2014年03月08日

WAKANUI BEEF

土曜日だからというわけでもなく普段であれば日の出とともに目を覚ますのだが今日は太陽と蝉の鳴き声に目が覚めたのは日の出の30分後。

 

金曜の夜を楽しんだせいだろうなとか思いつつ軽く朝のストレッチングをやってから汗を流すためにお風呂に入り(これだけは日本人の習性だなーって思う、シャワーじゃ満足出来ない)iPhoneで音楽を聴きつつ読書。

 

半身浴なんて言葉が存在しない時代から風呂に入って本を読むのが趣味だったぼくとしてはどのような住居を選ぶにしても風呂(バスタブ)がなければ家ではない。だって、何のための人生だ?

 

ゆっくりとお風呂につかり今日はトム・クランシーの荒唐無稽なけど結構ありそうな小説「米中開戦」を広げて楽しむ。彼は最近共著が多く初期の頃のような重厚な筋書きはなくなったがそれでも疲れた頭をマッサージしてくれる。

 

本を楽しんでいるとiPhoneから流れてきた歌がシャルル・アズナブールの”Yesterday When I was Young”

 

聴いてると、やっぱり好きな人に好きと言えるって、それが蛮勇なのか情熱なのか分からないけど、生きている間、限られた時間を人間らしく生きるのに、好きって言える気持ちが欲しいなー、なんて思う。

 

風呂から上がって窓から流れる清々しい風とセミの鳴き声が聞こえる中、音楽はビートルズの”Yesterday”に変わってて、それにしてもiPhoneなんてソニーが作れたのに一体ソニーの「あの時代」はどこにいったのかって思う。

 

ぼくが直接ソニーを知ったのは1990年代の香港でソニー香港の旅行の仕事を引き受けてた時だ。あの人、和田さんだったかな、とにかく明るくて前向きで楽しい人だった印象がある。これがソニーなんだな、そう思って「いいよなーこの社風」って記憶している。

 

音楽は”Too Far Away” に変わる。キャロル・キングの名曲だ。まさに「あの頃」を思い出させてくれる。20代の人には申し訳ないが、長く生きて苦労した分だけ「あの頃」の思い出を楽しむことが出来るのが50代の特権だと納得してほしい。

 

頑張れ20代!思い出作りに頑張れ!人生は一度しかない、後悔しないようにやれること全部やれ!若い時に突拍子もないような事をやって年を取ればそういう思い出に生きていくことが出来る、思い出のない人生なんて楽しくないぞ、そう言いたい。

 

“Time After time” が流れてくると少し悲しくなる。思い出の中にも苦いものがある。思わず電話を取って誰かに電話したくなるけど、そうすると音楽を切らなくちゃいけない。あー矛盾だ。

 

うちの居間に置いてるスピーカーはiPhone対応のオレンジと薄緑の円形のやつで音はよく拾ってくれる。ぼくはこの方面のセンスは全くなくて、娘と奥さんが選んだものだが、こんなちっちゃな電話機からよくここまだ低音から高音まで拾えるなってびっくりものである。

 

音楽はニーナ・シモンに変わる。この人の歌の上手さは、なんてか天才が正しい教育を受けて洗練された音にして人々の心を揺さぶるって感じだ。白人で生まれた生まれつきの良さとか聖子ちゃん的な明るさで勝負とかじゃなくて、黒人として類まれな能力を生かしてしっかり学びそれを音楽として表現して、その奥深さには感銘しかない。

 

ゲイリーUSボンズは素晴らしい歌い手なのに生まれた時代が悪かったのか、「米国債を買え」」なんて変な芸名を付けられた運の悪い歌手だろう。歌はオーティス・レディングより上だ。ドック・オブ・ザ・ベイを歌わせたら確実にゲイリーが勝つ。ちなみにオーティス・クレイもレディングより上である。このあたり、音楽業界は実力だけじゃないんだなーってほんとに思う。

 

なんて事を思いつつ今日のお昼はWAKANUI BEEFを塩と胡椒だけでステーキにして喰う。これがほんとに簡単だけど旨い。次回東京に行くときは「ワカヌイ」に行ってみようかと思ってぐるなびを見ると、写真に出てくる牛肉が違う?

 

これ、スコッチフィレットじゃないかな?書き込んだ人はオーシャンビーフリブアイと書いてるけど違うな。肉の断面がぱさついてるのは僕から見れば「こりゃスコッチでしょ」と思うがウェルダンで焼けばこういうこともあるかもしれない。けど確実なのは肉の枝分かれした部分に本来ステーキを焼くために使うような脂肪が多すぎる。

 

ニュージーランドの牛肉を売り込むならニューワールドで売ってるWAKANUI BEEFをそのまま持っていけばいいのにな、直球勝負で真っ赤で脂のないリブアイを日本人に食べさせてそろそろ霜降り信仰から解放してあげれば良いのにな、なんて思う。

 

何だかいろんな事を思ったり考えたりする土曜日。ステーキ喰って昼から軽くワイン飲んで夕方にはベッドに入る。あ、結局今日は日本語も英語も一言も話してないなー、なんて思いつつこういう一日って頭が休まって助かります、そんなのんびりした週末の土曜日でした。



tom_eastwind at 14:16│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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