2013年12月30日

ニュージーランドのリタイアメントビザに関して

これもまた年末のNHKのニュースで見つけたのがリタイアメントビザに関して。4100万円で2年間滞在出来て、65歳以上ならOKという簡単な内容だった。

 

オーストラリアとか他の国との比較の中で出てきたが、実際に必要な投資額は75万ドルであり現在の為替レートだと約6500万円になる。為替レートを古いデータで検索したのだろう。

 

1ドル55円の頃の相場で計算しているのだろうが、分かりやすいようにって日本円で表示をしたのだろうが逆に誤解を招く。これで当社に問い合わせが来て「4100万円でいいんですよね?NHKで言ってたんですから」なんて言われても投資額はNZドルで75万ドルであるのは変わり様がない。

 

実際他にも健康診断や資金の投資先など様々な条件はあるのだが、NHKからすればそこまで書いてたらきりがないってのもあると思う。それでも天下のNHKが放映してくれただけでいくらか興味を持つ人が出てくればニュージーランドにとっては有難い話である。

 

ただこのビザ、実際に申し込みをしているのはいまだ3組という状態である。ちなみにそのうちの2組は当社からの申し込みだ。このビザって実際には適応する対象者が意外と少なく申込者が実際にビザを検討していくうちに様々な選択肢があるのが分かり、だったらこっちでいいやとビザの方向性を変える人が多いからだ。

 

もちろんうちのように日本人を顧客とする者からすればこの枠は使い勝手がありそれなりに有難いのでこのまま維持しておいてもらいたいビザだが世界的にはあまり人気がないのがよく分かる。

 

そうそう、話は逸れるが沖縄の思いやり予算の数字を書いたら「あのね、いつも誤解が多いようだが、思いやり予算は貴方が考えているほど小さなものではなく、地主への基地賃貸料や沖縄住民の雇い入れ費用をあわせると膨大なものになる。」という書き込みが来た。

 

「あのね、いつも」なんて、そんなこと言われなくても知ってるっちゅうに。沖縄に関して日本政府が払っているお金は多岐にわたっている。僕自身多少ながら1980年代から沖縄の米軍に関して関わりを持っており実態は理解している。だから予算は実際はもっと多い。

 

最初は5千億円と実態に近い数字を書こうかとも思った。しかし5千億円と書くと「いや、それは多すぎる、クソ左翼め!」と言われるし、かと言って「国防費ですから少ないくらいです」と書くと「クソ右翼め!」と言われる。ぼくは右翼でも左翼でもなく中道。だから分かりやすくウィキに書かれている「一応公式数字」を使ったに過ぎない。

 

他にも農業関連の数字を持ってきても良かったのだが、あの文脈はそこがポイントではない。文脈のポイントは「首都高修理の予算が高いか安いか」であり、その脈絡の一つとして思いやり予算や医療費を比較対象として計上した。

 

思いやり予算をどこまで組み入れるか計上するかについてはそこが議論のポイントではないので誰もが分かりやすいウィキから引っ張ってきた。だから数字が1881億円なのか5千億円なのかはこの際ポイントではないのだ。

 

しかしこういう文章の脈絡って分からないんだろうな、実名も書けず匿名で赤の他人に命令口調で文章を書くって程度の脳味噌にはなー。自分で文章書く訓練すればすぐ分かる事なんだけどなー。他人の話に匿名で書き込み生産性ゼロの無意味な書き込みをするより「もうちょっと」自分でブログ書いて生産的な仕事して頑張れって言いたい。

 

話を戻すとリタイアメントビザだが、このビザは2年間滞在出来てそれ以降も投資を継続すれば延長出来る。とここまで書いたが、これ書くと「嘘!」って思うかもしれないが、このビザ、まだ運用方針が明確ではない。

 

というのもこの国の基本方針として「まずやってみよう、ダメだったら訂正すれば良い」って発想で動いてるから、様々なケースを想定せずにいきなり開始したのがこのビザだ。もちろん取得する方からすれば有難い話だ。カネさえ払えば住めるのならそれに越したことはない。

 

このビザ枠について延長を問い合わせを入れたら移民局「はあー?延長?」みたいな感じで、要するに延長を想定してない事が分かった。だもんで「延長、出来るよね?」って確認すると「う、うん、できるよね、規定には延長出来ないなんて書いてないから・・」って役人言葉で返事が来た。

 

ニュージーランドはのんびりした国であり良い点なのだが日本のような「きっちりさ」とか「想定の範囲を広げる能力」には乏しい部分があるのも事実だ。

 

今年は起業家ビザが大幅に締め付けが広がり年末オークランドに残ってた移住チームは大騒ぎだったようだ。ほんとに3ヶ月単位でビザルールが変更されるのは大変だ、日本では理解出来ない話だろうが。

 

ぼくは1214日にオークランドを出たのでそのドタバタ現場を見ることはなかったが、ほんとにビザってのはややこしい。紙に書いてる部分と実態の乖離、キーウィらしいおおまかさ、やってみて考えようって気楽さ、どれを取っても日本と根本的に正反対の場所からモノを見てる。

 

来年は投資家ビザまたは労働ビザから入るのがいいかなー、この仕事、ほんとに生き馬の目を射抜く瞬発力が必要だなー、そんな事を考えつつ今年も残るとこあと一日となった。

 

東京は今日も快晴。

 

来る2014年を考えるとぼくの仕事は「天気晴朗なれど波高し」である。波の高さは相手次第なのでまだ分からないが、乗り越える自信はある。相手よりも機動的で瞬発力があるからだ。どんな高い波もリップカールの手前で乗り切れば飛び越せる。

さあ、戦うぞ(にこ)



tom_eastwind at 12:46│Comments(0)TrackBack(0)諸行無常のビジネス日誌 

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