2014年01月10日

2014・業務再開(個人的に:会社再開は1月13日からです)

昨晩は日本から来られてたお客様と「高級居酒屋・富士の金太郎」で会食。てか、元山水(笑)なので今年初日の出勤(笑)。やっぱりここ、飯旨―、である。この価格でこんな料理、嬉しくなる(にこ)し、お客様をご招待出来る(にこにこ)。

 

さあ、仕事の始まりだ。米国で長く働き現在は日本でバリバリ働く現役経営者のお客様と今後の東南アジアの経済・政治情勢について意見交換したりお互いの業界の情報交換で楽しい一晩を過ごした。

 

やっぱり現場で働いている人に聴かないと分からない事がたくさんある。机上の空論とまでは言わないが机上の数字だけでは見えないものがある。現場の第一線で仕事をしている人がどう感じるか、そしてそれを数字に置き換えるとどうなるか、こういうことはやはりある程度の訓練が必要だ。

 

しかし殆どの人間は生まれた街で学校に通いそのまま社会に出るか、または大都市に行くけど今度は大都市の中だけの情報で生活をするからいつまで経っても地球全体のイメージが出来ない。

 

地球をどう捉えるか?それは簡単ではないし多くの人はあくまでも自分の住んでいる街の空気だけがすべてでありそこが日本とか世界の中心でありすべての価値判断はそこから発すると思っている、世界中の多くの人のように。

 

しかし現実は違う。地球に住む人々は皆自分からベクトルを発信するから地球全体がエゴの固まりになる。そんなことやったら動物社会であり何の成長もなく殺し合いになるだけだ。

 

世の中には普遍的な真実と地域問題と時系列という三つの秤がある。これをどこまで客観的に見られるか?実はここが理解出来てなければ、なぜ法治主義の女神が片手に剣片手に天秤、そして目隠しをしているかが理解出来ない。

 

じぶんちだけを贔屓目にしないように目隠しがあるのに、何かあるとすぐ日本基準で「それ」を良いとか悪いとか「日本じゃさー」って言い方になってしまい現実から目をそらすことになる。

 

法と秩序、これが両立できない場合にどっちを優先するか?そういう現実にぶち当たった経験がなければ結局靖国への思い入れとか故郷への懐旧とかに陥るか机上の空論で大東亜戦争に負けた秀才連中が「おれは間違ってなかった、時代が間違っていたんだ」と言うだけで終わりだ。

 

安倍首相が靖国に行った、それに対して様々な意見が出るがその政治的背景をどこまで理解して発言しているのか?

 

靖国は辺野古に繋がってるし中国や尖閣諸島にも繋がり米国の中でも軍産複合体の意見と世界の警察から降りようとする3極主義者の意見は全く異なり、米国内でさえ一枚岩ではない現実をどう理解して発言しているのだろうか?

 

大事なのはやはり政府発表や民間シンクタンクの数字を見つつ自分の足で外国を回り定点観測をして何がどう変化しているのか、時代の変化を読み取ることだ。その中で自分と家族をどう守っていくか、それを読み取ることだ。

 

それにしても日本社会は変化しないなー、ほんっとに変化しない。ぼくは革命家ではないし人殺しでもない。だから日本が今のまま良くなってくれればと思うが、現実はそう甘くない。伝統を守るために変化しなければいけないのだが、多くの人は僕の発言を聞いて「こいつは気違いか人殺しかアジテーターの革命家気取りか?」なんて言われる。

 

そうじゃないんだけどなー、ただたまたま旅行屋という仕事を偶然することになりそれからいろんな街や国を訪れてみたりいろんな政治団体や宗教団体の仕事をしてみたりする中で自然と覚えてきた「経験」による判断をしているだけだ。

 

それも別に誰かに喧嘩を売ろうとする判断ではなく、あくまでもうちの家族を守る、それだけである。ぼくは日露戦争で勝利した時に多くの日本人が旗を振ってニッポンバンザイとやった影で自分の子供を失った地方の農家のお母さんの事を考えたい。

 

安倍首相は強い。頑張って欲しい。世の中の95%の人は安倍首相についていけば間違いなく幸せな気持ちになれる。

 

ただぼくはどうしても残りの5%、これから苦労する人々、日露戦争で子供を失った母親、そして第二次世界大戦、大東亜戦争とも言うが、300万人の日本人が死んだその事実だけは頭においておきたい。その引き金を誰が引いたか、それは政治的決断であるから何も言わない。選んだのは95%の国民なのだから。

 

しかしその後の戦略のまずさ、能力のなさだけは本当に批判したい。君らは一度でも兵隊が砲弾に吹っ飛ばされて身体がバラバラになった状態を見たことがあるのか?と問いたい。

 

安倍首相、政治的判断は良し、ただそこに国民のためという意志があるのかと聞きたいだけだ。

 

今日は散文的になったが、一個一個の事象の詳細を出してたらあまりに長くなるのでこのあたりで終わりにしておきます。2014年、今年もよろしくお願いします。



tom_eastwind at 11:35│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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