2013年11月18日

差別とか在特会とか。

羽田からオークランドに戻る機中で考えた事。

最近はヘイトスピーチの在特会があちこちで問題になっているが、最初に感じた違和感は「ヘイトスピーチ」という語感だ。一匹の猿が隣の猿を「お前って猿だからダメ!」って言えるのかってこと。このネタ、切り口は山ほどあるけど、今日は猿議論からやってみる。

 

猿が猿を差別に関しての発言という事になるが、日本の場合表現の自由は認められている。同時に人々の人権を守ることも法で認められた権利である。

 

だからこの場合は表現の自由を主張する人々と人権を守ることのどちらが優先されるのかという点だ。日本が民主主義国家と思った事はあまりないが、一応建前上は民主主義国家だって事を前提に書いてみると、実は自由の主張の権利が人権よりも上位に来てるのではないかって事だ。

 

余程ひどい暴力的な発言でなければ自由に発言出来る、だから今のヘイトスピーチが存在するわけだ。

 

しかしその発言内容って、どう考えても許しがたいよね。一体何を基準にして在日特権とか言ってるのか?ニホンジンであれば差別的特権があってもOKなのか?ニホンジンでなければまじめに働いてもNOなのか?

 

例えば議員の息子が地盤看板カバンを相続税払わずに受け取って地元の名士になるのが税法上どう観ても違法なのにOKなのか?

 

ガイジンが一生懸命日本で働き金を稼げばそれは悪いことなのか?ではガイジンの基準とは何だ?元を正せば在特会の多くだって朝鮮人の血筋である。自分たちの500年前から1000年前の先祖は朝鮮や中国から来たわけである。ばっかじゃない?そんなに在日が嫌いなら自分たちがまず航空券買って朝鮮や中国に帰れっちゅうに。猿が猿を差別する?ばか?

 

要するに目先の感情でガチャガチャ言ってるが、ほんと、理屈揃えてから出てこいっつーの。彼らが何かの犯罪をおこせばそれは逮捕すればよい、バカ二世議員が犯罪を起こして逮捕するのと同様に。法治国家で国籍や血筋だけで人を差別するのであれば、それはすでに普通の先進国ではない。

 

しかしこの問題をもう少し上位から見てみれば違う景色が見える。

 

多くの日本人にはこの感覚は理解出来ないだろうな、けど自分がガイジン、在日であるって事を意識せず何世代も過ごすうちにいつの間にかニホンジンになったと思い込んでる「多くの中の一人」がどれだけいるだろうか?

 

だって今の日本人の多くは千年以上前に大陸からやってきたわけである、だったら1920年代にやって来た中国人や朝鮮人をどうやって今の自分と差別するのだろうか?もしかして「100年経ったらニホンジンー!」とか時効とか作ってるのか(苦笑)。

 

では本当の日本人って何だろう?そう考えてみれば多くの似非ニホンジンが自分の存在を考えなおす機会になるかもしれない。日本人と思い込んでる同士が同質性がない人間の存在は結局「あいつ外人だからさー」で片付けられるが、自分自身がガイジンであった場合は?じゃあ何がニホンジンの定義?

 

てかさー、書きながらふと思ったけど、どっちが本当のニホンジンだ?日本で生まれて育っただけでやってることが政府の奴隷であれば、そんなもんがニホンジンか?だったらおれ、日本人でいなくっていいし。

 

豊臣秀吉が出る前のニホンジンはアジアに飛び出してた。倭寇って海賊もやったし山田長政のように日本人街を作った人もいる。

 

「世界に飛び出る!」そんな人間をニホンジンじゃねーとか東大出たボケの言ってることにほいほい従う日本株式会社の中で出世競争を競ってるような連中に批判されてもねーって感じだ。

 

文句があるなら世界に出てみろ!世界は広いぞ、狭い日本に住んでちゃ思いもつかない世界があるよ、世界で戦ってみろ!本当にそう思う。そう考えてみると、ぼくからすれば山田長政や倭寇のように島国から飛び出て裸一貫で世界で勝負出来る、そういう人間が心の中の日本人ではないかと思ってる。

 

勿論別に日本から物理的に出る必要はない。しかし志は世界のどこに行っても礼儀作法をわきまえ他人を敬い非礼に対しては刀を抜き人を平常心で斬り殺す心を持った者、そういうのが日本人だと思う。具体的に言えば、維新時の会津藩士とか薩摩藩士であろう。

 

そういうレベルにおいて考えてみれば、国籍がどことか生まれがどことか血筋が何とか、何の意味があるのだろうか?在特会のやってることがノミのぴょんぴょん程度にちっちゃく見えてきはしないか?

 

武士であるかないか。

 

ただそれだけが日本人としての基準として考えれば、それ以上あまり難しく考える事は不要だと思う。

 

目先の話に戻れば、在特会が在日問題でどーのこーの言うなら、まず二世議員が相続税払わないことに文句言え。天下りとか渡りとかに文句言え。お前らほんとに先進国の理論的な人間か?もしかして染色体が少し不足してねーか?たりねーんだったらさ、その辺の服屋に行って生地買って繊維抜き出して継ぎ足してみたほうがいいんでねーか?

 

言っておくが、ぼくはこのような差別問題については一歩も妥協する事はない。これだけは絶対にあり得ない。なのでこのあたりの議論をしたいのであればいつでもどうぞ、けどやるなら僕を殺すつもりで来て欲しい、何故なら僕は絶対に引かないからだ。

 

すべての人々に機会は平等であるべきだ。機会を使って成功した人を妬むような人々が出てくれば、それは腐ったりんごが他のりんごを腐らせるように社会を壊す。ぼくはそのような社会に住みたくはない。

 

 



tom_eastwind at 18:10│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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