2014年02月15日
浜岡
静岡・浜岡原発:4号機の再稼働申請 毎日新聞 2014年02月14日 東京夕刊
中部電力は14日、政府要請で運転を停止した浜岡原発(静岡県御前崎市)4号機の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。浜岡停止で経営が悪化する中、安全対策が完了する2015年9月以降の早期再稼働を目指す。
浜岡原発は11年5月、当時の菅直人首相の要請で3〜5号機が停止した。規制委は近く審査に入るが、東海地震の想定震源域に立地しているため、審査は厳格を期すとみられる。また、再稼働には地元自治体の同意が必要だが、反対の声が根強く、再稼働が実現するかは見通せない。
東京電力福島第1原発事故を踏まえた原発の新規制基準が昨年7月に施行された後、これで電力8社が10原発17基の安全審査を申請した。福島第1原発と同じ「沸騰水型(BWR)」では5基目となる。
新規制基準に対応するため、想定する地震の揺れや津波の高さを引き上げ、安全対策を強化。安全対策の前提となる「基準地震動」は、旧基準で07年に策定した最大800ガル(ガルは加速度の単位)から、敷地内の大半で最大1200ガルに引き上げた。取水槽付近など一部区域では、09年の駿河湾地震で局所的に揺れが増幅したことを考慮し、最大2000ガルとした。
また、敷地付近に到達する津波の高さの想定は07年時点の8・3メートルから21・1メートルに見直した。
こうした想定に基づき、海抜22メートルの防波壁の建設や、新基準が義務付けているフィルター付きベント(排気)装置の設置など総額3000億円規模の安全対策工事の計画(着工済みも含む)を盛り込んだ。
中部電は3号機の安全審査も14年度中に申請する方針。3号機は、安全対策が完了する16年9月以降の再稼働を目指す。運転停止作業中に海水流入トラブルが発生した5号機の申請時期は未定。
申請を受け、菅義偉官房長官は記者会見で、再稼働について「規制委員会の厳正な審査に委ねるべきだ」と話し、政治的な判断はすべきでないとした。【和田憲二、岡田英】
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そっかー、浜岡やるのかー・・・。首都の喉首にナイフ突き付けるようなもんだけど、そこまでも凄まじい気力でやる経産省ってのもある意味官僚の無謬神話を信じてるテロリストだな。自分たちにも子供がいるだろうに、そりゃ他の原発だって危ないと言えば危ないけど、東京は日本の真ん中でっせ。
そんな無責任な事すれば外国企業の日本離れが益々進むよ、それで良いのか?と思う。問題はすでに科学の範囲を越えて恐怖心に移っているのだ、安全安全と言われてもどれだけの外人がそれを信じるだろうか?日本に義理を持たない人々は日本政府の言い分を真に受けて無理して東京で働くよりもシンガポールで仕事をするだろう。
このあたり日本国民から科学を忘れさせ精神論にすり替えて竹槍でB29を落とそうとする発想を持たせようとする役人だから外人の思考回路はわからないかもしれないけど、世界に生きる普通のビジネスマンは自分や家族の命が第一でありいつ原発が吹っ飛ぶかもしれない街に子どもと一緒に住むなんて考えない。
実際に福島原発ではどれだけたくさんの外人さんが香港やシンガポールに脱出してあちらでビザを取得して働くようになったか。言いたいことは山ほどあるが、まずこの面から浜岡のマイナス点を指摘しておきたい。
浜岡原発はぼくは3・11以前からずっと反対して来た。理由を書くと長くなり過ぎるし原発に詳しい方であればあの形式の原発の危険性は理解しているだろう、おまけに立地が最悪である。
ところがさすがに官僚のやることは違う、津波の危険性があるからと馬鹿高い堤防を作り安全策と言って何千億円も税金をつぎ込んで特定企業に利益提供をしてその代わり天下りを押しこむ事になる、まさに焼け太りである。
原発に関しては日本で生活をする日本人が決定すべきものであり外国に住む元日本人が口を出すものではないだろう。地震や津波など災害王国のような日本であるが、わざわざそれに追加するように官僚無謬神話である原発にしがみついていくことはどうなのか。