2013年12月14日

2014日本

 

週末に日本に入る。香港経由だが乗り継ぎが1時間ちょっとで真夜中だった為、ひたすら寝ながら移動だ。朝6時に空港に着くと外国人の列に並び英語で話しかけられるが、この部門の人、折角なら英語が出来て人当たりのよい担当者を置けばそれだけで日本の印象ずいぶん良くなるのになーって思う。

 

日本に来る人も空港で働いているのは平均的な日本人ではないと分かっているのかどこの国でも役人は屑だと諦めているのか、あまり気にしている様子もない。

 

それにしても空港で働いているってだけで、何をこんなに偉そうになるのかなー?余程脳味噌に想像力がないのか、何も考えずに動物的に行動しているのか?

 

多分日頃は日本社会で上司に頭を下げまくり日本人客の横暴に辟易しており、外国人、それもアジア人だけは唯一自分の方が偉いしあいつらは日本語も出来ずに文句も言わないと思っているのだろう、社会の底辺に住む者が更に弱いものを叩く、単なるいじめだ。寂しいばかりだ。

 

まあいいや、どうせこういう連中もいずれ人生の分岐点に立ったら実は自分がとんでもない場所に立っていたって気づくのだろう。

 

権力に寄り添い自分で努力せず人は本質的に平等だと理解も出来ず最後になって土壇場に追い込まれて、残った道はブルーシートか山手線ダイビングって状態になって後悔して泣き叫んでも、そんなもん自己責任だぞって感じ。

 

とりあえず理性の範囲内で相手に英語で怒鳴りつけてまだ眠気の残った脳味噌を抱えつつホテルに向かう。朝早いので当然だが部屋の準備も出来てないので「この辺にサウナでもありませんか?」と聞くとホテルのスタッフが気を利かせてくれてホテル内のスパを案内してくれた。

 

やっぱり日本人、お風呂に入ると一気に疲れが抜けて少し頭がすっきりした。池井戸潤の「最終退行」を全部読み終わったのが昼前、すると時間を計ったように家族がホテルに到着した。

 

そう、今日から日本出張と正月休みの掛け合わせで長期日本滞在の開始である。先に日本に来ていた家族と合流しつつ離れつつ、更に仕事もしつつそのうち家族は日本を離れぼくは残って仕事という変則的な移動。

 

日本に来ると色んな問題があるなー。猪瀬都知事の資金問題とか北朝鮮のクーデター騒ぎとか中韓の猛烈な日本たたきとかそれに対して安部首相が一挙手一投足で切った張ったをやってて、これに比べればやっぱりニュージーランドって平和だなーって思わせる。

 

日本のようなでかい国家であり経済も発達してておまけに人口もぎっしりって国だと、良い悪いは別にして忙しくなる。

 

日本は地理的にも中韓ロシアに挟まれており太平洋を渡った反対側に米国もあり、米国からすれば日本は北東アジアを押さえる「不沈空母」であり中ロからすれば日本を抑えれば米国からの直接攻撃の第一波は防ぐことが出来る「太平洋の盾」である。

 

だから日本は自分がどのように考えようが関係なく北半球の地政学に巻き込まれている。北朝鮮が今回ナンバー2を銃殺したがその為に世界中に散らばっていた北朝鮮の当局者が次々に潜伏をしている。ここで金正恩が狙われて中国に守られていいる金正男が解放軍と共に北朝鮮に乗り込めば?

 

中国は軍部の台頭が強力であり習近平からすれば彼らに擦り寄るしかなく尖閣諸島でいつ偶発的戦争が起こるか分からない。火種ばかりな北東アジアである。

 

おまけに僕が到着したその日も地震があり、それに台風もやって来て、まさに「地震雷火事親父」であるが、親父だけは社会的地位が低下しているのでこの際関係ないか。

 

ニュージーランドは南太平洋の小島であり周囲2,000kmは海ばかりで日本並みの海洋領土を持つ。一番近い国家がオーストラリアであり姉妹国である。石油が取れるわけでないし特定の思想を持っているわけでもない、英国連邦の一員としてちっちゃな国家であるが政治的に防御されている。

 

勿論自前の軍隊も1万人くらい戦闘要員がいるがいわゆるジェット戦闘機は持ってない。必要であれば豪州軍からジェット戦闘機が飛んでくる。

 

第一ニュージーランドを攻めたって手に入るのはせいぜい羊の丸焼きである。羊の丸焼きの為に戦争仕掛ける国もない。

 

領土問題も抱えていない。周囲の島はすべてニュージーランドの所有権がありどこの国家も所有権を主張していない。むしろ所有権を主張してくれてクックアイランドとか持ってってもらい、ついでにニュージーランドに寄生しているアイランダーも一所に持ってってくれって感じだろう。

 

経済的には毎年3〜5%の賃上げがあり住宅価格は毎年上昇しており、オークランドは昭和40年代の東京のような景気になっている。ただしまだバブルってわけではなく毎年5万人程度の人口が増えてその為に実需としての不動産景気が上昇している。

 

12月の前半は実に頭を使った。移民局の突然のルール変更、IRD(税務署)対応、年末の予定調整、けど実際にこうやって日本に来てみると、やっぱり日本の方が「ただ生きるだけで」十分に忙しいなって実感した。

 

ニュージーランドだと普通に生活をしていてストレスの溜まることがない。普通に給料稼いで時間になれば自宅に帰り土日は友達とバーベキューを楽しみ悩むことがない。だから人々の顔がとても明るい。

 

日本だと普通に生きるだけで苦労するが、苦労しても失敗すればそのままブルーシート行きである。空港から駅に向かう途中で雑誌を売ってるおじさんを見た。路上生活になったけど、何とかもう一度アパートに住めるように、冬空の中頑張って雑誌を売っている。

 

きっついなー、こんな場面を観るのは・・・。けど行き過ぎる人は誰も彼を振り返ろうともしない。自分がそうならないように、または自分がそうなるわけはないと思い込んでいる人々・・・。

 

まもなく2014年の税制大綱が発表される。来年はますますきつくなる。すでに去年作ったスキームは今年は使えない。今年作ったスキームが来年使えるか?正直まだ分からない。たぶん出方を見れば対応は出来ると思う、今までの経験で言えば。

 

2014日本。さてどうなることか、である。



tom_eastwind at 02:52│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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