閲式で訓示し、集団的自衛権の行使容認など法的基盤の整備を進めていく考えを強調した。

 「我が国の主権に対する挑発、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している、これが現実です。防衛力はその存在だけで抑止力となるといった従来の発想は、この際完全に捨て去ってもらわねばなりません。諸君の先頭に立って、現実を直視した安全保障政策のたて直しを進めて参ります」−安倍首相はこのように、中国の海洋進出など、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさをあげ、国家安全保障会議の創設や集団的自衛権の行使容認など、法的基盤の整備に改めて意欲を示した。

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やっぱり安倍さん、やってくれますね。本音丸出しですが嫌いではないですよ、彼は自分の考える美しくて強い日本を作ろうとしているのだから、それなりに筋は通っている。

 

しかし日本の場合明治維新後や第二次世界大戦敗戦後にすべてが崩壊してそれから最初に作った時の法の精神がどうであれその担当者がいなくなれば必ず後から来たものが自分に都合よく解釈をしていつの時代も同様に「空気の構造」が台頭して日本を非合理に運営して失敗の歴史を繰り返して泥沼に入り込む。

 

山本七平が日本の「空気の構造」に触れていたが、日本の場合は本当に非合理に先の見えてる泥沼に入り込む性質がある。そして誰もが最初に言うのは「とにかく先輩が作ったものだから、まず続けてみよう」と非合理な行動を起こして失敗した挙句、最後には「やるだけやったからいいじゃないか」と全く非合理な理屈を持ちだして誰も責任を取らないままに国民に苦難を押し付ける。

 

安倍首相が描く日本は強くて優しい国だろうと思う。彼の思想にも一点の曇りもないと思う。しかし自衛隊の昇格による防衛省の創設、秘密保護法案、日本版NSA、集団自衛権、最後には近隣諸国の争いとなれば安倍さんの後に来る日和見主義者が有事の際にどのような決断を下すだろうか?目の前におもちゃをずらっと並べられた子供が火遊びするのは自然の道理ではないか?

 

そんな中、平和を大事にしてきた天皇崩御、関東大震災と続けばその次に来るのは山上たつひこの「光る風」であろう。肉体的に弱いものを排除し同質性を好まない人々に非国民のラベルを貼り国家が一丸となってオリンピックの大成功だー!

 

一旦こうなると日本人は見事に思考停止する。下記文章は文責我にありで読んで頂きたい。

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「やるだけのことをやったという状況でしょう。どうみても・・・」

これらの言葉の中には「あらゆる方法を探究し、可能な方法論をすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するために投じつづけた量と、それを投ずるため払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。

「やるだけのことをやった」とはあくまでも主観であり客観的な要素は皆無である。その言葉を聞くと日本人は思考停止状態になる(笑)挙句の果てには「お前がやってみろ!!」という訳の分からない言葉をはかれてしまう。人の感情がクローズアップされ、自己正当化する感情が大切にされる。敗因の分析をしたとき必ずこういう「みなは良くやっていたのにそれはひどい」「あれしか方法がなかったんです」そういう感情が分析を妨げる。そこにあるのはあくまでも自己の正当化と自己満足のみだ

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これ、今の日本で分かりやすく言えば残業の論理だろう。長く会社にいることが良いことであり、他に合理的に業務をこなす方法を考えることは社長や先輩に対して失礼であり、何も考えずに他の社員と同様に出来るだけ長く会社にいること、そこに合理性はなくひたすら同質性のみを要求する。それも上司が部下に強要したり何らかの規定によって縛るのではなく相互監視という空気の構造なのだ。

 

だから合理的に考える事自体が不合理であると捉えられて、半沢でもそうだろう、合理的に行動して正しい結果を導き出しても組織全体が持つ「同質性」を守らなかった事がすでに組織内においては「罪」なのだ。

 

間違いを正すことが罪、そういう組織では唯一浄化する方法はトップが変化して合理的な組織に作りなおすしかない。しかし組織のトップに付けるのは常に上司に従い空気を読んで非合理を納得して理解して実行した者のみなのだから、所詮組織が浄化されるわけはない。だから日本が変わるのは外圧しか無いという理屈になるのだ。

 

ほんと、ここ数週間は変な夢ばかり観てる。2015年の日本、天皇崩御、そして大地震、これは具体的な数字が出てた。

24319、143192014319・・・・・

津波 海辺の城 右手にくぼみ 馬蹄形 遠浅・・・夢のなかでぼくはその場所にいた。

 

合理的な選択が出来ない国民性が上は高級官僚の国会対策で無意味な残業から下は一般企業の無意味な残業まで個人を苦しめている。挙句の果てにそのようなバカな大人の不合理な行動を敏感に理解した女子中学生あたりから「あんた、空気読めないね、KY!」と言われている。

 

情けないと思わないか?自分の娘がこれから日本の非合理な社会に自分から染まり、染まらない人々にKYと烙印を押すことで生き残ろうとするその未熟でありながらも力強さは言い換えれば情けない非合理に身を委ねた大人への非難なのだ。

 

「分かったよオヤジ、あたしもあんたみたいにこの社会に染まってみせるよ、あんたが表面だけ格好付けて自分だけ別みたいな顔しながら所詮はこの社会に染まってるその態度を、あんたの前であたしがもっと赤裸々に見せてあげるよ。良かったねオヤジ、それでもあたしはグレて不良になったりしてないんだからさ・・・。」

 

そうやって日常のちょっとした事から次第に「空気の構造」に身体が馴染み、最後には安倍さんが敷いた道の上を組織が走りだす。2015年日本は強固な国としての法律整備を終了して次の実行段階に向かう。国民は均質化を更に進めて一切の異分子を認めなくなる。

 

2020年のオリンピックで日本は世界に冠たる文明国家であることを証明する。その間に近隣諸国の様々な問題や世界経済の問題は抱えつつもいかに日本が強い国であるかを証明するように、2018年に失敗する韓国冬季オリンピック(今回はもう手助けするなよ、日本政府・)を横目に夏季オリンピックを大成功に導く・・・。

 

日本は今2020年オリンピックという具体的目標を持った。坂の上の雲が見えた。こうなると日本は強い。人々が一丸となってオリンピックに向けて突っ走る。そう、あと7年間は日本国家に与えられた至福のときとなるだろう。

 

問題はその後だ。目標を達成した時、日本は必ず滅びた。2020年に至るまでに官僚が日本の非合理的思考をぶち破り完全同質性を少し修正して一定の「おかしな奴」を受け入れる素地を作れるか?それだけ出来れば日本はいつでも世界の一等国になれる。出来なければ???2020年以降、第三回目の敗戦を甘受するのみだ。



tom_eastwind at 13:51│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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