2014年04月19日

説明会終了

東京のホテルでNHKニュースを観ている。一時期のひどかったNHKと違い現在はかなり番組の質が良くなっている。「ガイジンが受信料も払わずに観るな!」と言われそうだが(苦笑)ホテルの宿泊費用にはNHKの受信料も含まれているので問題ないと思う。ちなみにオークランドで日本のテレビとは契約しておらず全く観ていない。

 

NHKニュースに限らずNHKスペシャル、特別報道などで面白いテーマに取り組んでおり、報道ではネタによって賛成反対好き嫌いがあるだろうが真面目にやってる感じを受ける。あくまで政府の主導の下で、が前提ではあるが(苦笑)。

 

政府主導の下ではもちろん偏向した編集もあるけど、それはネタ選びとその引っ張りの方向をきちんと見ていれば隠れた政府の意向を読み取る時間が節約出来てよい。

 

ただNHKも時々子供向け番組とか昨日の番組の繰り返しがあるのでその時にちょっと朝の民放番組に切り替えると、ここはもう笑ってよいのか、おまけに今朝6時のニュースでは女性アナウンサーが尖閣問題で「よ、よにゃぐに。。」愛嬌があるのでこれで良いのか(笑)。

 

それにしても朝のテレビの視聴者層がよく分かる番組構成だ。食い物と健康と昨日起こった事件をみのもんたみたいなのが正義の味方ぶって断罪して視聴者はまるで大岡越前を見てるようで気持ちよく一日をスカー!っとして過ごせる。何よりみのもんたに賛成賛同することで自分も正義の側に付けるのだから。

 

こんなことを何十年も繰り返してたらそりゃ誰でも自分が正義の味方と思うわな。人殺しの家族に対して「おまえら恥をしれー!」とか無責任な言動を投げつけるわな。

 

そしてそれがあまりに単純化された思考であるとも気づかず周囲にも自分が正義の味方だと言い続け自分の一方的な考えを他人に押し付け自分もそうやって信じて「悪いことをする奴」の家族まで悪人に仕立てて自分の欲望を充足させる、次の餌が出て来るまで。

 

しかし次の餌がまさか自分の家族であること、つまり自分の家族や親戚が犯罪を起こすことなど想像もしていない、事件が起こるその日まで。

 

政府の方針はNHKを知識層向けにして洗脳し民放の立ち位置を社会の多くを占める政治的無知層の中でも特に票田である老齢世代をお笑いバカ番組を通じて無知にさせて懐柔にかかるのだろう。

 

世の中に初めてテレビが出てきた時に「バカ製造機」という名前を付けた人はいなかったか?昔テレビ、今ツイッターってところだろうか。まさに国民自身のリテラシーが要求されるのはいつの時代でも同様である。

 

メディア戦略は引退して新聞とテレビのみを情報源としている人々をゆっくり政治から切り離し食い物や健康の話ばかりやって何となく生活が安定しているからやっぱり自民党に入れてもらおうってことだろう。

 

「若年世代が老齢世代を支える不公平」をネタにして番組を作っても、じゃあ今の年金を削ってどう生活をしろと言うのだという引っ張りになれば老人票稼ぎと分かるが老齢世代は不公平による利益を得る側であるから「それで、いいのーだー!」である。だからそういう番組が増えれば政治的にますます老人票を優遇する自民党に一票という事になる。

 

けどそういう番組を作る、とくに現場で朝から真夜中まで働く若い人々の気持ちってどんなだろう?やはり映像に携わる喜びのほうが政治的に利用されている気持ちよりも強いのかもしれない。

 

もしかして彼ら若者は政治利用されていることにさえ気づいてないのかもしれない。しかし政治的無知は自己責任である。自分の立場を食い物にする側に立った仕事をすることが結果的に自分たち若者を更に厳しい、最終的には税金を払えば可処分所得ゼロになる政治的奴隷状態に追い込む事になるのは

 

今日は移住説明会。説明会後には僕の担当である個人面談。明日も個人面談を予定している。そして今回の説明会で確実に人が動き始めたのが理解出来た。

 

今までは漠然と「俺達の未来ってどうなんだろうなー」と感じてたけど具体的なイメージが湧かなかった。けれど実際に税制が変わり税理士に聞くと「これこれと増税になります」と言われて初めて自分が具体的にいくら払うのか、納税額が増加するのか、相続が発生するとどれだけ税金が取られるのか明確になった。

 

こうなるともう人事ではない、まさに自分の財布の中に手を突っ込まれるのだ。金額の多い少ないではなく自分の財産の話なのだ。

 

政府は個人が持つ1300兆円の金融資産の多くを保有する退職者世代に安心安全を提供してバカ番組を見せて政治から敬して遠ざける「敬遠作戦」を取り、尖閣問題や時事ネタである韓国の船が沈んだ事件などを一面に出してくる。

 

ニュージーランドに英国人がやってきた時の有名な話がある。

 

先住民族であるマオリは英国人宣教師が神の話をすると、そのキリストネタが面白いのでずっと天を向いて話を聞いていた。その隙に英国人商人がマオリの足元にある土地をすべてさらっていった、とさ。



tom_eastwind at 09:41│Comments(0)TrackBack(0) 諸行無常のビジネス日誌 

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